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各地域における実施結果
第2章 各地域における実施結果
  2−14.北九州市  

2−14.北九州市

1.事業計画

(1)現状

ア.現在の支援の状況

イ.昨年度のモデル事業をきっかけとした新しい取り組み

(2)課題と目指す状態

ア.支援員に関する課題と目指す状態

<1>課題

<2>目指す状態

イ.連携に関する課題と目指す状態

<1>課題

<2>目指す状態

(3)実行計画

ア.今年度の実行計画のポイント


関係機関の連携の目指す状態イメージ図

図表 関係機関の連携の目指す状態イメージ図

イ.地方企画委員会

ウ.ユースアドバイザー定例会議

エ.ユースアドバイザー養成講習会

2.実施事項

(1)参加主体

図表 78 北九州市における参加主体一覧
教育 福祉 保健・医療 矯正・更生保護 雇用 その他
機関 ・北九州市(教育委員会)
・大学(民)
・高等学校
・北九州市(精神保健福祉センター子ども家庭局青少年課発達障害者支援センター
・市民民生委員児童委員協議会
医療福祉センターから医師が参加 ・小倉少年鑑別支所
・若者ワークプラザ北九州
・公共職業安定所
・福岡県警サポートセンター
・NPO法人 STEP北九州(民)
・北九州市青少年ボランティアステーション
・少年補導委員連絡協議会
個人

(2)地方企画委員会

北九州市における地方企画委員会は計7回実施した。

図表 79 北九州市における地方企画委員会実施内容
日程 議題 議論結果・決定事項
1 9/17 1.自己紹介
2.内閣府からの事業説明
3.質疑応答
・参加者の相互理解促進
・事業についての理解促進
2 11/19 1.中央企画委員会の内容の共有
2.社会資源ガイドブックの製本方法について
3.原稿依頼先について
4.配布先について
・社会資源ガイドブックの原稿依頼先、配布先が決定
3 3/18 1.今年度の振り返りと来年度に向けた課題 ・社会資源ガイドブックの追加の確認
・来年度モデル事業に応募することの確認
・来年度協議会を設置すること、ワンストップ相談窓口の設置も検討中であることを確認
・ワンストップ相談窓口の機能の在り方等について協議

(3) ユースアドバイザー定例会議

北九州市における定例会議は計7回実施された。

図表 80 北九州市におけるユースアドバイザー定例会議実施内容
日程 議題 議論結果・決定事項
1 9/17 1.自己紹介
2.内閣府からの事業説明
3.質疑応答
・参加者の相互理解促進
・事業についての理解促進
2
10/15 1.参加機関紹介
2.社会資源ガイドブックについて
3.ケース検討
・参加者の相互理解促進
・情報収集方法について合意
・ガイドブックの位置づけの明確化
3
11/19
1.中央企画委員会の内容の共有
2.社会資源ガイドブックの製本方法について
3.原稿依頼先について
4.配布先について
・社会資源ガイドブックの原稿依頼先、配布先が決定
4 12/17 1.ケース検討
2.社会資源ガイドブックのコンテンツについて
・各組織の協力体制について確認
・社会資源ガイドブックの名称、項目の決定
5
1/21 1.ケース検討
2.子ども・若者支援地域協議会について
3.社会資源ガイドブック
・各組織の協力体制について確認
・支援機関の候補組織についての情報共有
・発送先機関についての確認
6 2/18 1.ケース検討 ・各組織の協力体制について確認
7 3/18 1.今年度の振り返りと来年度に向けた課題 ・社会資源ガイドブックの追加の確認
・来年度モデル事業に応募することの確認
・来年度協議会を設置すること、ワンストップ相談窓口の設置も検討中であることを確認
・ワンストップ相談窓口の機能の在り方等について協議

(4) ユースアドバイザー養成講習会

講義は3日間にわたり行われ、各日程は3講座からなる。

図表 81 北九州市ユースアドバイザー養成講習会実施事項
日程
講習内容
手法
時間
講師
1
8/3
若者をめぐる状況と自立支援の現状〜ユースアドバイザー制度の概要〜
講義
150分 放送大学教養学部 教授
宮本みち子
2
少年の非行、犯罪について
講義
110分
福岡県警察本部少年課
川田賢司
3
ネットワークと個人情報の保護について
講義
110分
北九州市保健福祉局
中村知英
4
8/24
相談における基本的な態度
動機付け面接など効果的な面接
講義
145分
北九州市立大学
中島俊介
5
アセスメントと支援計画
ケース検討会のあり方・演習
講義
110分
小倉少年鑑別支所
田邉範雅
6
学校から職場生活への移行
雇用・就労をめぐる状況
就労支援について
北九州市の雇用の実態
就労支援について
講義
110分
小倉公共職業安定所
枝尾悦哉
小野慈展
7
8/31
SSTなどのグループワーク実習
講義
110分
福岡教育大学
小泉令三
8
若者のメンタルヘルスについて
講義
110分
北九州市立大学
楠凡之
9
アウトリーチ(訪問支援)について
講義
110分
九州大学
松崎佳子

3.成果

(1) 連携体制整備に関して

ア.中核機関における成果

イ.地方企画委員会における成果

ウ.定例会議における成果

(2)ユースアドバイザー養成に関して

図表 82  ユースアドバイザー養成講習会の満足度
(とても満足5、満足4、普通3、不満足2、とても不満足1)
分類 番号 アンケート項目 1-1 2-1 2-2 3-1 平均
総合満足度 1 1_総合満足度 - - 4.15 - 4.15
研修テーマ・内容について 2 2_直面する課題、知りたい内容などニーズへの合致度 4.13 3.95 4.22 3.94 4.06
3 3_社会的トレンド、問題意識の高まりへの合致度 4.38 3.68 4.07 3.89 4.01
4 4_内容の専門性の程度 4.19 4.21 4.22 4.11 4.18
5 5_内容のわかりやすさ 4.22 4.05 4.30 4.06 4.16
6 6_内容の新しさ(※新たな知識の修得ができたか) 4.34 3.74 4.07 3.89 4.01
研修の実施方法 7 7_講師の知識の豊富さ、ノウハウ熟知の程度 4.63 4.42 4.37 4.33 4.44
8 8_講師の教え方のうまさ 4.06 3.84 4.22 3.89 4.00
9 9_教材のわかりやすさ、見やすさ 3.78 4.00 4.12 4.00 3.97
10 10_研修手法の適切さ 3.84 3.79 3.96 3.83 3.86
11 11_講義時間の適当さ 3.78 3.95 3.81 3.89 3.86

図表 83  ユースアドバイザー養成講習会受講前後の知識・スキルの変化
講習内容 チェック項目 受講後 受講前 受講後に伸びた割合
制度の内容及び業務の内容 1 ユースアドバイザーの役割や若者支援ネットワーク構想の経緯を理解している 4.10 2.83 1.26
2 対象者の早期発見による支援開始の意義を理解している 4.29 3.54 0.75
3 生活訓練、就労体験、職業体験の効果を理解している 4.16 3.33 0.83
4 個別のニーズに対応した包括的で継続的な支援の意義を理解している 4.16 3.65 0.51
5 海外での若者支援における関係機関の連携の状況やその意義を理解している 3.71 2.38 1.33
6 支援者の実態を理解している 3.74 2.91 0.83
7 研修・養成プログラムの定型化の重要性を理解している 4.00 2.92 1.08
8 海外(イギリス・オーストラリア・フランス)における若者自立支援の概要とそのしくみを理解している 3.48 2.17 1.32
9 社会的排除に対する海外の経験について理解し、若者自立支援の今後の課題を理解している 3.55 2.42 1.13
若者をめぐる状況と自立支援の現状 10 若者の人口・世帯構造の変化(少子化、晩婚・非婚化)について理解している 3.97 3.67 0.30
11 若者の自立支援の現状について理解している 4.03 3.25 0.78
学校から職業生活への移行、雇用・就労をめぐる状況 12 学校から職業生活への移行過程の現状について理解している 3.97 3.17 0.79
13 不登校、高校中退について、その特徴と対応の在り方について理解している 4.17 3.58 0.58
労働環境について(職業紹介も含む)、就労支援について 14 不就労・早期離職を含めた雇用・就労をめぐる全般的な現状について理解している 3.94 3.04 0.89
15 労働環境(職業紹介を含む)の仕組みを理解し、支援する際に活用できる 3.71 2.92 0.79
不登校、高校中退について、若者のひきこもりについて 16 不登校、高校中退について、その特徴と対応の在り方について理解している 4.19 3.75 0.44
17 若者のひきこもりについて、その特徴と対応の在り方について理解している 4.10 3.58 0.51
若者のメンタルヘルスについて(知的障害、発達障害、精神障害を含む) 18 知的障害、発達障害について、その特徴と対応の在り方について理解している 3.94 3.58 0.35
19 精神障害(社会不安障害を含む)について、その特徴と対応の在り方について理解している 3.84 3.38 0.46
若者の非行、犯罪について、少年司法の仕組について 20 非行、犯罪について、その特徴と対応の在り方について理解している 4.03 3.21 0.82
21 少年司法の仕組みを理解し、支援する際に活用できる 3.61 2.83 0.78
薬物依存(麻薬、覚せい剤、向精神薬、アルコール等)について 22 薬物乱用(麻薬、覚せい剤、向精神薬、アルコール等)について、その特徴を理解している 3.77 3.50 0.27
23 薬物乱用(麻薬、覚せい剤、向精神薬、アルコール等)について、対応の在り方について理解している 3.71 3.29 0.42
公的扶助、障害者福祉の仕組み 24 公的付与の仕組みを理解し、支援する際に活用できる 3.42 2.63 0.79
25 障害者福祉の仕組みを理解し、支援する際に活用できる 3.39 2.67 0.72
ネットワークの構築と個人情報保護について 26 ネットワークを構築する意味を理解している 4.26 3.42 0.84
27 個人情報の保護・管理に関する基礎的な知識を持っている 4.10 3.63 0.47
28 個人情報を関係機関内において共有するために必要な方策について理解し、実行できる 4.00 3.50 0.50
29 若者支援ネットワークにおける個人情報の共有の考え方について理解し、実行できる 3.90 3.21 0.69
30 生活保護ソーシャルワーカーの関係機関・関連専門職との連携、協働の意義について理解している 3.71 3.04 0.67
31 子どもの心の問題をめぐるネットワーク構築の必要性についてその意義を理解している 4.06 3.38 0.69
32 若者支援ネットワークに望まれる特性について、その意義を理解している 3.90 3.17 0.73
アセスメントと支援計画 33 アセスメント(対象者の現状・問題点等の査定)のための面接の方法を理解し、実行できる 3.74 3.17 0.58
34 アセスメント(対象者の現状・問題点等の査定)のための心理検査における留意点や主な心理検査について、理解している 3.45 3.08 0.37
35 アセスメント(対象者の現状・問題点等の査定)のまとめ方を理解し、実行できる 3.52 3.08 0.43
36 ニーズにあった支援計画の作成及び評価方法を理解した上で支援計画を作成できる 3.55 3.04 0.51
ケース検討会のあり方 37 ケース検討会、担当者レベルでの会合の進め方について理解している 3.71 3.04 0.67
「動機付け面接」など効果的な面接方法の実習 38 動機付け面接の意義を理解している 3.90 3.08 0.82
39 動機付け面接の基礎知識を理解し、支援する際に活用できる 3.73 3.04 0.69
SSTなどグループワーク実習 40 グループワーク(グループを用いた支援)の意義やその概要を理解している 4.00 3.25 0.75
41 若者の発達課題とそれに対応したグループワーク(グループを用いた支援)のもつ効果について理解している 3.93 3.21 0.73
42 グループワーク(グループを用いた支援)の方法、技法について理解し、実行できる 3.57 2.83 0.73
43 認知行動療法の内容・原則や活用場面などについて理解している 3.50 2.96 0.54
44 SST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)の内容・流れについて理解している 3.77 2.92 0.85
アウトリーチ(訪問支援)について 45 アウトリーチ(訪問支援)の目的や概要を理解している 4.17 2.96 1.21
46 アウトリーチ(訪問支援)におけるユースアドバイザーの役割を理解し、実行できる 3.83 2.88 0.95
47 相談室対応とは異なるアウトリーチの特殊性を理解している 3.86 2.92 0.95
48 アウトリーチ(訪問支援)の様々な形式や支援過程について理解し、実行できる 3.79 2.88 0.92

4.今後の課題

(1)連携体制整備に関して

ア.中核機関における課題

来年度は中核機関が子ども総合センターから子ども家庭局青少年課若者支援担当に移るため、これまでのノウハウの共有が課題である。

イ.地方企画委員会における課題

社会資源ガイドブックの更新や流通体制の確立が課題である。北九州市の若者支援系組織の数や内容が変更した場合にどのように情報を収集するのかについての方法論をより精緻な形で確立することが求められる。

ウ.定例会議における課題

ケース検討会議において提示された協力関係が、その後の経過の中で実行に移されているかどうかを定期的に確認することができれば、よりその効果を高めることができると考えられる。

エ.協議会設置に向けた課題

北九州市には、協議会設置時の指定支援機関をどこにするのかという課題がある。地方企画委員会において、組織の推薦などが行われたが、来年度は支援機関を決定することが協議会運営上の課題である。

(2) ユースアドバイザー養成に関して

短期集中開催は参加率の向上に貢献した一方で、参加者の集中力が低下するなどの課題も残った。一日のうち必ず一講座は実践的な内容を組み込むことで集中力を維持するなど工夫したが、来年度の開催日程については一考の余地がある。

また、3月の振り返りの会議での提案を踏まえて、1日2講座程度とし、終了後に情報交換の場を設けて、参加者がより顔の見える関係になれるようにすることも、今後検討する。



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