第1部 子どもや若者の状況
第4章 社会的自立
第3節 キャリア教育
1 職場体験やインターンシップの実施状況
(1)中学校
職場体験の実施率はおおむね上昇傾向。
職場体験を実施している中学校の割合はおおむね上昇傾向にあり,平成23(2011)年度は公立の96.9%,国立の61.0%,私立の20.9%の中学校で職場体験が行われている。(第1-4-18図(1))
期間別の実施状況をみると,5日以上はこのところ減少傾向にあり,4割弱が「3日」,3割弱が「2日」となっている。(第1-4-18図(2))
(2)高校
インターンシップの実施率はおおむね上昇傾向。
インターンシップを実施している高校(全日制・定時制・通信制)の割合は,公立や私立では上昇傾向にあり,平成23(2011)年度は公立の76.4%,私立の41.2%,国立の10.5%となっている。(第1-4-19図(1))
普通科と職業関係学科での実施率をみると,それぞれ75.6%,92.3%となっている。普通科では2割弱,職業関係学科では6割強の生徒がインターンを体験したことがある。実施率,体験者数の割合ともに,普通科は職業関係学科を大きく下回っている。(第1-4-19図(2))
(3)大学
インターンシップを授業科目として全学で実施している学校が34.8%,学部単位で実施している学校が32.9%。
インターンシップを授業科目として,全学で実施している大学は34.8%であり,私立大学の4割弱,国公立大学の3割弱で実施されている。学部単位で実施している大学は32.9%であり,国立大学の6割弱,公私立大学の3割で実施されている。インターンシップを実施していない大学は15.7%となっている。(第1-4-20図)
キャリア科目を必修科目として開設している大学は全体の36.3%となっている。実施学年は学部1年が最も多く,学部2年が続いている。(第1-4-21図)