第2部 調査の結果 |
日本の青年について職業の有無をみると,「フルタイム(正社員・正職員)の仕事をしている(生徒・学生(大学院生を含む)ではない)」が34.3%,「生徒・学生(大学院生を含む)で,ふだん,パートタイムの仕事,アルバイトをしている」が22.8%,「生徒・学生(大学院生を含む)で,ふだん,仕事はしていない」が22.4%である。
5か国比較でみると,韓国では,「生徒・学生で,ふだん,仕事はしていない」が46.5%,「生徒・学生で,ふだん,パートタイムの仕事,アルバイトをしている」が22.7%,「フルタイムの仕事をしている」が15.9%である。
一方,アメリカでは,日本と同様に「フルタイムの仕事をしている」(31.7%),「生徒・学生で,ふだん,パートタイムの仕事,アルバイトをしている」(27.7%),「生徒・学生で,ふだん,仕事はしていない」(17.7%)の順となっている。
イギリスでは,「フルタイムの仕事をしている」が39.0%で最も高く,「生徒・学生で,ふだん,仕事はしていない」(14.5%),「失業中」(13.2%),「生徒・学生で,ふだん,パートタイムの仕事,アルバイトをしている」(12.9%)が1割台となっている。
フランスでは,「生徒・学生で,ふだん,仕事はしていない」が41.6%,「フルタイムの仕事をしている」が23.2%,「生徒・学生で,ふだん,パートタイムの仕事,アルバイトをしている」が15.9%である。
日本の青年の職種としては,「サービス業従事者」と回答した者の割合が24.7%で最も高く,以下「専門職・自由業」(22.4%),「販売従事者」(16.7%),「事務職」(14.9%)の順となっている。
5か国比較でみると,韓国では,「事務職」(27.4%),「サービス業従事者」(26.2%),「販売従事者」(23.0%)の順となっている。
アメリカでは,「販売従事者」と回答した者の割合が20.1%で最も高く,以下「未熟練労働者・単純労働者」(15.0%),「サービス業従事者」(14.5%),「事務職」(13.4%),「専門職・自由業」(12.4%)の順となっている。
イギリスでは,「未熟練労働者・単純労働者」(19.3%),「熟練労働者」(16.6%),「販売従事者」(16.2%),「事務職」(14.8%),「サービス業従事者」(11.5%)が1割台となっている。
フランスでは,「サービス業従事者」と回答した者の割合が32.1%で最も高く,以下「熟練労働者」(19.0%),「販売従事者」(14.4%),「事務職」(13.6%)の順となっている。
日本の青年が現在の仕事についたきっかけとしては,「新聞・雑誌や貼り紙などの広告をみて」(23.7%)と「学校の紹介で」(23.6%)がほぼ同率で最も高く,以下「友人や知人の紹介で」(18.9%),「インターネットの就職・転職情報サイトで」(12.6%),「職場を直接たずねて」(12.2%)の順となっている。
5か国比較でみると,韓国では,「友人や知人の紹介で」が37.7%で最も高く,以下「インターネットの就職・転職情報サイトで」(19.6%),「職場を直接たずねて」(17.0%),「家族や親戚の紹介で」(15.7%),「新聞・雑誌や貼り紙などの広告をみて」(13.0%)の順となっている。
一方,アメリカでは,「友人や知人の紹介で」(28.6%)と「職場を直接たずねて」(28.0%)がほぼ同率で最も高く,以下「家族や親戚の紹介で」(19.3%),「新聞・雑誌や貼り紙などの広告をみて」(12.7%)の順となっている。
イギリスでは,「職場を直接たずねて」(19.3%),「家族や親戚の紹介で」(17.1%),「新聞・雑誌や貼り紙などの広告をみて」(17.1%),「友人や知人の紹介で」(14.6%),「職業あっせん所などの紹介で」(14.0%)が1割台となっている。
フランスでは,「職場を直接たずねて」が34.3%で最も高く,以下「友人や知人の紹介で」(28.9%),「新聞・雑誌や貼り紙などの広告をみて」(19.8%),「家族や親戚の紹介で」(14.0%),「職業あっせん所などの紹介で」(12.8%)の順となっている。