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第2部 調査の結果(第2章 第1節)

第2章 保護者調査の結果

第1節 子どもの携帯電話の利用状況


(1)携帯電話の所有状況

回答した全ての保護者に対して、子どもの携帯電話(PHSを含む。以下同じ)の所有状況について聞いたところ、「自分専用の携帯電話を持っている」が47.6%、「家族と一緒に使っている携帯電話を持っている」が2.9%、「持っていない」が49.5%となり、「自分専用の携帯電話」と「家族と一緒に使っている携帯電話」を合わせた『携帯電話を持っている(計)』(50.5%)と「持っていない」はほぼ半数ずつとなっている。


学校種別にみると、学校種が上がるほど所有率が上がり、高校生では95.3%が自分専用の携帯電話を所有している。(図表II-2-1-1 ※GIF形式)


(2)携帯電話を持たせた感想

子どもが「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した保護者(704人)に対して、 子どもの携帯電話への意識や利用状況について聞いた。まず、携帯電話を持たせてどのように感じているか聞いたところ、「良かった」が24.9%、「どちらかというと良かった」が34.2%で、「良かった」と「どちらかというと良かった」を合わせた『良かった(計)』は約6割(59.1%)を占めている。一方、「どちらかというと悪かった」は6.5%、「悪かった」は1.3%で『悪かった(計)』は1割に満たない。また、「どちらともいえない」は32.7%である。


学校種別にみると、小学生の保護者で『良かった(計)』が71.0%と多くなっている。(図表II-2-1-2 ※GIF形式)


(3)使い始めた時期

次に、子どもが携帯電話を使い始めた学年を聞いたところ、「小学校」が36.9%、「中学校」は43.8%、「高等学校・高等専門学校」が18.8%となっており、「小学校入学前」という回答はなかった。


学校種別にみると、高校生の保護者では「小学校」が8.6%、「中学校」は52.5%、「高等学校・高等専門学校」が39.0%となっている。(図表II-2-1-3 ※GIF形式)


使い始めた学年では、「中学1年生」(24.1%)が最も多く、次いで「高等学校・高等専門学校1年生」(18.0%)となっており、それぞれ進学を機に使い始めることが多くなっている。また、「小学校」では4年生以上になると8~9%と高くなっている。(図表II-2-1-4 ※CSV形式)


(4)携帯電話を持たせて良かったこと

次に、携帯電話を持たせて、良かったと思うことを聞いたところ、「子どもがいる場所が把握しやすくなった」(62.4%)、「帰りが遅くなっても心配がなくなった」(59.7%)、「登下校、塾からの帰宅時などの安心感が増した」(55.0%)の3項目が5~6割と多く、次いで「子どもの交友関係が把握しやすくなった」(14.9%)、「家族内でコミュニケーションが増えた」(11.6%)などとなっている。(図表II-2-1-5 ※GIF形式)


学校種別にみると、「子どもがいる場所が把握しやすくなった」は中学生の保護者(69.1%)に、「帰りが遅くなっても心配がなくなった」と「登下校、塾からの帰宅時などの安心感が増した」は高校生の保護者に多くなっている。(図表II-2-1-6 ※CSV形式)


(5)インターネットの利用

次に、子どもが携帯電話でインターネットを使っているか聞いたところ、「使っている」が76.7%を占め、「使っていない」が21.9%、「わからない」が1.4%となっている。


学校種別にみると、学校種が上がるほど利用が多くなり、高校生では86.2%となっている。(図表II-2-1-7 ※GIF形式)


(6)フィルタリングの利用

次に、その携帯電話にフィルタリングを使っているか聞いたところ、「使っている」が45.6%、「インターネットが使えない機種・設定になっている」が2.6%で、両者を合わせた『制限あり』は48.2%となっている。一方、「使っていない」は42.9%、「使っていたが解除した」は2.8%となっている。また、「わからない」が6.1%となっている。


学校種別にみると、学校種が下がるほど『制限あり』が多くなり、小学生で約6割(61.7%)、中学生で約5割(54.7%)、高校生で約4割(38.7%)となっている。(図表II-2-1-8 ※GIF形式)

携帯電話の購入時期でみると、『制限あり』は平成19年度以前では約4割(42.1%)だが、20年度以降は5割を超えている(20年度:58.9%、21年度:54.9%)。(図表II-2-1-9 ※GIF形式)

インターネットに関する啓発や学習の経験の有無別にみると、『制限あり』は、学んだことがある保護者では50.0%、特に学んだことはない保護者では34.5%と、約16ポイントの開きがある。(図表II-2-1-10 ※GIF形式)


(7)フィルタリングを利用していない理由

フィルタリングを「使っていない」と回答した保護者(302人)に、その理由を聞いたところ、「子どもを信用している」が41.7%で最も多く、次いで「特に必要を感じない」が28.5%と多くなっている。以下、「フィルタリングサービス自体を知らなかった」(13.6%)、「購入時に説明を受けなかった」(12.6%)などと続いている。(図表II-2-1-11 ※GIF形式)


学校種別にみると、「子どもを信用している」は中学生(45.1%)、高校生(47.8%)の保護者に多くなっている。 (図表II-2-1-12 ※CSV形式)


(8)フィルタリングを解除した理由

フィルタリングを「使っていたが解除した」と回答した保護者(20人)に、その理由を聞いたところ、9人(45.0%)が「子どもから解除してほしいと頼まれた」、5人(25.0%)が「子どもを信用している」、4人(20.0%)が「子どもにとって不便と感じた」と回答している。
なお、保護者と青少年の双方が回答した19人中、中学生の保護者は4人、高校生の保護者は15人であった。(図表II-2-1-13 ※GIF形式)


(9)携帯電話を購入する際、子どもが使用する旨を販売業者に伝えたか

子どもが「自分専用の携帯電話(PHSを含む)」を持っていると回答した保護者(664人)に、携帯電話を購入する際、子どもが使用する旨を販売業者に伝えたかを聞いたところ、約9割(86.3%)が「申し出た」と回答している。一方、「申し出なかった」は6.6%と1割を下回っている。「覚えていない」(1.8%)、「わからない」(4.7%)といった保護者が認知していない回答も1割を下回っている。また「子のための購入ではなかった」は0.6%となっている。


学校種別にみても、大きな差はみられない。(図表II-2-1-14 ※GIF形式)


(10)販売業者からフィルタリングに関する説明を受けたか

子どもが「自分専用の携帯電話(PHSを含む)」を持っていると回答した保護者(664人)に、携帯電話を購入する際、販売業者からフィルタリングに関する説明を受けたか聞いたところ、「説明があった」は57.1%、「説明がなかった」は22.9%となっている。「覚えていない」(10.7%)、「わからない」(8.7%)といった、説明があったか不明の回答が約2割となっている。また「子のための購入ではなかった」は0.6%となっている。


学校種別にみても、大きな差はみられない。(図表II-2-1-15 ※GIF形式)

携帯電話の購入時期でみると、「説明があった」は平成19年度以前では約5割(49.4%)だが、20年度以降は約7割(20年度:70.5%、21年度:67.6%)となっている。

さらに、子どもの使用を申し出た保護者について、携帯電話の購入時期でみると、「説明があった」は平成19年度以前では、約5割(55.9%)、20年度は約8割(78.9%)、21年度は約7割(73.9%)となっている。(図表II-2-1-16 ※GIF形式)