[三重県推薦]
代表者名:中山 紀子 団体構成人数:23名
平成2年に四日市市がおもちゃ図書館を設置するに当たってボランティア募集を行い、有志によって結成された団体で、おもちゃ図書館の運営ボランティアとして活動をスタートしました。
21年という長期にわたる活動を通じて、障害のある子もない子もおもちゃを通して仲よく遊ぶ「ふれあいコーナー」の同図書館を不動のものとし、さらに来館する親から子育てに関する悩みや相談を受けるなど、頼れるボランティアとして地域や他団体からの期待も大きく、活動も大きな広がりをみせています。
多くの会員は60代の女性であり、同図書館を利用する親たちにとって、気軽に話せる、話を聴いてもらえる祖母のような存在で、おもちゃ図書館に来館すればおもちゃの楽しい遊び方を教えてもらえる、子育てに関する悩みや相談にも応えてもらえるなど、利用者によりそった、利用者視点での対応は多くの利用者から厚い信頼が寄せられています。
同図書館に来館できない方や地域の子育て支援事業を対象に移動おもちゃ図書館を開催し、地域の民生委員、児童委員や主任児童委員と情報交換を行いつつ、地域との関わりも深めています。また広く市民におもちゃ図書館を周知するために、おもちゃ図書館まつり(手づくりおもちゃなどでの遊び、ボランティアによる人形劇など)も開催しています。
これらの活動は、各関係機関をはじめ、広く市民に支持され、先駆的な活動として期待されています。
この度の表彰、誠に光栄に存じます。これからの私たちの活動において、大きな励みとなりました。
日々の活動については、「和気あいあい」をモットーに、23名のボランティアが協力しながら活動を展開しています。活動の実施においては、月に一度、5名の世話人で世話人会を開いて行事や作業の立案を行い、活動がスムーズに進むように努めています。またボランティア全員による定例会を月に一度開き、日頃の活動の中で気づいた点や悩みなどを話し合ったり、各種情報を共有しながら、ボランティアの資質の向上や団体としてのまとまりを図っております。