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各地域における実施結果
第2章 各地域における実施結果
  2−11.宇治市  

2−11.宇治市

1.事業計画

(1)現状

ア.現在の支援の状況

イ.昨年度のモデル事業をきっかけとした新しい取り組み

(2)課題と目指す状態

ア.支援員に関する課題と目指す状態

<1>課題

<2>目指す状態

イ.連携に関する課題と目指す状態

<1>課題

<2>目指す状態

(3)実行計画

ア.今年度の実行計画のポイント

関係機関における若者支援の意義や必要性に関して共通認識を持った上で関係機関相互の連携の具体的なあり方を検討することを重視する。

イ.地方企画委員会

ウ.ユースアドバイザー定例会議

ケース検討を地方企画委員会で実施することを受けて、本年度「定例会」としての実施は見送り、定例会議の役割を<1>地方企画委員会内で実施するケース検討会議、<2>講習会内で実施する情報交換会に吸収する形とし、「定例会議」としての単独の実施は行わない。

エ.ユースアドバイザー養成講習会

若者支援に関わる職員に対して、基礎的な知識を身につけると共に、関係機関の活動状況を把握し、日常的に連携を取れるような状態を目指す。

2.実施事項

(1)参加主体

昨年度は教育関係機関が中心であったが、今年度になり他の分野の関連機関の参加が増えている。

図表 62 宇治市における参加主体一覧
教育 福祉 保健・医療 矯正・更生保護 雇用 その他
機関
・京都府立城陽高等学校
・京都翔英高等学校
・京都府山城教育局

・宇治市校長会
・宇治市教育委員会教育指導課
・宇治市民生児童委員協議会
・宇治児童相談所
・京都府精神保健福祉総合センター
・京都府山城北保健所
・宇治地区保護司会
・宇治地区更生保護女性会
・京都府警察本部少年サポートセンター
・京都少年鑑別所
・京都若者サポートステーション((財)京都市ユースサービス協会)
・宇治公共職業安定所
・(社)京都府青少年育成協会
・京都府府民生活部青少年課
個人
-
-
-
-
-
  ※下線は平成 21 年度からの参加機関

(2) 地方企画委員会

それぞれの機関の役割、活動等を共有し、相互の機能分担の方向性を検討する。

図表 63 宇治市における地方企画委員会実施内容
日程
議題
議論結果・決定事項
1
9/29
1.これまでの取組と本年度の事業説明(内閣府)
2.宇治市における事業計画(宇治市)
3.ひきこもり支援事業「チーム絆」からの実践報告(京都府府民生活部青少年課)
-
2
1/19
1.本年度活動中間報告(宇治市)
2.協議会設置に向けた内閣府の方針について(野村総合研究所)
3.宇治市の協議会設置に向けて(宇治市)
・協議会設置に向けた宇治市のプランについて、意見交換を行った
3
3/23
1. 平成21年度事業報告(宇治市)
2. 平成22年度に向けての課題(宇治市)
3.質疑
・本年度の成果及び次年度の課題と対応方向性について意見交換を行った

(3) ユースアドバイザー定例会議

地方委員会、講習会議における情報交換に組み込む形とし、「ユースアドバイザー定例会議」としては実施していない。

(4) ユースアドバイザー養成講習会

※「ユースアドバイザー」養成講習会の標準的プログラムとは異なる実施事項となるため、ユースアドバイザー修了の対象外とする。


図表 64 宇治市 講習会実施事項
日程
講習内容
手法 時間
講師
1
10/28
高等学校の生徒の状況について
講義
30 分
藤善雄介氏
(京都府立城陽高等学校)
高等学校の生徒の状況について
講義
30 分 松室友香理氏
(京都翔英高等学校)
2
12/2
一般鑑別について
講義
30 分
影山英美氏
(京都少年鑑別所考査統括官)
少年サポートセンターの活動について
講義
30 分
多田佳憲氏
(少年サポートセンター補導係長)
3
2/26
児童相談所の業務内容について
講義
30 分
佐々木進氏
(宇治児童相談所判定課長)
スクールカウンセラーの業務内容について
講義
30 分
安藤麻紀氏
(南宇治中学校スクールカウンセラー)

3.成果

(1) 連携体制整備に関して

ア.中核機関における成果

イ.地方企画委員会における成果

地方企画委員会においては、子ども・若者育成支援推進法や子ども・若者地域協議会についての説明を行い、その考え方を理解してもらうと共に、今後、宇治市においてどのような協議会、連携体制を構築すべきか、と言う内容に対して、意見交換を行うことができた。

ウ.定例会議における成果

特に定例会議としては実施していない。

(2)ユースアドバイザー養成に関して

図表 65  ユースアドバイザー養成講習会の満足度
(とても満足5、満足4、普通3、不満足2、とても不満足1)
分類 番号 アンケート項目 2-1 3-1 平均
総合満足度 1 1_総合満足度 4.20 - 4.20
研修テーマ・内容について 2 2_直面する課題、知りたい内容などニーズへの合致度 4.07 3.73 3.90
3 3_社会的トレンド、問題意識の高まりへの合致度 4.14 3.87 4.00
4 4_内容の専門性の程度 4.33 3.87 4.10
5 5_内容のわかりやすさ 4.27 3.93 4.10
6 6_内容の新しさ(※新たな知識の修得ができたか) 4.07 3.80 3.93
研修の実施方法 7 7_講師の知識の豊富さ、ノウハウ熟知の程度 4.53 3.93 4.23
8 8_講師の教え方のうまさ 4.27 3.67 3.97
9 9_教材のわかりやすさ、見やすさ 4.00 3.67 3.83
10 10_研修手法の適切さ 4.20 3.64 3.92
11 11_講義時間の適当さ 3.80 3.47 3.63

※第1回はアンケートを実施していない。


図表 66  ユースアドバイザー養成講習会受講前後の知識・スキルの変化
講習内容 チェック項目 受講後 受講前 受講後に伸びた割合
制度の内容及び業務の内容 1 ユースアドバイザーの役割や若者支援ネットワーク構想の経緯を理解している 3.67 2.67 1.00
2 対象者の早期発見による支援開始の意義を理解している 3.87 3.33 0.53
3 生活訓練、就労体験、職業体験の効果を理解している 3.80 3.20 0.60
4 個別のニーズに対応した包括的で継続的な支援の意義を理解している 4.00 3.27 0.73
5 海外での若者支援における関係機関の連携の状況やその意義を理解している 2.53 2.13 0.40
6 支援者の実態を理解している 3.67 2.73 0.93
7 研修・養成プログラムの定型化の重要性を理解している 3.67 3.00 0.67
8 海外(イギリス・オーストラリア・フランス)における若者自立支援の概要とそのしくみを理解している 2.29 1.86 0.43
9 社会的排除に対する海外の経験について理解し、若者自立支援の今後の課題を理解している 2.50 2.14 0.36
若者をめぐる状況と自立支援の現状 10 若者の人口・世帯構造の変化(少子化、晩婚・非婚化)について理解している 3.80 3.40 0.40
11 若者の自立支援の現状について理解している 3.73 2.93 0.80
学校から職業生活への移行、雇用・就労をめぐる状況 12 学校から職業生活への移行過程の現状について理解している 3.87 2.93 0.93
13 不登校、高校中退について、その特徴と対応の在り方について理解している 4.00 3.00 1.00
労働環境について(職業紹介も含む)、就労支援について 14 不就労・早期離職を含めた雇用・就労をめぐる全般的な現状について理解している 3.73 3.00 0.73
15 労働環境(職業紹介を含む)の仕組みを理解し、支援する際に活用できる 3.29 2.79 0.50
不登校、高校中退について、若者のひきこもりについて 16 不登校、高校中退について、その特徴と対応の在り方について理解している 3.80 3.33 0.47
17 若者のひきこもりについて、その特徴と対応の在り方について理解している 3.87 3.20 0.67
若者のメンタルヘルスについて(知的障害、発達障害、精神障害を含む) 18 知的障害、発達障害について、その特徴と対応の在り方について理解している 3.87 3.13 0.73
19 精神障害(社会不安障害を含む)について、その特徴と対応の在り方について理解している 3.67 3.00 0.67
若者の非行、犯罪について、少年司法の仕組について 20 非行、犯罪について、その特徴と対応の在り方について理解している 4.14 3.53 0.61
21 少年司法の仕組みを理解し、支援する際に活用できる 3.93 3.53 0.40
薬物依存(麻薬、覚せい剤、向精神薬、アルコール等)について 22 薬物乱用(麻薬、覚せい剤、向精神薬、アルコール等)について、その特徴を理解している 3.93 3.67 0.27
23 薬物乱用(麻薬、覚せい剤、向精神薬、アルコール等)について、対応の在り方について理解している 3.80 3.53 0.27
公的扶助、障害者福祉の仕組み 24 公的付与の仕組みを理解し、支援する際に活用できる 3.60 2.93 0.67
25 障害者福祉の仕組みを理解し、支援する際に活用できる 3.40 2.87 0.53
ネットワークの構築と個人情報保護について 26 ネットワークを構築する意味を理解している 4.07 3.47 0.60
27 個人情報の保護・管理に関する基礎的な知識を持っている 3.93 3.53 0.40
28 個人情報を関係機関内において共有するために必要な方策について理解し、実行できる 3.93 3.47 0.47
29 若者支援ネットワークにおける個人情報の共有の考え方について理解し、実行できる 3.60 3.14 0.46
30 生活保護ソーシャルワーカーの関係機関・関連専門職との連携、協働の意義について理解している 3.60 3.00 0.60
31 子どもの心の問題をめぐるネットワーク構築の必要性についてその意義を理解している 3.73 3.27 0.47
32 若者支援ネットワークに望まれる特性について、その意義を理解している 3.67 3.27 0.40
アセスメントと支援計画 33 アセスメント(対象者の現状・問題点等の査定)のための面接の方法を理解し、実行できる 3.60 3.07 0.53
34 アセスメント(対象者の現状・問題点等の査定)のための心理検査における留意点や主な心理検査について、理解している 3.00 2.93 0.07
35 アセスメント(対象者の現状・問題点等の査定)のまとめ方を理解し、実行できる 3.00 2.87 0.13
36 ニーズにあった支援計画の作成及び評価方法を理解した上で支援計画を作成できる 2.87 2.73 0.13
ケース検討会のあり方 37 ケース検討会、担当者レベルでの会合の進め方について理解している 3.33 2.87 0.47
「動機付け面接」など効果的な面接方法の実習 38 動機付け面接の意義を理解している 3.27 2.80 0.47
39 動機付け面接の基礎知識を理解し、支援する際に活用できる 3.33 2.80 0.53
SSTなどグループワーク実習 40 グループワーク(グループを用いた支援)の意義やその概要を理解している 3.20 2.93 0.27
41 若者の発達課題とそれに対応したグループワーク(グループを用いた支援)のもつ効果について理解している 3.33 2.93 0.40
42 グループワーク(グループを用いた支援)の方法、技法について理解し、実行できる 3.33 2.80 0.53
43 認知行動療法の内容・原則や活用場面などについて理解している 3.07 2.67 0.40
44 SST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)の内容・流れについて理解している 2.93 2.53 0.40
アウトリーチ(訪問支援)について 45 アウトリーチ(訪問支援)の目的や概要を理解している 3.20 3.00 0.20
46 アウトリーチ(訪問支援)におけるユースアドバイザーの役割を理解し、実行できる 3.00 2.87 0.13
47 相談室対応とは異なるアウトリーチの特殊性を理解している 3.33 3.07 0.27
48 アウトリーチ(訪問支援)の様々な形式や支援過程について理解し、実行できる 2.93 2.87 0.07

4.今後の課題

(1)連携体制整備に関して

ア.中核機関における課題

イ.地方企画委員会における課題

関係機関の若者支援の意義や方向性及び課題に関する共通認識はできてきている。今後は、協議会設立に向けた具体的な議論をしていく必要がある。

ウ.定例会議における課題

個別支援の連携強化のためにも、定期的なケース検討会議の場を設置し、協議会の効果を実証することが求められる。

エ.協議会設置に向けた課題

指定支援機関になりうる民間機関が地域内にないため、今後協議会のあり方については関連機関間での検討が求められる。

(2) ユースアドバイザー養成に関して

昨年度、今年度は広く関連機関の支援員・相談員に声かけをし、参加を図ってきたが、協議会の全体像を検討した上で、各関連機関の支援の核となる人材の知識・スキル向上のための場とすることが求められる。



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