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第2部 調査の結果(第1章 第4節)

第1章 青少年調査の結果

第4節 フィルタリングに関する認識


(1)フィルタリングの認知度

回答した全ての青少年に対して、フィルタリングとは何か知っていたか聞いたところ、「知っていた」が35.9%、「なんとなく知っていた」が20.7%、「まったく知らなかった」は43.4%となっている。


学校種別にみると、「知っていた」は学校種が上がるほど多くなっており、小学生では1割(10.1%)に過ぎないが、中学生で約4割(37.0%)に増加し、高校生では約7割(71.1%)に達している。「なんとなく知っていた」は小学生(14.7%)と高校生(18.8%)に比べて、中学生(27.7%)で多くなっている。一方、「まったく知らなかった」は学校種が下がるほど多くなっており、小学生では75.2%を占める。

性・学校種別にみると、高校生では、「知っていた」は女子(67.9%)より男子(75.0%)で多くなっている。中学生では、「知っていた」(男子36.4%、女子37.7%)は男女で大きな差はみられないが、「なんとなく知っていた」は女子(33.1%)が男子(22.3%)を約11ポイント上回っている。(図表II-1-4-1 ※GIF形式)


(2)フィルタリングの印象

次に、フィルタリングについて感じることを聞いたところ、「有害サイトにアクセスすることがないので安心できる」が45.1%で最も多くあげられ、「インターネットが使いにくくなる」という感想は約2割(19.9%)である。また、フィルタリングの利用に関する判断については、「子どもの場合、フィルタリングを利用するかどうかは、親子で相談して決めるのがよい」が17.2%、「子どもの場合、フィルタリングを利用するかどうかは、親が判断するべきだ」が13.2%、「フィルタリングを利用するかどうかは、使っている本人が判断するのがよい」が12.1%の順である。「子どもの場合、必ずフィルタリングを利用しなければならないようにすべきだ」という意見は8.4%にとどまっている。(図表II-1-4-2 ※GIF形式)


学校種別にみると、中学生の半数以上が「有害サイトにアクセスすることがないので安心できる」(55.0%)と感じており、小学生(35.5%)、高校生(43.9%)に比べて多くなっている。一方、「インターネットが使いにくくなる」は学校種が上がるほど多くなっており、小学生ではわずか(6.5%)であるが、中学生では約2割(17.9%)に増加し、高校生では約4割(41.9%)が使いにくくなると感じている。
また、フィルタリングの利用に関する判断については、「フィルタリングを利用するかどうかは、使っている本人が判断するのがよい」は学校種が上がるほど多くなっており、小学生(2.4%)と中学生(9.9%)では1割に満たないが、高校生では約3割(28.9%)が回答している。また、「子どもの場合、フィルタリングを利用するかどうかは、親子で相談して決めるのがよい」も高校生では26.3%が回答し、本人が判断するのがよいという意見と拮抗している。
なお、フィルタリングの認知が低い小学生は約3割(27.8%)が「わからない」と答えている。

性・学校種別にみると、「有害サイトにアクセスすることがないので安心できる」は中学生の女子では約6割(57.3%)が回答し、最も多くなっている。また、「子どもの場合、フィルタリングを利用するかどうかは、親子で相談して決めるのがよい」は高校生の女子の約3割が回答しており、男子(19.9%)を約12ポイント上回っている。(図表II-1-4-3 ※CSV形式)


携帯電話でのフィルタリングの利用状況についての回答(保護者調査Q6)別にみると、「有害サイトにアクセスすることがないので安心できる」は、いずれの学校種でも『制限あり』(フィルタリングを使っている、又はインターネットが使えない機種・設定になっている)と回答した保護者を持つ青少年の方が『制限なし』(フィルタリングを使っていない又は解除した)よりも10~20ポイント高くなっている。最も多いのは中学生(66.2%)だが、制限の有無で最も差が開いているのは小学生(『制限あり』48.5%、『制限なし』28.9%)である。「インターネットが使いにくくなる」ではいずれの学校種でも『制限あり』よりも『制限なし』の方が多くなり、学校種が上がるほど差が広がっている。(図表II-1-4-4 ※CSV形式)