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社会貢献青少年表彰

南アルプス市立芦安中学校 努力会

[山梨県推薦]

代表者名:中丸 えりか  団体構成人数:13名

■活動内容等

昭和30年頃、急傾斜の山間地である芦安地区では、新聞配達をする人がなかなか見つからず困っていたようです。また、当時経済的に苦しく、修学旅行の費用の捻出に困る家もあったようです。そこで、昭和31年頃から、中学1・2年生が新聞配達を引き受け、交代で新聞配達を行うようになりました。

以前は、中1・中2の生徒だけの「芦安中努力会」という会で、「芦安の各戸に文化とニュースを私たちの手で」を合い言葉に、地域の新聞配達を担ってきました。その配達料を積み立て、全員での修学旅行に出かけました。

現在では、生徒数が減ったので、中3の生徒や山村留学施設の「芦安チロル学園」に入園している県外からの生徒も加わり、毎朝交代で85軒の新聞配達をしています。今もそのお金で修学旅行に行っています。

過疎地で住民が高齢化している地域で、中学生の温かい声掛けや、雨や雪の中でも必ず新聞を届ける姿は、住民、特に高齢者に励ましと元気を与え、大変喜ばれており、子どもたちとの交流の機会にもなっています。

朝早く起きて配達を続けることはとても大変なことですが、不平・不満を言うことなくしっかり責任感を持って配達をしています。「早朝に見える朝焼けがとても綺麗で、それを見ながら配達できることは嬉しいこと」という生徒の声もあります。

新聞を大事な情報源としている家庭はまだ多く、生徒数の減少という現状ですが、この活動の継続が期待されています。

朝早く起きて、配達の準備をする様子
朝早く起きて、配達の準備をする様子
住民の人とのふれあいの様子
住民の人とのふれあいの様子

■受賞者からの一言

新聞配達をしていて良かったと思ったことは、地域のお年寄りとお話しする機会が増えたことです。朝新聞を配っていて「ごくろうさま、ありがとう」などと声をかけられると、とても嬉しいです。(松本岳志)

毎日、起きるのが大変で行きたくないけど、「自分が配らなかったら誰が配る」「芦安の人々が困るだけだ」と思いやる。すると、いろいろな人から感謝される。そして、「やっぱりやって良かった」と思う。(栗原陸)

これからも伝統が続くといいなと思います。(五十嵐直斗)

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