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第3節 インターネット上の有害環境

1 子どものインターネット利用状況等

近年,インターネット上に青少年にとって有害な情報が多く流通していることが大きな問題になっているが,平成19年3月に実施された第5回情報化社会と青少年に関する意識調査より,青少年のパソコン及び携帯電話等(PHS含む。以下同じ。)を使用したインターネットの利用状況についてみると,パソコンのインターネットについては,小学生は58.3%,中学生は68.7%,高校生は74.5%となっている。携帯電話等のインターネットについては,小学生は27.0%,中学生は56.3%,高校生は95.5%となっている(第1-3-18図)。

第1-3-18図 子どものインターネット利用の状況
第1-3-18図 子どものインターネット利用の状況
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一方,携帯電話等でインターネットを利用していると回答した人に,フィルタリング・サービスについて聞いたところ,フィルタリング・サービスを知らない学生の割合は,小学生96.5%,中学生91.7%,高校生85.4%であった(第1-3-19図)。

第1-3-19図 携帯電話・PHS のフィルタリング・サービスについて
第1-3-19図 携帯電話・PHS のフィルタリング・サービスについて
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また,平成21年5月に公表された文部科学省の「子どもの携帯電話等の利用に関する調査」の結果によると,有害サイトやネットいじめの問題などを学んだ経験のある子どもは,フィルタリングを必要と考えている割合が多く,インターネットの利用マナーが身に付いている割合が多い傾向が見られる(第1-3-20図,第1-3-21図)。

第1-3-20図 子どもの学習経験とフィルタリングの必要性の意識について
第1-3-20図 子どもの学習経験とフィルタリングの必要性の意識について
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第1-3-21図 子どもの学習経験とインターネットの利用マナーについて―「自分に来たチェーンメールを転送すること」について
第1-3-21図 子どもの学習経験とインターネットの利用マナーについて―「自分に来たチェーンメールを転送すること」について
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こうした状況を踏まえ,青少年のインターネットの適切な利用に関する教育・啓発活動の推進や,青少年への有害情報のフィルタリングソフトウェア等の利用の普及が望まれる。

2 出会い系サイトに関連した児童の犯罪被害と携帯電話等の利用

平成20年中,「出会い系サイト」を利用して犯罪被害に遭った児童は724人で,罪種別では,「児童買春・児童ポルノ法」違反が387人(53.5%)と最も多く,次いで青少年保護育成条例違反が232人(32.0%)となっている。また,殺人,強姦等の重要犯罪の被害に遭った児童は20人で,依然として深刻な状況が続いている。

また,「出会い系サイト」を利用して犯罪の被害に遭った児童724人のうち,アクセス手段として携帯電話を使用したものは,714人(98.6%)となっている。

3 学校非公式サイトの状況

誹謗・中傷,猥褻情報などの有害情報発信源となるおそれのある学校非公式サイトに関して,文部科学省の「青少年が利用する学校非公式サイトに関する調査」より,青少年が利用する学校非公式サイトのウェブサイト数(一般的な中高生が利用する学校非公式サイトのポータルサイトから,サイト数を調査)については,サイト・スレッド数38,260件(平成20年1月〜3月現在)が確認され,書き込み内容(調査地域を限定し,学校非公式サイト約2,000件に書き込まれた内容について調査)については,誹謗・中傷(「キモイ」,「うざい」等の32語が含まれる)50%,わいせつ(性器の俗称など12語が含まれる)37%,暴力を誘発(「死ね」,「消えろ」,「殺す」等20語が含まれる)27%が確認されている。

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