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子ども若者育成・子育て支援功労者表彰 内閣府特命担当大臣表彰 [子育て・家族支援部門]

石橋 孝子(60歳)

[島根県推薦]

■活動内容等

同氏は共働き家庭の子どもが、保護者が帰宅するまでの時間に、ひとりぼっちでいることを知り、平成12年より自宅の離れで、毎月1回お楽しみ会を開催し、子どもたちの放課後の生活を支援してきました。それが発展し、保護者が帰宅するまでの間、子どもたちが過ごすことのできる居場所作り(集いの家)となり、現在では、毎日、地元の小学生が18〜20名程度学校帰りに寄り、保護者が迎えに来るまで勉強をしたり、遊んだりしています。月1回のお楽しみ会も継続して開催しており、料理やお菓子作り、陶芸、老人ホームの訪問等を実施しています。お楽しみ会には、地域住民や保護者も参加しています。

小学生が、折り紙で手作りした防犯マスコット「鍵かけピエロ」200個を地域安全推進員会に寄贈したり、折り紙で作成した箱にチョコを入れ、万引き防止と書いた折り鶴と一緒にバレンタインデーに配る広報啓発活動等を行っています。

子どもたちは、「自分たちが手作りした物が、出品されたり、いろいろな所で活用されて嬉しい。」「いろいろな行事にも参加できるし、老人ホームの訪問などもお年寄りが喜んでくれるので嬉しい。」などの感想を述べています。また、保護者も「安心して、子どもたちを参加させることができる。」と話しています。ボランティアとして参加している地域住民は、勉強をみたり習字を教えたりするなど自然と子どもとの関係作りができており、「子どもたちばかりではなく、自分たちもここに来るのが楽しい。自分たちの憩いの場所にもなっている。」と語っています。

新聞等にも活動が取り上げられ、市内や他の市町村の放課後子ども教室の指導員、子育て支援センター員が居場所作りの参考にしたいと訪れるなど、集いの家の活動が広がりつつあります。

老人福祉施設の慰問活動の様子
老人福祉施設の慰問活動の様子
「集いの家」の卒業生(中学生)も一緒に行ったケーキ作り
「集いの家」の卒業生(中学生)も一緒に行ったケーキ作り

■受賞者からの一言

今回の受賞は、私一人がもらったものではなく、一緒に活動している人みんなでもらったものだと思います。今、私と同じような活動をしている人に、「地道に活動を続けていれば、認めてもらえる」ということを知ってもらい、活動の励みにしてもらえば嬉しく思います。

今一番苦労している点は、預かっている小学生の保護者の中にも、自分の子育てについての心配等を一人抱え込んでおられ、その関わり方が難しいように思える方が少なくありません。こうした保護者の方に、学校と連携して、寄り添う活動を今後も続けていきたいと思います。

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