第2部 調査の結果

第1章 青少年調査の結果

第2節 パソコンの利用状況

(1) パソコンの使用状況

Q10 あなたは、パソコンを使っていますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-1-2-1 パソコンの使用状況 <CSVデータ>

図表2-1-2-1 パソコンの使用状況

 回答した全ての青少年(1,314人)に対して、パソコンの使用状況について聞いたところ、「家族と一緒に使っているパソコンを使っている」が69.7%で最も多く、次いで「学校に置かれているパソコンを使っている」が39.0%、「自分専用のパソコンを使っている」が6.6%と続き、「その他自宅以外の場所でパソコンを使っている」は1.5%、「マンガ喫茶やインターネットカフェのパソコンを使っている」は0.5%にとどまっている。また、「パソコンは使っていない」は14.7%となっている。(図表2-1-2-1)


 学校種別にみると、「自分専用のパソコンを使っている」は学校種が上がるほど多くなり、小学生では2.6%とほとんどみられないが、中学生では6.7%、高校生では11.7%となっている。一方、「学校に置かれているパソコンを使っている」は、学校種が下がるほど利用率が上がり、高校生では、約3割(30.7%)であるが、小学生では約5割(50.1%)となっている。また、「パソコンを使っている(計)」は、小学生では約8割(81.9%)、中学生では8割半ば(86.5%)、高校生では9割弱(88.0%)となっており、平成21年度と比較すると、小中学生は減少しているものの、高校生では約6ポイント増加している(平成21年度:小学生84.1%、中学生87.0%、高校生82.4%)。
 性・学校種別にみると、小学生と中学生は男女でのパソコン利用に大きな差はみられないが、高校生では「学校に置かれているパソコンを使っている」は女子(35.9%)が男子(24.8%)を約11ポイント上回っている。【図表2-1-2-2 パソコンの使用状況(性・学校種別)】 <CSVデータ>

(参考)平成21年度青少年のインターネット利用環境実態調査 <CSVデータ>

(参考)平成21年度青少年のインターネット利用環境実態調査

(2) 使い始めた時期

<Q10で「1」〜「6」のいずれかを答えた方に>
Q11 パソコンを使っている人にお尋ねします。あなたが、パソコンを使いはじめたのは何年生の頃ですか。(使いはじめたのが中学卒業後で学校に通っていない場合)では、使いはじめたのは中学卒業後何年目位でしょうか。
調査員注:学校の種別を確認して○をしたうえで、学年を記入すること。なお、「1」の場合は学年を聞く必要はない。

図表2-1-2-3 使い始めた時期(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-2-3 使い始めた時期(性・学校種別)

 パソコンを使っていると回答した青少年(1,121人)に対して、パソコンを使い始めた時期を聞いたところ、「小学校」でパソコンを使い始めた人は約8割(79.8%)とかなり多く、 次いで「中学校」で使い始めた人は13.6%で、9割以上(93.4%)の人が中学校までに使い始めている。

 学校種別にみると、中学生では「小学校」から使い始めた人が82.7%、高校生では「小学校」から使い始めた人は61.5%、「中学校」から使い始めた人は29.9%となっている。
 性・学校種別にみると、高校生では、「小学校」から使い始めた人は、女子(66.0%)が男子(56.3%)を約10ポイント上回っている。(図表2-1-2-3)


 使い始めた学年をみると、「小学校3年生」が23.5%で最も多く、次いで「小学校4年生」が17.8%、「小学校5年生」が13.0%と続く。

 学校種別にみると、小学生は「小学校3年生」が32.6%で最も多く、次いで「小学校4年生」(20.7%)、「小学校1年生」(15.0%)、「小学校2年生」(11.6%)と続いている。中学生でも、「小学校3年生」が21.6%で最も多く、次いで「小学校4年生」(18.4%)、「小学校5年生」(15.4%)と続く。高校生は、「中学校1年生」が18.3%で最も多く、次いで「小学校5年生」(15.9%)と続く。【図表2-1-2-4 使い始めた時期(学年)(性・学校種別)】 <CSVデータ>


図表2-1-2-5 使い始めた時期(全数ベース、性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-2-5 使い始めた時期(全数ベース、性・学校種別)

 パソコンを使っていない人を含めた総数(1,314人)でみると、高校生では「小学校」から使い始めた人は5割半ば(54.1%)であるが、中学生では約7割(71.5%)、小学生では7割半ば(75.2%)となり、小学生からパソコンを使い始める人が増加している。(図表2-1-2-5)

【図表2-1-2-6 使い始めた時期(学年)(全数ベース、性・学校種別)】 <CSVデータ>

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(3) メールの利用

Q12 あなたは、パソコンでメールを使っていますか。

図表2-1-2-7 メールの利用(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-2-7 メールの利用(性・学校種別)

 パソコンを使っていると回答した青少年(1,121人)にパソコンでメールを使っているか聞いたところ、「メールを使っている」は1割半ば(15.2%)で、「メールを使っていない」は8割半ば(84.8%)となっている。平成22年度と21年度ではほとんど差はみられない。

 学校種別にみると、「パソコンでメールを使っている」は小学生では4.8%とわずかであるが、学校種が上がるにつれ、中学生では18.4%、高校生では22.3%と増加している。
 性・学校種別にみると、小学生(男子3.9%、女子5.8%)と高校生(男子22.5%、女子22.0%)では「メールを使っている」に男女でほとんど差がみられないが、中学生(女子22.2%、男子14.9%)では、女子が男子よりもやや多くなっている。(図表2-1-2-7)


図表2-1-2-8 携帯電話とパソコンのメール利用 <CSVデータ>

図表2-1-2-8 携帯電話とパソコンのメール利用

 「Q4 携帯電話でのメールの利用」と「Q12 パソコンでのメールの利用」を、「携帯電話を持っていない」人や「パソコンを使っていない」人を含めた総数(1,314人)で比べると、携帯電話でのメール利用は「携帯電話を持っていない」人が4割台後半(47.6%)にもかかわらず、所有者のほとんど(95.9%)(図表2-1-1-7参照)がメールを使っているため過半数(50.3%)となっているが、パソコンでのメールの利用は、「パソコンの使用者」が8割半ば(85.3%)(図表2-1-2-2参照)であるにもかかわらず、12.9%にとどまっている。(図表2-1-2-8)

(4) サイトの閲覧

Q13 あなたは、パソコンでサイトにアクセスして画面を見ることがありますか。サイトとは、知りたい情報があるときに、アクセスしてその情報を調べたり見ることができるインターネット上の画面(ゲームや掲示板など書き込めるものも含む)を指します。

図表2-1-2-9 サイトの閲覧(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-2-9 サイトの閲覧(性・学校種別)

 パソコンを使っていると回答した青少年(1,121人)にパソコンでサイトにアクセスして画面を見ることがあるか聞いたところ、「見ることがある」は8割半ば(84.0%)を占めており、平成21年度(79.5%)よりもやや増加している。

 学校種別にみると、学校種が上がるほど「見ることがある」が多くなり、小学生では約7割(72.5%)であるが、中学生(88.2%)、高校生(91.0%)では、ともに約9割がパソコンでサイトを「見ることがある」と答えている。
 性・学校種別にみると、「見ることがある」は、高校生(男子90.1%、女子91.8%)では男女にほとんど差がみられないが、小学生(男子75.6%、女子69.4%)や中学生(男子90.5%、女子85.8%)では、男子が女子よりもやや多くなっている。(図表2-1-2-9)


図表2-1-2-10 携帯電話とパソコンのサイト閲覧 <CSVデータ>

図表2-1-2-10 携帯電話とパソコンサイト閲覧

 「Q5 携帯電話でのサイト閲覧」と「Q13 パソコンでのサイト閲覧」を、「携帯電話を持っていない」人や「パソコンを使っていない」人を含めた総数(1,314人)で比べると、「パソコンでのサイト閲覧」は71.7%と、「携帯電話でのサイト閲覧」33.6%を大きく上回っている。(図表2-1-2-10)

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(5) インターネットの利用

図表2-1-2-11 インターネットの利用(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-2-11 インターネットの利用(性・学校種別)

 パソコンを使っていると回答した青少年(1,121人)が、パソコンでメール(Q12)やサイトにアクセス(Q13)している『インターネット利用率』をみると、8割半ば(84.6%)がインターネットを利用しており、平成21年度(80.2%)よりもやや多くなっている。

 学校種別にみると、学校種が上がるほどインターネットを利用しており、小学生で7割台前半(73.1%)、中学生以上で約9割(中学生88.7%、高校生91.7%)が利用している。中学生と高校生では、男女差はほとんどみられないが、小学生では男子(76.1%)の方が女子(69.9%)よりもやや多くなっている。(図表2-1-2-11)


図表2-1-2-12 インターネットの利用(全数ベース、性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-2-12 インターネットの利用(全数ベース、性・学校種別)

 『インターネット利用率』を、パソコンを使っていない人を含めた総数(1,314人)でみると、72.1%が利用しており、平成21年度(67.9%)よりもやや多くなっている。
 また、学校種が上がるほどインターネット利用が増えており、小学生では約6割(59.9%)であるが、中学生では7割半ば(76.7%)に増加し、高校生では約8割(80.7%)となっており、平成21年度と比較して、小学生では減少しているものの、中学生では約6ポイント、高校生では約8ポイント増加している。(平成21年度:小学生61.5%、中学生71.0%、高校生72.8%)小学生(男子60.9%、女子58.7%)と高校生(男子80.1%、女子81.2%)では男女にほとんど差はみられないが、中学生(男子80.9%、女子72.4%)では男子が女子よりもやや多くなっている。(図表2-1-2-12)


図表2-1-2-13 携帯電話とパソコンのインターネット利用 <CSVデータ>

図表2-1-2-13 携帯電話とパソコンのインターネット利用

 携帯電話(Q4、Q5)とパソコン(Q12、Q13)の『インターネット利用率』を、「携帯電話を持っていない」人や「パソコンを使っていない」人を含めた総数(1,314人)で比べると、携帯電話でのインターネット利用率は「携帯電話を持っていない」人が4割台後半(47.6%)を占めるため、所有者のほとんどがメールを使っていても利用率は50.7%であり、パソコンでのインターネット利用率(72.1%)を大きく下回っている。(図表2-1-2-13)

(6) インターネットの平均的な利用時間(平日、自宅)

<パソコンでメール又はサイトを見ている方に(Q12又はQ13で「1」と回答)。Q12とQ13がいずれも「2」と答えた場合はQ15へ>
Q14 あなたは自宅や学校などで平日(土日を除いて)に平均して、どのくらいの時間、パソコンでインターネットを使いますか。パソコンでメールを使ったり、サイトをみたりすることも「インターネットの利用」になります。但し、インターネット回線に接続している時間ではなく、実際に使っている時間の合計をお答えください。また、「メールを使っている時間」とは、パソコンを操作してメールを見たり、書き込んだりしている時間です。単に受信メールを待っている時間は含めないでお答えください。
調査員注:「使っていない」場合は、「0」分と記入すること。

図表2-1-2-14 インターネットの平均的な利用時間(平日、自宅)(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-2-14 インターネットの平均的な利用時間(平日、自宅)(性・学校種別)

 パソコンでインターネットを使っていると回答した青少年(948人)に、平日、自宅でのインターネットの平均的な利用時間を聞いたところ、「使っていない」が16.1%、「30分未満」が16.9%、「30分以上1時間未満」が23.4%、「1時間以上2時間未満」が25.1%、「2時間以上3時間未満」が8.3%となっている。平成21年度と比較してみると、2時間以上は平成21年度と22年度(同率12.3%)では差はみられないが、平均時間(48.7分)は、21年(45.9分)に比べ、やや増加している。

 学校種別にみると、2時間以上インターネットを使っている人は、学校種が上がるほど多くなり、小学生では4.3%にとどまっているが、中学生では約1割(12.3%)に増加し、高校生では約2割(19.9%)に達している。平均時間でみても、小学生(30.3分)、中学生(49.8分)、高校生(63.9分)と学校種が上がるほど、増加している。
 性・学校種別にみると、2時間以上インターネットを使っている人は、中学生では男女の差はほとんどみられないが、高校生では、男子(22.5%)が女子(17.7%)よりもやや多くなっており、平均時間についても男子(76.9分)が女子(52.5分)を大きく上回っている。(図表2-1-2-14)

(7) インターネットの平均的な利用時間(平日、自宅以外)

図表2-1-2-15 インターネットの平均的な利用時間(平日、自宅以外)(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-2-15 インターネットの平均的な利用時間(平日、自宅以外)(性・学校種別)

 パソコンでインターネットを使っていると回答した青少年(948人)に、平日、自宅以外でのインターネットの平均的な利用時間を聞いたところ、「使っていない」が49.6%と半数近くを占め、「30分未満」が10.3%、「30分以上1時間未満」が17.2%、「1時間以上2時間未満」が10.1%となっている。平成21年度と比べると、「使っていない」は、平成21年度(40.3%)よりも約10ポイント増加している。

 学校種別にみると、1時間以上は、小学生、中学生、高校生(12.0%、12.8%、12.3%)では、ほとんど差はみられない。
 性・学校種別にみると、1時間以上は、小学生(男子9.5%、女子14.9%)と中学生(男子10.5%、女子15.5%)では、どちらも女子が男子よりやや多くなっている。(図表2-1-2-15)

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(8) フィルタリングの利用

<自宅のパソコンを使っている方に(Q10で「1」又は「2」と回答)。Q10で「3〜6」と答えた自宅でパソコンを使っていない場合はQ18へ>
Q15 あなたが自宅で使用しているパソコンにフィルタリングを使っていますか。この中から1つだけお答えください。
調査員注:(資料〔回答票に掲載した説明文及び「フィルタリングのイメージ図〕)をしっかり見てもらってから、回答してもらうこと

(資料)フィルタリングとは  :  インターネット上の有害(ゆうがい)なサイトを見られないようにするための設定(せってい)、いわゆる「有害(ゆうがい)サイトへのアクセス制限(せいげん)サービス(ウェブ制限(せいげん)・時間(じかん)制限(せいげん)を含む)」のこと(「フィルタリングのイメージ図」含む)

図表2-1-2-16 フィルタリングの利用(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-2-16 フィルタリングの利用(性・学校種別)

 自宅のパソコンを使っていると回答した青少年(989人)に、パソコンのフィルタリング利用を聞いたところ、「使っていない」は39.6%で、「使っている」(19.6%)を20ポイントも上回っている。また、「インターネットが使えない機種・設定になっている」は1.9%となっている。平成21年度と22年度では、あまり差はみられない。

 学校種別にみると、学校種が上がるほど、「使っていない」が多くなり、小学生では29.0%であるが、中学生では36.2%、高校生では55.1%と半数以上となっている。ただし、「使っているかどうかわからない」が、学校種が下がるほど多くなり、小学生(53.3%)では過半数を占めているため、フィルタリングの利用率については保護者の回答結果を参照されたい。(第2章2節(2)(110頁))
 性・学校種別にみると、「使っている」は、中学生では男女にほとんど差はみられないが、小学生と高校生ともに男子(小学生19.7%、高校生23.1%)が女子(小学生12.2%、高校生19.2%)よりもやや多くなっている。(図表2-1-2-16)

(9) 家庭のルール

Q16 あなたの家では、パソコンの使い方について何かルールがありますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-1-2-17 家庭のルール <CSVデータ>

図表2-1-2-17 家庭のルール

 自宅のパソコンを使っていると回答した青少年(989人)に、家でパソコンの使い方についてルールがあるかを聞いたところ、何らかのルールを決めている家庭は過半数(53.8%)となっており、「特にルールを決めていない」家庭(45.0%)を上回っている。
 決められているルールの中では「利用する時間を決めている」が25.4%と最も多く、次いで「守るべき利用マナーを決めている」が18.4%、「利用する場所を決めている」が14.4%と続く。決められているルール毎の値は、平成21年度とほとんど差はみられないが、「利用する場所を決めている」(14.4%)は平成21年(9.7%)よりやや多くなっている。(図表2-1-2-17)


 学校種別にみると、何らかのルールを決めている家庭は、学校種が下がるほど多くなっており、高校生では4割台前半(42.8%)であるが、中学生では5割半ば(56.3%)に増加し、小学生では約6割(61.2%)となっており、いずれの学校種でも平成21年より増加している。また、決められているルールの中では、「利用する時間を決めている」も、学校種が下がるほど多くなっており、高校生では16.1%であるが、中学生では27.1%、小学生では32.2%となっている。
 性・学校種別にみると、「利用する時間を決めている」は小学生では、男子(38.7%)が女子(25.9%)を約13ポイント上回っている。【図表2-1-2-18 家庭のルール(性・学校種別)】 <CSVデータ>

(10) ルールの遵守

<Q16で「1」〜「7」のいずれかを答えた方に>
Q17 あなたは、そのようなルールを守っていますか。この中から1つだけお答えください。

図表2-1-2-19 ルールの遵守(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-2-19 ルールの遵守(性・学校種別)

 パソコンの使い方にルールがあると回答した青少年(532人)に、ルールを守っているかを聞いたところ、「守っている」が76.5%、「どちらかというと守っている」が20.1%で「守っている」と「どちらかというと守っている」を合わせた『守っている(計)』は96.6%に達している。平成21年度と比較すると、『守っている(計)』は平成21年度(95.1%)よりもわずかに多くなっている。

 学校種別にみると、『守っている(計)』は小学校(95.9%)、中学生(96.7%)、高校生(97.5%)と、ほとんど差はみられない。
 性・学校種別にみると、「守っている」はいずれの学校種でも、女子(小学生80.7%、中学生82.0%、高校生85.5%)が、男子(小学生65.1%、中学生73.8%、高校生73.3%)を上回っており、特に小学生では女子が男子を約16ポイント上回っている。(図表2-1-2-19)

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