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太鼓を通じて見た世界

大崎文化保存会・しおかぜ太鼓
(愛知県推薦)

福井 彩香

 私たちは、豊橋の「大崎文化保存会」の一環として活動している「しおかぜ太鼓」です。幼稚園児から社会人までの幅広い年代のメンバーが、太鼓を通して上下関係や責任感を身につけ、そして挨拶には特に力を入れており、自然に礼儀作法を学ぶことができる環境で活動しています。

 私がここに入ったきっかけは、中学校の文化祭で毎年行われる太鼓演奏です。このメンバーは中学校全校生徒からの有志で、「しおかぜ太鼓」の指導者に教えていただきます。私は2年生の時に初めて参加して、その指導がとてもわかりやすく面白くて、どんどん興味を持ちました。3年生の時には「しおかぜ太鼓」のメンバーとして参加し、やはり太鼓は年齢や初対面であることは関係なく、みんなで団結することや絆を深めることができると感じました。練習するにつれて団結力が高まり、本番では最高のものを見せることができ、見て下さった方々から高い評価を得ることができました。この感覚を文化祭以外でも感じたいと思い「しおかぜ太鼓」に入りました。

 太鼓のパワーを感じたきっかけはもう一つあります。それは、東日本大震災で被災し、太鼓の演奏がやりたくてもできなくなってしまった、福島県いわき市の「黒潮流みつもり太鼓」の皆さんと演奏したことです。一緒に演奏をしたりして少しでも元気を取り戻し笑顔になっていたことが本当によかったと思いました。一人では何もできなかったけれど、しおかぜ太鼓として活動することができ、その一員であることを誇りに思いました。

 他にも地域のボランティア活動やお祭りでは、演奏に合わせて手拍子をしてくださるご年配の方、太鼓を初めて見る人や小さい子の驚いた顔などを見ました。一人では難しいけれど、みんなで力を合わせれば和太鼓演奏でもっと色んな人を楽しませることができると思います。そのためにこれからも、「人を楽しませるためにはまず自分が楽しむ!」という指導者の言葉を胸に、太鼓を通じて礼儀や絆を養い、社会貢献できるように頑張っていきたいと思います。

「しおかぜ太鼓」のメンバー   太鼓演奏の様子

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