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子ども若者育成・子育て支援功労者表彰 内閣府特命担当大臣表彰 [子ども・若者育成支援部門]

横尾歌舞伎保存会

[浜松市推薦]

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代表者名:高井 勇  団体構成人数:158名

■活動内容等

昭和50年に同保存会が設立、昭和51年から少年団活動が開始され、地域に伝わる農村歌舞伎(地芝居)を、子ども若者含めた住民を挙げて手作りで支えています。役者から裏方まで、歌舞伎に携わる人材の育成に力を注ぎ、文化遺産の継承を通して世代間交流を図り、子ども若者の健全育成に取り組むなど、地域活性化に貢献しています。

農村部において都市化の波が押し寄せてくる時期にもかかわらず、地域の文化を継承していこうとする姿勢が強く見られます。当時、少年団を指導していた世代が祖父母になり、少年団で活躍していた世代が親となり、現在では親・祖父母は保存会で、子は少年団で活躍しています。3世代にわたり歌舞伎に取り組んでいる世帯もあり、活動の独創性を感じるとともに、文化遺産を活用した子ども若者の健全育成事業として先駆性があります。

小学校低学年から参加した子どもたちは、ほぼ小学校卒業または中学校卒業時まで活動を継続しています。地域の中で異世代と交流しながら伝統文化を体得することに喜びを感じ、参加者自らが進んで取り組んでいます。また、定期公演に訪れた観客からも、大人顔負けの演技をする子どもたちに惜しみない拍手と声援が送られています。このような努力(稽古)の成果が正当に報われることも、参加者が継続して活動に取り組む要因のひとつです。

活動の先駆性、継続性のほか、伝統文化を堅苦しいものと考えず、身近なものとして受け止め、子ども若者への伝承活動を、歌舞伎を支える組織作りにいかしています。

マスコミでも活動状況が取り上げられ、公演には大勢の観客が会場に詰めかけるなど、子どもたちの活動は市民から高い評価を得ています。

稽古風景
稽古風景
定期公演風景「鬼一法眼三略巻 大蔵館奥殿の場」(役者全員が子ども)
定期公演風景「鬼一法眼三略巻 大蔵館奥殿の場」(役者全員が子ども)

■受賞者からの一言

地域の伝統文化を伝承してきたことが、子ども若者育成の観点から評価され大変うれしく思います。自分たちの身近にある農村歌舞伎(地芝居)という文化に親しんでもらおうと始めた少年団活動を35年間続けることができたのも、指導にあたる保存会役員だけでなく、保護者の皆様の協力があったからです。

近年、子どもたちもクラブ活動や習い事などで多忙になってきていますが、日常のなかにある身近な文化を次の世代に伝えていくため、横尾歌舞伎の魅力を高められるよう、世代を越え、地域をあげて伝承活動に励みたいと思います。

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