[目次]  [戻る]  [次へ]

第1部 子ども・若者の状況

第2章 健康

第1節 発育

1 体格

出生時体重はおおむね横ばい。身長はおおむね横ばいである一方,小学生・中学生の体重が減少傾向。

出生時の平均体重は,この35年間で約200g減少した。平成17(2005)年までは男女ともに減少傾向が続いていたが,以降は横ばいで推移している。低出生体重児(2,500g未満の出生児)の割合は男女とも長期的に上昇傾向にあったが,平成17年以降はおおむね横ばいとなっている。(第1-2-1図)

身長は,幼児,小学生,中学生,高校生のいずれでも男女ともに横ばいである。体重は,平成12(2000)年前後から,幼児後半,小学生,中学生で男女ともに減少傾向である。(第1-2-2図,第1-2-3図)

肥満傾向児の割合は,平成18(2006)年度以降おおむね低下傾向にあるが,小学生でこのところ上昇している。痩身傾向児の割合は,平成18年度以降,均してみるとおおむね横ばいで推移している。(第1-2-4図)

2 体力・運動能力

乳幼児の運動機能の通過は10年前と比べやや遅くなっている。小学生・中学生・高校生の体力・運動能力は緩やかな向上傾向にある。小学生と中学生の1~3割はほとんど運動をしていない。20代の7~9割は運動習慣がない。

乳幼児の各運動・言語機能を,それが可能なものの割合でみると,平成22(2010)年には,「ねがえり」は生後6~7カ月未満の乳児の,「はいはい」は生後9~10カ月未満の乳児の,「ひとり歩き」は生後1年3~4カ月未満の幼児の,それぞれ90%以上が可能となっている。また,生後1年6~7カ月未満の幼児の90%以上が単語を話している。運動・言語機能の通過を10年前と比較するとやや遅くなっている。(第1-2-5図)

第1-2-5図 乳幼児の運動機能・言語機能

子どもの体力・運動能力をみると,新体力テストの合計点は過去10年間ではどの年代でもおおむね緩やかな上昇傾向となっている。50m走やソフトボール投げ,ハンドボール投げといった基礎的運動能力は,体力水準の高かった昭和60(1985)年度と比較すると総じてみれば依然として低い水準にあるものの,この10年で横ばいまたは向上傾向にある。(第1-2-6図)

15歳以上の者の歩数をみると,長期的にみて,男性は10代,20代ともに減少傾向で,特に10代のこの数年の減少が著しい。女性はやや減少した後おおむね横ばいで推移している。(第1-2-7図)

運動習慣をみると,1年間にスポーツを行った者の割合はこの20年間で大きく低下している。平成23(2011)年には,1年間にスポーツを行っていない者が10~14歳の約1割,15~19歳の2割強,20~24歳の約3割,25~29歳の3割以上に達している。(第1-2-8図)

小学校5年生・中学校2年生の男子の1割弱,女子の2~3割がほとんど運動をしていない。(第1-2-9図)

20代では,男性は運動習慣のある者の割合がこの5年間で上昇しているが,女性は低下傾向にある。1週間の運動日数をみると,男性の約7割,女性の約9割は運動習慣がない。(第1-2-10図)


[目次]  [戻る]  [次へ]