本編目次   前頁 前頁  
本編 > 第6章 > 第2節 地域におけるユースアドバイザー研修の実施
ユースアドバイザー養成プログラム
第6章 地域におけるユースアドバイザー研修の実施
  第2節 地域におけるユースアドバイザー研修の実施  

(10)非行等幅広い分野におけるアウトリーチ(訪問支援)の手法

ア 目標


アウトリーチに携わる援助者として必要な資質能力の基礎を身に付けるため,第2部第4章第10節で提示された教育,福祉保健分野の訪問活動に関するさまざまな論点,標準的なガイドライン等を踏まえつつ,本講義ではその支援形態の特殊性について理解を深め,非行等を含む幅広い若者への対応を想定した訪問現場での対応について考察を加えることで実践的な対応方法を習得する。

イ 内容


(ア)施設型支援とアウトリーチの違いについて

(イ)支援過程の各段階における対応方針と留意点について

(ウ)支援機関への誘導と緊急時の対応について

ウ 内容の取扱い


(ア)初期相談の内容とアウトリーチによって明らかになった事実とが異なる事例を検討することから,施設型支援との方法論の違いを明確にし,その特殊性について考察することからアウトリーチの前提となる考え方について理解できるようにする。

(イ)各支援段階における対応方針と留意点に基づき,グループ討議を行い,その中で出た各グループの対応の方法について,アウトリーチ経験の豊富なスーパーバイザーが再検討を加えることでより実践的な対応方法に近づけられるよう配慮する。

(ウ)実際に各参加者が現時点で持っている支援ネットワークの情報に検討を加えることで,連携の方法について理解を深める。また,緊急時の対応について具体的な場面設定を行い,ロールプレイを用いて,現場での対応から事後処理に至るまでの流れを理解できるようにする。

エ 指導案

項目 時間 指導内容 方法 指導上の留意点
導入 20分

 ・具体的事例を通じて違いを認識させる。

 ・訪問の前提となる考え方について学ぶ。

講義

 ・違いを理解しやすい事例を扱う。

展開 50分

 ・対応方針と留意点について理解を促す。

 ・スーパーバイズによって実際の訪問現場についてのイメージを高める。

講義
G W

 ・特にアウトリーチ初心者が失敗に陥りやすい場面を中心に扱う。

 ・GW(グループワーク)を用いる。

展開 35分

 ・具体的な場面設定を行い,参加者が持つ支援ネットワークを確認する。

 ・暴力行為等の緊急時の対応から事後処理に至るまでの流れを模擬的に体験させる。

講義
ロール
プレイ

 ・ネットワークの重要性について理解させるだけでなく,実際の行動に結びつける

 ・ロールプレイを用いる。

まとめ 10分

 まとめ

質疑

 質問の時間を必ずとる。



 特定非営利活動法人NPOスチューデント・サポート・フェイス代表理事 谷口仁史
-
本編目次   前頁 前頁