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第2部 調査結果の概要

第1章 家庭関係

2 親子関係

  1. 家族内の主導権
    Q5  あなたの育った家庭では,家族内の重要な問題について,お父さんとお母さんのうち,どちらが主導権を持っていますか(いましたか)。
    1. 父親
    2. 母親
    3. その他の人
    4. わからない・無回答

     自分が育った家庭における家族内の重要な問題解決の主導権については,「父親」(65.5%)が「母親」(22.9%)を上回っている。男女別にみても差はみられない。 前回調査と比べて差はみられない。
     各国比較でみると,母親より父親が主導権を持っている国は,韓国,日本,ドイツである。これに対してスウェーデンでは父親より母親の割合が高く,アメリカは両者がほぼ同じである。(図1−1)

    図1-1家庭内の主導権(各国比較)
    第4部資料編、csvはこちら

  2. 父親の存在イメージ
    【Q2で1または2と答えた,父親がいる方に】
    Q6   [カード]あなたにとって,あなたのお父さんはどのような存在ですか。この中であてはまるものがありましたら,いくつでも選んで下さい。(M.A.)
    1. 生き方の手本となる
    2. 尊敬できる
    3. 友だちのようである
    4. 厳しい
    5. やさしい
    6. うっとうしい
    7. 自分のことをよく理解してくれる
    8. 自分とはあまり関係がない
    9. ここにはない
    10. わからない・無回答
    (注)本問は今回新規に設定した質問である。

     父親はどのような存在かをきいたところ,「尊敬できる」(39.2%)が最も高く,以下「やさしい」(32.3%),「厳しい」(28.8%),「自分のことをよく理解してくれる」(25.8%),「生き方の手本となる」(15.4%)などの順となった。男女別にみると,「尊敬できる」(男性43.4%,女性34.9%),「生き方の手本となる」(同20.0%,10.6%)は女性より男性で高く,「やさしい」(同22.8%,42.2%)は男性より女性で高くなっている。
     各国比較でみると,日本で1位の「尊敬できる」は韓国以外の3か国でも1位であるが,韓国では「厳しい」が1位である。
    「やさしい」,「自分のことをよく理解してくれる」,「生き方の手本となる」はいずれの国においても上位にきている。
    韓国と日本では「厳しい」が上位にきているが,アメリカ,ドイツ,スウェーデンでは「友だちのようである」が上位にきている。(表1−4)

    表1-4父親の存在イメージ(各国比較)
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  3. 母親の存在イメージ
    【Q2で1または2と答えた,母親がいる方に】
    Q7   [カード]あなたにとって,あなたのお母さんはどのような存在ですか。
    この中であてはまるものがありましたら,いくつでも選んで下さい(M.A.)
    1. 生き方の手本となる
    2. 尊敬できる
    3. 友だちのようである
    4. 厳しい
    5. やさしい
    6. うっとうしい
    7. 自分のことをよく理解してくれる
    8. 自分とはあまり関係がない
    9. ここにはない
    10. わからない・無回答
    (注)本問は今回新規に設定した質問である。

     母親はどのような存在かをきいたところ,「やさしい」(42.7%)が最も高く,以下「自分のことをよく理解してくれる」(39.5%),「尊敬できる」(28.0%),「友だちのようである」(26.8%),「厳しい」(16.2%)などの順となった。男女別にみると,「自分のことをよく理解してくれる」(男性35.7%,女性43.5%),「尊敬できる」(同24.3%,31.9%),「友だちのようである」(同16.2%,37.9%),「厳しい」(同13.7%,18.8%)など多くの項目で男性より女性で高くなっている。
     各国比較でみると,日本の1位である「やさしい」は韓国,ドイツでも1位であるが,アメリカ,スウェーデンでは「尊敬できる」が1位である。「自分のことをよく理解してくれる」,「友だちのようである」はいずれの国においても上位にきている。日本以外の国では「生き方の手本となる」が上位にきているが,日本では「厳しい」が上位にきている。(表1−5)

    表1-5母親の存在イメージ(各国比較)
    第4部資料編、csvはこちら


  4. 親子関係に関する意識
    Q8   [カード]あなたは次のような考え方についてどう思いますか。 (調査員注:a,bを読み上げて聞く)
    1. 親の意見にはできる限り従うべきだ
    2. 子どもは親から経済的に早く独立するべきだ
      1. そう思う
      2. どちらかといえばそう思う
      3. どちらかといえばそう思わない
      4. そう思わない
      5. わからない・無回答
    (注)本問はカード使用に変更した(後掲参照)。

     親と子どもの関係について,2つの考え方をきいた。
    “親の意見にはできる限り従うべきだ”という考え方について,『そう思う』(「そう思う」(13.1%)と「どちらかといえばそう思う」(54.4%)の合計)は67.6%で,『そう思わない』(「どちらかといえばそう思わない」(20.2%)と「そう思わない」(10.8%)の合計)の31.0%を上回る。男女別にみても差はみられない。
    前回調査と比べても差はみられない。  
    各国比較でみると,『そう思う』は韓国(90.4%)で最も高く,以下日本,アメリカ,ドイツの順でいずれも『そう思わない』を上回る。しかしスウェーデンでは『そう思わない』が『そう思う』を上回る。(図1−2a)

    図1-2a親子関係に関する意識(各国比較)
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     次に,“子どもは親から経済的に早く独立するべきだ”という考え方については,『そう思う』(「そう思う」(35.5%)と「どちらかといえばそう思う」(47.3%)の合計)は82.8%で,『そう思わない』(「どちらかといえばそう思わない」(10.4%)と「そう思わない」(3.9%)の合計)の14.3%を上回る。男女別にみると,『そう思う』(男性80.3%,女性85.5%)は男性より女性で高い。
     前回調査と比べても差はみられない。
     各国比較でみると,いずれの国においても『そう思う』が『そう思わない』を上回っており,中でも韓国,日本,ドイツでは『そう思う』が8割を超える。しかしスウェーデンでは『そう思わない』(47.2%)が『そう思う』(51.0%)と大差ない。(図1−2b)

    図1-2b親子関係に関する意識(各国比較)
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  5. 年老いた親の扶養
    Q9   [カード]あなたは,年老いた親を養うことについてどのように思いますか。この中からあなたの考えに近いものを,1つだけ選んでください。
    1. どんなことをしてでも親を養う
    2. 自分の生活力に応じて親を養う
    3. 親自身の力や社会保障にまかせる
    4. わからない・無回答

     年老いた親の扶養については,「自分の生活力に応じて親を養う」が64.8%で最も高く,次いで「どんなことをしてでも親を養う」が25.2%,「親自身の力や社会保障にまかせる」が4.4%である。男女別にみても差はみられない。
     前回調査と比べても差はみられない。
     各国比較でみると,「自分の生活力に応じて親を養う」はスウェーデン(70.5%),日本(64.8%),韓国(56.5%),ドイツ(53.4%)の順で高い。アメリカでは「どんなことをしてでも親を養う」(73.1%)が最も高い。(図1−3)

    図1-3年老いた親の扶養(各国比較)
    第4部資料編、csvはこちら

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