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地域における若者支援のための体制整備モデル事業
第4章 本事業の成果と課題
  2. 事業成果(モデル事業実施地域での成果)  

2  事業成果(モデル事業実施地域での成果)

(1)連携体制の整備における成果


事業を実施することによって、各地域における「連携体制整備」の面では以下のような成果が見られた。

■地域における中核機関として担うべき役割が見えてきた

【各地域における事例】

  • 青少年相談センター、若者サポートステーション、地域ユースプラザについて、3機関の連携の役割、支援員のあり方、連携のあり方を議論して再整理した(横浜市)
  • 小杉委員も指摘している「中学卒業後から高校中退で継続的な支援が止まってしまうこと」が重要な問題であると改めて確認をした。そして、 次年度以降、中核機関として、コーディネーターの必要性、過卒生の情報の引き継ぎの必要性等を認識することができた。(那覇市)

■顔の見える関係が構築された

【各地域における事例】

  • 地元の人材が複数回、講師として活躍した。講習会受講者にとって、何かあったときに相談できる講師陣であり、講習受講者内以外にも顔の見える関係ができた。(北九州市)
  • 地元の民生委員や保護司、青少年補導員といった民間のボランタリーベースの受講生同士の顔の見える関係が構築できた。(市原市、焼津市等)

■関係機関の業務内容への理解が進んだ

【各地域における事例】

  • 西部地域における支援機関をまとめた 支援マップの作成ができた。(横浜市)

■各実施地域においてケース検討を行う体制ができつつある

【各地域における事例】

  • 問題解決を目指すための“やすらぎ会議”が1年間継続的に実施できた。(市原市)

■一部の実施地域ではネットワークによる問題解決の糸口が見つかった

【各地域における事例】

  • 定例会議において実際にケース検討を行った事例(母親によるネグレクト)を継続検討した結果、好転した。(亀山市)
  • 本事業で顔の見える関係となった複数関係機関によって、追加的に 31 回のケース検討会が実施され、就労や学校復帰を果たすなど一定の成果を挙げた(松江市)

■若者支援における各関連機関の役割・機能が明確化されつつある

【各地域における事例】

  • 関連機関の機能や役割、対象としている若者や抱えている問題、関連機関の強みや弱みをお互いに議論する過程で把握し、それぞれの機関がどのような役割・機能を果たすのかに関する基本的な認識が共有された。(横浜市)


(2)ユースアドバイザーの養成における成果

1)全体的な成果

■講習を通じて、各分野の基礎的知識を得ることができた

■実習を通して、基礎的なスキルの必要性を認識した

図表80  成果の関連図

図表80 成果の関連図



2) ユースアドバイザー養成講習会に関する成果(ユースアドバイザー養成講習会アンケート結果より)

<1>知識・スキルに関する自己評価

(アンケート内容)

図表81 自己評価シート(事前/事後)
講習内容 チェック項目 よくできている まあできている あまりできていない できていない わからない
制度の内容及び業務の内容
1
ユースアドバイザーの役割や若者支援ネットワーク構想の経緯を理解している
5
4
3
2
1
2
対象者の早期発見による支援開始の意義を理解している
5
4
3
2
1
3
生活訓練、就労体験、職業体験の効果を理解している
5
4
3
2
1
4
個別のニーズに対応した包括的で継続的な支援の意義を理解している
5
4
3
2
1
5
海外での若者支援における関係機関の連携の状況やその意義を理解している
5
4
3
2
1
6
支援者の実態を理解している
5
4
3
2
1
7
研修・養成プログラムの定型化の重要性を理解している
5
4
3
2
1
8
海外(イギリス・オーストラリア・フランス)における若者自立支援の概要とそのしくみを理解している
5
4
3
2
1
9
社会的排除に対する海外の経験について理解し、若者自立支援の今後の課題を理解している
5
4
3
2
1
若者をめぐる状況と自立支援の現状
10
若者の人口・世帯構造の変化(少子化、晩婚・非婚化)について理解している
5
4
3
2
1
11
若者の自立支援の現状について理解している
5
4
3
2
1
学校から職業生活への移行、雇用・就労をめぐる状況
12
学校から職業生活への移行過程の現状について理解している
5
4
3
2
1
13
不登校、高校中退について、その特徴と対応の在り方について理解している
5
4
3
2
1
労働環境について(職業紹介も含む)、就労支援について
14
不就労・早期離職を含めた雇用・就労をめぐる全般的な現状について理解している
5
4
3
2
1
15
労働環境(職業紹介を含む。)の仕組みを理解し、支援する際に活用できる
5
4
3
2
1
不登校、高校中退について、若者のひきこもりについて
16
公的扶助の仕組みを理解し、支援する際に活用できる
5
4
3
2
1
17
障害者福祉の仕組みを理解し、支援する際に活用できる
5
4
3
2
1
公的扶助、障害者福祉の仕組み
18
知的障害、発達障害について、その特徴と対応の在り方について理解している
5
4
3
2
1
19
精神障害(社会不安障害を含む)について、その特徴と対応の在り方について理解している
5
4
3
2
1
若者の非行、犯罪について、少年司法の仕組について
20
若者の非行及び犯罪の現状について理解している
5
4
3
2
1
21
若者のひきこもりについて、その特徴と対応の在り方について理解している
5
4
3
2
1
薬物依存(麻薬、覚せい剤、向精神薬、アルコール等)について
22
非行、犯罪について、その特徴と対応の在り方について理解している
5
4
3
2
1
23
少年司法の仕組みを理解し、支援する際に活用できる
5
4
3
2
1
ネットワークの構築と個人情報保護について
24
ネットワークを構築する意味を理解している
5
4
3
2
1
25
個人情報の保護・管理に関する基礎的な知識を持っている
5
4
3
2
1
26
個人情報を関係機関内において共有するために必要な方策について理解し、実行できる
5
4
3
2
1
27
若者支援ネットワークにおける個人情報の共有の考え方について理解し、実行できる
5
4
3
2
1
28
生活保護ソーシャルワーカーの関係機関・関連専門職との連携、協働の意義について理解している
5
4
3
2
1
29
子どもの心の問題をめぐるネットワーク構築の必要性についてその意義を理解している
5
4
3
2
1
30
若者支援ネットワークに望まれる特性について、その意義を理解している
5
4
3
2
1
アセスメントと支援計画
31
アセスメント(対象者の現状・問題点等の査定)のための面接の方法を理解し、実行できる
5
4
3
2
1
32
アセスメント(対象者の現状・問題点等の査定)のための心理検査における留意点や主な心理検査について、理解している
5
4
3
2
1
33
アセスメント(対象者の現状・問題点等の査定)のまとめ方を理解し、実行できる
5
4
3
2
1
34
ニーズにあった支援計画の作成及び評価方法を理解した上で支援計画を作成できる
5
4
3
2
1
ケース検討会のあり方
35
ケース検討会、担当者レベルでの会合の進め方について理解している
5
4
3
2
1
「動機付け面接」など効果的な面接方法の実習
36
動機付け面接の意義を理解している
5
4
3
2
1
37
動機付け面接の基礎知識を理解し、支援する際に活用できる
5
4
3
2
1
SSTなどグループワーク実習
38
グループワーク(グループを用いた支援)の意義やその概要を理解している
5
4
3
2
1
39
若者の発達課題とそれに対応したグループワーク(グループを用いた支援)のもつ効果について理解している
5
4
3
2
1
40
グループワーク(グループを用いた支援)の方法、技法について理解し、実行できる
5
4
3
2
1
41
認知行動療法の内容・原則や活用場面などについて理解している
5
4
3
2
1
42
SST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)の内容・流れについて理解している
5
4
3
2
1
アウトリーチ(訪問支援)について
43
アウトリーチ(訪問支援)の目的や概要を理解している
5
4
3
2
1
44
アウトリーチ(訪問支援)におけるユースアドバイザーの役割を理解し、実行できる
5
4
3
2
1
45
相談室対応とは異なるアウトリーチの特殊性を理解している
5
4
3
2
1
46
アウトリーチ(訪問支援)の様々な形式や支援過程について理解し、実行できる
5
4
3
2
1

(アンケート内容)

図表82 調査結果:自己評価(知識項目)の変化

 

図表82 調査結果:自己評価(知識項目)の変化


図表83 調査結果:自己評価(スキル項目)の変化

図表83 調査結果:自己評価(スキル項目)の変化


図表84 調査結果:自己評価において点数が向上した上位10項目

図表84 調査結果:自己評価において点数が向上した上位10項目


<2>養成講習会に関するアンケート結果

(アンケート内容)

(アンケート内容)

図表85 調査結果:講習理解度・満足度(5段階評価)

図表85 調査結果:講習理解度・満足度(5段階評価)


図表86 調査結果:来年度の受講希望

図表86 調査結果:来年度の受講希望


図表87 調査結果:来年度以降、掘り下げるべきテーマ

図表87 調査結果:来年度以降、掘り下げるべきテーマ

<3>養成講習会に関するアンケート自由記入結果

(アンケート内容)

■関係機関との連携に関して


■「集合研修」というスタイルに関して


■ユースアドバイザー養成講習会の内容について


■ユースアドバイザー養成講習内容について


(これから講習の内容をどのように生かしたいか)

■関係機関等とのネットワークを強化したい


■活動する中で学んだことをいかしていきたい


■地域の子供たちの支援でいかしたい


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