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はじめに

はじめに

近年,わが国では,急速な少子化の進行や就業形態の多様化,情報化社会の進展等により,青少年を取り巻く環境が大きく変化しています。

このような状況の下,フリーターやニートと呼ばれる若者の数が高水準で推移するなど若者の社会的自立の遅れが問題となっています。

内閣府ではこれまで,「若者の包括的な自立支援方策に関する検討会」(平成16年9月〜平成17年6月)や,諸外国における青少年育成施策等に関する調査研究等を実施し,地域における若者の自立支援方策について総合的,包括的な検討を進めてきました。また,平成21年7月には,ニートやひきこもり等困難を抱える若者への支援を内容とする「子ども・若者育成支援推進法」が成立しました。こうした動きも踏まえ,このたび,平成20年3月に作成した若者の自立支援に対応する専門的な相談員を養成するための「ユースアドバイザー養成プログラム」を時点修正し,改訂を行いました。

本書では,第1章において「子ども・若者育成支援推進法」の内容について説明しています。第2章から第5章において,ユースアドバイザーの研修・養成プログラムにおいて身につけておくべき内容について記載しています。

また第6章では,ユースアドバイザーの研修・養成プログラム概要と若者支援ネットワークの中核機関,各相談・支援機関の相談員及び青少年育成関係のボランティアの別に,それぞれの相談員等の養成に際し特に必要な研修内容案を例示するとともに,各地域において関係各分野の相談・支援機関の相談員を対象として実施する合同研修を想定した研修実施計画案を例示しています。

各自治体及び青少年関係機関の皆様におかれては,本書を活用して,それぞれの地域においてユースアドバイザーの養成に努めていただくとともに,関係機関の連携による個別的・継続的な若者支援体制の確立に向けた取組を推進していただきたいと存じます。

なお,本書の作成に当たり,検討会委員及び関係機関の皆様に多大な御協力をいただきました。心から感謝の意を表する次第です。

<「ユースアドバイザーの研修・養成プログラムの開発」に係る検討会>

(職名は平成20年3月1日時点,委員は五十音順)

座長:宮本みち子  放送大学教養学部教授

委員:工藤    啓  特定非営利活動法人「育て上げ」ネット理事長

小杉  礼子  独立行政法人労働政策研究・研修機構人材育成部門統括研究員

齊藤万比古  国立精神・神経センター国府台病院リハビリテーション部長

津富    宏  静岡県立大学国際関係学部准教授

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