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ユースアドバイザー養成プログラム
第5章 支援の実施
  第12節 アウトリーチ(訪問支援)に係る現場の実践例  

3 現場の実践例(三重県若者自立支援センターの実践から
    〜ボランティア(ユースアドバイザー(三重県)及びユースサポーター)との連携を中心に〜)

三重県では,無業の状態にある若者やその家族などに対して,早期の社会参加に向けた若者の自立のための相談・支援を行うため,平成19年9月に三重県若者自立支援センターを設置し,対象者に応じたアプローチを用い,アウトリーチに取り組んでいる。

(1)高校中退者や進路未定で卒業した若者

県教育委員会や県立高等学校と連携し,中途退学等で学校を離れて1年以内の若者の状況把握に努めるとともに,学校関係者が該当者に支援のニーズを確認したうえで,当センターは学校と連携して支援情報を提供するなどして,途切れない支援が行われるよう当事者に働きかける。

(2)地域の若年無業者やその家族

ユースアドバイザー及びユースサポーターを市町単位に配置し,地域の若年無業者やその家族を把握して早期に支援機関へとつなげる。具体的には,地域活動の中で,自立に関して悩みを抱えている当事者または家族を把握し,支援情報などの提供を行い,当事者または家族による支援機関への相談を促す。

アドバイザーやサポーターの配置の基準は,各中学校区当たり各々1名を目指しており,本県の若年無業者の推計値と中学校区数を考慮すると,アドバイザー,サポーターそれぞれ1名で約50名の若年無業者の支援を行うことが可能であり,センターや各支援機関による直接支援では捕捉できない者を対象とすることができ,効果的な手法である。

なお,アドバイサーやサポーターは,市町による推薦のもと,一定の養成研修の後,県から委嘱を行っている。民生児童委員の就任が多いため,地域活動の一環として取り組んでもらいやすいものと考えている。

※アドバイザー 活動費は有償。支援情報の提供に加え,簡単な相談に応じる。

※サポーター  活動費は無償。支援情報の提供を行う。

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 三重県生活・文化部若年者自立支援特命監(当時) 濱條政則
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