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伝統の新聞配達

南アルプス市立芦安中学校努力会
(山梨県推薦)

中丸 えりか
中丸 えりか

 「山梨県南アルプス市立芦安中学校努力会」は、約60年ほど前から、新聞配達人の確保が難しい山間地に点在する民家などに、新聞配達をしています。現在は、12人の生徒が、五つの地区に分かれ、一日交代で配達しています。夏の暑い日も、冬の寒い日も、毎日欠かさず行っています。新聞は配達する地区や人によって異なりますが、約30分から1時間で配り終えます。

 私たちは新聞配達をする中で、地域の方々の温かさに触れることがあります。「いつもありがとう」や、「朝早くからご苦労様」など、地域の方々が笑顔で声をかけてくださいます。朝早く起きるのは辛いけれど、優しい言葉を掛けていただいた時が、新聞配達をしていて一番嬉しく、地域の方々の温かさに触れた瞬間です。また、新聞配達はあまりできない経験だと思うし、働くことの大切さを学ぶことができました。

 今、私は高校入試に向けて、勉強を頑張っています。勉強することは、大変なことですが、新聞配達で得た継続する力を、勉強に生かしています。また、この継続する力は、これから先、生きていく上でとても大切なことだと思います。新聞配達は、私たちに多くのことを学ばせてくれました。

 約60年、この新聞配達が受け継がれていることは、とても素晴らしいことだと思います。ここまで続けられたのは、両親や地域の方々、そして新聞販売店のおかげでもあると感謝しています。

 過疎化や少子化で、年々生徒数は減少しています。これから新聞配達を続けることが大変になっていくと思いますが、後輩たちには、この良き伝統を守り、しっかりと受け継いでいってほしいと思います。

朝早く起きて、配達の準備をする様子   住民とのふれあいの様子

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