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第1部 子ども・若者の現状

第1章 子ども・若者の成育環境

第3節 子ども・若者の体験活動

1 子ども・若者の体験活動の現状

子ども・若者の体験活動への参加は減少。

独立行政法人国立青少年教育振興機構の調査結果によれば,子どもの頃の自然体験が多い大人ほど,意欲・関心が高く,子どもの頃の友達との遊びの体験が豊富な大人ほど,規範意識が高い傾向にあること等が明らかになっている(「『子どもの体験活動の実態に関する調査研究』報告書 平成22年度調査」)。このような調査結果も踏まえ,自然体験等子ども・若者の体験活動を引き続き推進していくことが重要である(第1―1―22図)。

第1-1-22図 子どもの頃の体験と大人になってからの意欲・関心等の関係

しかし,「『青少年の体験活動等と自立に関する実態調査』報告書 平成21年度調査」によると,学校以外の公的機関や民間団体等が行う自然体験活動への小学生の参加状況は,54.7%であり,平成18年度の63.2%に比べ減少している。個々の体験活動についても,「キャンプをしたこと」や「海や川で泳いだこと」等の自然体験について,ほとんどしたことがない子ども・若者が平成10年度と比較して全般的に増加している(第1―1―23図)。

第1-1-23図 青少年の自然体験への取組状況(次の自然体験について「ほとんどしたことがない」割合)

また,平成21年度の夏休みにおける自然体験活動への参加割合は,小学1年生及び6年生ともに平成14年度に比べ減少している(第1―1―24図)。

第1-1-24図 夏休みにおける自然体験活動への参加割合

2 子ども・若者の体験活動の機会の提供

公立の青少年教育施設は減少。青少年団体への所属割合は小学生が最も高い。

子ども・若者に様々な体験活動の機会を提供する青少年教育施設について,国立青少年教育施設は28施設,公立の青少年教育施設(少年自然の家及び青年の家)は516施設(平成20年度社会教育調査)であり,平成17年の691施設から175施設(25.3%)減少している(第1―1―25図)。

第1-1-25図 公立の青少年教育施設数の推移

また,様々な体験活動の機会を提供する子ども会,ボーイスカウト,ガールスカウト,スポーツ少年団等の青少年団体への所属については,小学5年生で最も高く,高校生で最も低くなっており,男女別に見るとすべての学年で男子が女子を上回っている(第1―1―26図)。

第1-1-26図 青少年団体への所属状況

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