特定非営利活動法人あいアイ【埼玉県推薦】

代表者名:粟田 千恵子 団体構成人数:150名

活動内容等

絵画等の創作活動を通して、知的障害者に生きがいなどの精神的な自立にとどまらず、経済的な自立を支援する活動に取り組んでいます。大きな特徴のひとつとして、飲食業で全国展開している企業と雇用契約を結んでいる利用者がいることが挙げられます。利用者の描く絵に感銘を受けた企業の社長によって、現在6名の利用者がレストランなどの店内に飾る絵画やメニュー表を制作する画家として雇用されています。企業に雇用されている利用者が、生きがいなどの精神的な自立だけでなく、経済的な自立をしていることに大きな意味があり、絵を売って得た収入を自立のために役立てることは重要であることを伝え続け、家族の理解も得ています。

平成20年から移動美術館の取組を開始し、2トントラックに絵画とイーゼルを積み込み、依頼があれば全国各地に出張し、展覧会を開催しています。東日本大震災の被災者に障害者の絵を見て元気を取り戻してもらいたいと被災地に出向き、仮設住宅で展覧会を開催し、反響を呼びました。現在も、年10回のペースで移動美術館を開催しています。

平成19年に、川越市にあいアイ美術館を開設して以来、障害者の描いた絵画を展示する美術館兼アトリエの創作活動の拠点としています。創作活動の「あいアイ講座」は、拠点となる川越市のほか、埼玉県の三郷市、狭山市、東京都の港区、練馬区の5カ所で開講しています。地元自治会等の理解を得ながら、地道な活動を展開しており、現在、会員数は100人以上にのぼっています。そのうち9割が知的障害者であり、軽度だけでなく重度障害者も多く在籍しています。

東京都北区には2014年6月、就労継続支援B型の事業所を開設しましたが、今後も自立支援を継続していくため、川越市に就労継続支援B型の事業所として同あいアイ美術館を開設できないか、市と話し合いを続けています。

新規2014年6月に北区田端新町に新しく設立した、就労継続支援B型施設におけるアーティストの卵である利用者さんとのクリスマス会

アートによる東日本大震災の復興祈願として、東日本・一の関はじめ各所を訪問する「あいアイ移動車」

受賞者からの一言

知的障害者はじめハンディのあるアーティストの作品は既製の美術分野の枠を超えてなぜか「癒し」を伴っています。損も得もなく、無心に描くからでしょう。

今まであいアイでは何千何百人のハンディのあるアーティストと共に制作して来たのでしょうか。この受賞表彰を機に更なる出合いを求めて精進したいと願っています。

恒例化している資金不足にも対応していかなくてはなりませんが・・・。