本編目次   前頁 前頁   次頁 次頁
本編 > 第6章 > 第2節 地域におけるユースアドバイザー研修の実施
ユースアドバイザー養成プログラム
第6章 地域におけるユースアドバイザー研修の実施
  第2節 地域におけるユースアドバイザー研修の実施  

(4)アセスメントのまとめ方

ア 目標


アセスメント結果をまとめ,記載するための基本的留意事項について学ぶ。

イ 内容


(ア)中心的な原因を把握することについて

(イ)長所や資源を見出すことについて

(ウ)保留・修正することについて

(エ)他機関と連携することについて

(オ)目的に応じて記載することについて

ウ 内容の取扱い


(ア)クライエントの問題状況の原因を単に列挙するだけでは,支援の役に立たないことを理解し,中心的な原因を把握することの重要性を学ぶ。

(イ)クライエントの長所や,クライエントの持つ資源に着目することの重要性を学ぶ。

(ウ)どうしても疑問が残る場合に結論を保留することの大切さ,支援開始後の情報等を取り入れてアセスメントを修正してゆくことの重要性を学ぶ。

(エ)どんな場合に他機関にリファーすべきかを学ぶ。

(オ)まとめの記載方法について実習する。

エ 指導案

項目 時間 指導内容 方法 指導上の留意点
導入 20分

 ・第2部第4章第3節3の「(1)少年鑑別所におけるアセスメント」を用いて,アセスメントをまとめる上での基本的留意事項を説明する。

講義

 ・資料があれば,少年鑑別所以外の機関におけるアセスメントについても説明する。

展開 90分

 ・指導者は自分が支援した事例の一つを資料として用意しておき,それを説明して質問を受ける。

 ・研修員は,その事例について,まとめを試作する(「現状」,「問題点」,「長所・資源」の3項目に分け,それぞれ簡潔に記載する。)。

 ・まとめを相互に検討する。

実習

 ・事例はあまり複雑なものでない方がよい。

 ・検討に際しては,過度に批判的にならないようにする。

 ・まとめ方が人によってかなり違うことに気づかせる。

 ・事例説明30分,試作30分,検討30分程度の時間配分とする。

まとめ 10分

 ・感想を聴き,質問を受け付ける。

質疑

 ・まとめの重要性と難しさをよく認識させる。



 松山少年鑑別所 青木宏
-
本編目次   前頁 前頁   次頁 次頁