[愛媛県推薦]
同氏は、小学3年の時に、地元西条市で活動しているボランティアサークル「サークルコスモス」に入会しました。ハンディキャップがある人の立場の理解と思いやりを学習したことがきっかけとなり、手話の習得や車椅子介助、視覚障害者の歩行訓練や歩行介助などのボランティア活動を始めました。社会人となった現在でも思いやりの心を大切にし、介護福祉士という不規則な仕事の余暇をやりくりし、地域福祉の向上に資する活動に積極的に取り組んでいます。
平成19年からは、講演会等の声をリアルタイムで複数のパソコンにより文字に変換してスクリーンに表示し、耳の不自由な聴衆が講師の声を文字で理解できるようにするPC要約筆記のサークルで、主に活動を行っています。講演会など各種イベントでのPC要約筆記活動、聴覚障害者、高齢難聴者を対象としたボランティア活動を行うとともに、後進の育成にも熱心で無料パソコン教室を開催し、パソコン要約筆記スタッフ養成にも取り組んでいます。
PC要約筆記サークルの活動(毎月3回の定例研修・学習会、西条市社会福祉大会、西条市ふれあい運動会、西条市福祉のつどい、団体別の研修会等)に対しては、これまでの手書き表示に比べて、パソコン表示による「文字の鮮明さ」と「写真添付等の表示の鮮やかさ」から、難聴者協会やろうあ協会会長より感激の言葉が寄せられています。
また、西条市ふれあい運動会スタンド等での要約筆記(ノートパソコン1台でできる個人的な通訳)や難聴者協会の「社会見学バス」での車内筆記ボランティア(手持ちホワイトボード等により、文字を書き、全員に展示する)なども、参加者から感謝されています。
すばらしい賞をいただきありがとうございました。
活動を通じて知り合えた人たちから笑顔や元気をもらい、また、よき指導者や協力しあえる仲間に恵まれ活動を続けることができました。
これからも、出会った人たちが笑顔になれるように活動を継続していきたいと思います。