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第4節 刑法犯少年

1 刑法犯少年

平成20年の刑法犯少年※9は,9万966人(前年比1万2,258人(11.9%)減),刑法犯少年の人口比(同年齢層の人口千人当たりの検挙人員をいう。)は12.4(1.4減)であり,成人と比較して人口比で5.2倍となっている(第1-3-22図)。

第1-3-22図 刑法犯少年の検挙人員,人口比の推移
第1-3-22図 刑法犯少年の検挙人員,人口比の推移
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また,刑法犯総検挙人員に占める少年の割合は26.8%で,前年に比べ1.4ポイント減少した。

平成20年の触法少年(刑法)の補導人員は,1万7,568人(前年比336人(1.9%)減),触法少年(特別法)は720人(前年比112人(18.4%)増)であった(第1-3-4表)。触法少年(特別法)について年次推移をみると,平成13年以降増加傾向にある。

第1-3-4表 触法少年及びぐ犯少年の補導人員の推移
第1-3-4表 触法少年及びぐ犯少年の補導人員の推移
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(1)罪種別

刑法犯少年を罪種別にみると,窃盗犯が最も多くなっている(第1-3-23図)。

第1-3-23図 刑法犯少年の包括罪種※10別検挙人員の推移
第1-3-23図 刑法犯少年の包括罪種別検挙人員の推移
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平成20年の刑法犯少年のうち初発型非行(万引き,自転車盗,オートバイ盗及び占有離脱物横領の4罪種をいう。)で検挙した者の数は6万4,550人で,刑法犯少年総数に占める割合は71.0%(1.6ポイント減)となっている。

また,平成20年に凶悪犯で検挙した刑法犯少年は956人で,前年に比べ86人(8.3%)減少した。罪種別にみると,強盗が713人と最も多いが,前年に比べ44人(5.8%)減少した。殺人の検挙人員は50人で,前年に比べ12人(19.4%)減少し,強姦の検挙人員は127人で,前年に比べ6人(5.0%)増加した。

平成20年に粗暴犯で検挙した刑法犯少年は8,645人で,前年に比べ603人(6.5%)減少した。罪種別では,傷害による検挙人員が5,212人で最も多い。

初発型非行について年次推移をみると,平成12年以降緩やかな上昇傾向にあったものの,平成15年以降は再び減少傾向にある。

(2)年齢別

刑法犯少年を年齢別にみると,中学校から高等学校への移行年齢でもある15歳が最も多く,次いで16歳,14歳の順となっており,14歳から16歳までの年齢層で刑法犯少年全体の66.4%を占めている(第1-3-24図)。

第1-3-24図 刑法犯少年の年齢別検挙人員の推移
第1-3-24図 刑法犯少年の年齢別検挙人員の推移
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刑法犯少年を学職別にみると,高校生が3万6,200人(39.8%)で最も多く,次いで中学生が2万8,225人(31.0%)となっている。

2 道路交通法違反等

(1)自動車運転過失致死傷等

平成20年に自動車運転過失致死傷等で検挙した少年は2万5,823人で,前年に比べ2,919人(10.2%)減少した(第1-3-25図) 。

第1-3-25図 道路交通法違反に係る少年の検挙人員の推移
第1-3-25図 道路交通法違反に係る少年の検挙人員の推移
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(2)道路交通法違反

平成20年に,道路交通法違反のうち,無免許,最高速度超過などの車両の運転に関する違反で検挙した少年は32万8,429人で,前年に比べ4万3,143人(11.6%)減少した(第1-3-25図)。また,平成11年の76万1,745人と比べると,43万3,316人(56.9%)減少している。


※9 1 刑法犯少年とは,「刑法」(明40法45),「盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律」(昭5法9),「暴力行為等処罰ニ関スル法律」(大15法60),「決闘罪ニ関スル件」(明22法34),「爆発物取締罰則」(明17太政官布告32),「航空機の強取等の処罰に関する法律」(昭45法68),「火炎びんの使用等の処罰に関する法律」(昭47法17),「航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律」(昭49法87),「人質による強要行為等の処罰に関する法律」(昭53法48),「流通食品への毒物の混入等の防止等に関する特別措置法」(昭62法103),「サリン等による人身被害の防止に関する法律」(平7法78),「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」(平11法136),「公職にある者のあっせん行為による利益等の処罰に関する法律」(平12法130),「公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律」(平14法67)に規定する罪(交通事故に係る業務上(重)過失致死傷,危険運転致死傷を除く。)で警察に検挙された14歳以上20歳未満の者をいう。

  2 特別法犯少年とは,上記1以外の罪(交通事故に係る業務上(重)過失致死傷,危険運転致死傷や「道路交通法」(昭35法105),「自動車の保管場所の確保等に関する法律」(昭37法145)等の道路交通関係法令に規定する罪を除く。)で警察に検挙された14歳以上20歳未満の者をいう。

※10 包括罪種とは,刑法犯を「凶悪犯(殺人,強盗,放火,強姦)」,「粗暴犯(暴行,傷害,脅迫,恐喝,凶器準備集合)」,「窃盗犯(窃盗)」「知能犯(詐欺,横領(占有離脱物横領罪を除く。),偽造,汚職,背任,「公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律」に規定する罪)」,「風俗犯(賭博,わいせつ)」,「その他の刑法犯(公務執行妨害,住居侵入,逮捕監禁,器物損壊等上記に掲げるもの以外の刑法犯)」の6種に分類したもの。


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