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第2部 調査の結果(第1章 第3節)

第1章 青少年調査の結果

第3節 インターネットの利用状況


(1)トラブル等の経験

携帯電話やパソコンでインターネットを使っていると回答した青少年(1,123人)に、インターネット上のトラブル等の経験を聞いたところ、「チェーンメールが送られてきたことがある」が2割(22.0%)を超え、「プロフやゲームサイトで知り合った人とやりとりしたことがある」(10.1%)、「インターネットにのめりこんで勉強に集中できないことがある」(10.0%)、「夜遅くまでインターネットにのめりこんで睡眠不足になることがある」(9.5%)、「自分が知らない人や、お店などからメールが来たことがある」(9.1%)も1割前後があると回答している。一方、「あてはまるものはない」と回答した人は60.0%である。なお、例示した項目以外の経験を回答した人は「その他」に含まれるため、「あてはまるものはない」と回答した人には、トラブル等の経験がないと考えられる。(図表II-1-3-1 ※GIF形式)


学校種別にみると、学校種が上がるほど、ほとんどの項目で回答が多くなっている。最も多い「チェーンメールが送られてきたことがある」は、小学生(2.1%)では経験者はほとんどいないが、中学生では26.1%に増加し、高校生では36.3%がチェーンメールを経験している。また、高校生では「自分が知らない人や、お店などからメールが来たことがある」(17.5%)、「プロフやゲームサイトで知り合った人とやりとりしたことがある」(16.7%)も2割近くが回答している。一方、「あてはまるものはない」は学校種が下がるほど多くなっており、高校生では41.2%、中学生では56.3%、小学生では84.2%が「あてはまるものはない」と回答している。

性・学校種別にみると、中学生では、「チェーンメールが送られてきたことがある」は女子の35.9%が回答しており、男子(15.2%)より約20ポイント上回っている。また、「チェーンメールを転送したことがある」も男子(3.3%)より女子(9.8%)でやや多くなっている。高校生では、「親に話しにくい変なサイトを見たことがある」以外の項目は、すべて男子より女子で多くなっている。特に、「チェーンメールが送られてきたことがある」は男子(22.7%)より女子(47.3%)が約25ポイント高く、女子の半数近くがチェーンメールの被害経験がある。また、高校生の女子では、「プロフやゲームサイトで知り合った人とやりとりしたことがある」(22.9%)、「自分が知らない人や、お店などからメールが来たことがある」(23.4%)、「インターネットにのめりこんで勉強に集中できないことがある」(19.7%)も2割前後と多くなっている。(図表II-1-3-2 ※CSV形式)


携帯電話でのフィルタリングの利用状況についての回答(保護者調査Q6)別にみると、『制限なし』(フィルタリングを使っていない又は解除した)と回答した保護者を持つ高校生は、『制限あり』(フィルタリングを使っている、又はインターネットが使えない機種・設定になっている)と回答した保護者を持つ高校生より、『トラブルの経験』、『問題行動の経験』、『プロフの経験』のいずれも10ポイント前後上回っている。(図表II-1-3-3 ※CSV形式)


(2)インターネットに関する啓発や学習の経験

回答した全ての青少年に対して、インターネットの危険性について説明を受けたり学んだ経験を聞いたところ、「学校で教えてもらった」が78.6%で圧倒的に多く、次いで、「親(保護者)から教えてもらった」が21.1%、「テレビや本・パンフレットなどで知った」が14.8%となっている。一方、「特に教えてもらったり学んだりしたことはない」は14.2%である。(図表II-1-3-4 ※GIF形式)


学校種別にみると、「学校で教えてもらった」は、学校種が上がるほど多くなっており、小学生では約6割(57.5%)であるが、 中学生では約9割(87.8%)に増加し、高校生では95.4%に達している。「親(保護者)から教えてもらった」は、小学生(23.2%)と中学生では約2割(22.1%)となっているが、高校生では1割台(16.5%)でやや少ない。一方、「特に教えてもらったり学んだりしたことはない」は学校種が下がるほど多くなり、小学生では約3割(28.4%)が回答している。

性・学校種別にみると、「学校で教えてもらった」は小学生と高校生では男女で大きな差はみられないが、中学生では、男子の83.3%に対して女子は92.3%で、女子の方が「学校で教えてもらった」という回答が多くなっている。「テレビや本・パンフレットなどで知った」は、女子では学校種が上がるほど多く、高校生の女子では約2割(21.1%)が回答している。(図表II-1-3-5 ※CSV形式)


(3)インターネットに関する学習意向

次に、インターネットの危険性についてもっと説明を受けたり学びたいか聞いたところ、「学びたい」が16.9%、「どちらかというと学びたい」が30.2%で、「学びたい」と「どちらかというと学びたい」を合わせた『学びたい(計)』は約5割(47.2%)を占めている。「どちらともいえない」は32.1%、「どちらかというと学びたくない」(6.8%)と「学びたくない」(9.7%)はいずれも1割未満である。


学校種別にみると、「学びたい」は学校種が下がるほど多くなっており、高校生(12.4%)と中学生(15.1%)は1割台であるが、小学生では約2割(22.0%)が「学びたい」と回答している。一方、『学びたい(計)』でみると、小学生(47.4%)、中学生(48.3%)、高校生(45.4%)で大きな差はみられない。

性・学校種別にみると、「学びたい」は小学生の男子が23.0%で最も多く回答している。『学びたい(計)』では、中学生の女子が過半数(51.9%)を占め、やや多くなっている。(図表II-1-3-6 ※GIF形式)