青少年のゲーム機等の利用環境実態調査

第2部 調査の結果

第1章 青少年調査の結果

第3節 インターネットの利用状況

(1) トラブル等の経験

<携帯電話又はパソコンでインターネットを使っている方に(Q4、5、12、13のいずれかで「1」と回答)。Q4、5、12、13のいずれも「2」と答えた場合はQ20へ>
Q18 携帯電話やパソコンでインターネットを使っている人にお尋ねします。あなたは、インターネットを使っていて、このようなことがありますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-1-3-1 トラブル等の経験 <CSVデータ>

図表2-1-3-1 トラブル等の経験

 携帯電話やパソコンでインターネットを使っていると回答した青少年(1,110人)に、インターネット上のトラブル等の経験を聞いたところ、「チェーンメールが送られてきたことがある」が26.5%で最も多く、次いで「自分が知らない人や、お店などからメールが来たことがある」が10.0%、「夜遅くまでインターネットにのめりこんで睡眠不足になることがある」が9.3%となっている。平成21年度と比較すると、「チェーンメールが送られてきたことがある」は21年度(22.0%)よりもやや多くなっているが、「プロフやゲームサイトで知り合った人とやりとりしたことがある」は21年度(10.1%)に比べ、22年度(6.0%)はやや少なくなっている。
 「あてはまるものはない」と回答した人は60.4%となり、平成21年度(60.0%)とほとんど差はみられない。(図表2-1-3-1)
 学校種別にみると、学校種が上がるほど、ほとんどの項目において回答が多くなっている。全体で最も多い「チェーンメールが送られてきたことがある」は、小学生では3.1%とほとんどみられないが、中学生では27.6%に増加し、高校生では45.1%に達しており、いずれの学校種でも平成21年度より増加している。また、「プロフやゲームサイトで知り合った人とやりとりしたことがある」は、小学生では1.0%、中学生では5.2%、高校生では11.2%となっており、平成21年度よりいずれの学校種も減少している。一方、「あてはまるものはない」は学校種が下がるほど多くなり、高校生では36.9%、中学生では59.5%、小学生では89.3%と大きく増えている。
 性・学校種別にみると、「チェーンメールが送られてきたことがある」は中学生では女子(37.1%)が男子(18.2%)よりも約19ポイント上回っている。また「自分が知らない人や、お店などからメールが来たことがある」も女子(12.2%)が男子(5.4%)よりもやや多くなっている。高校生では、ほとんどの項目で女子が男子よりも多くなっている。特に「チェーンメールが送られてきたことがある」が、女子(52.2%)は男子(37.1%)よりも15ポイントも上回っており、女子の半数以上がチェーンメールでのトラブルを経験している。また高校生の女子では、「インターネットにのめりこんで睡眠不足になることがある」(21.1%)や「自分が知らない人や、お店などからメールが来たことがある」(20.6%)も2割と多い。
 平成21年度との比較では、高校生の女子では、「プロフやゲームサイトで知り合った人とやりとりしたことがある」が、21年度は22.9%であったのに対し、22年度は11.7%と半減している。【図表2-1-3-2 トラブル等の経験(性・学校種別)】 <CSVデータ>
 携帯電話でのフィルタリングの利用状況についての回答(保護者調査Q6)別にみると、『制限なし』(フィルタリングを使っていない又は解除した)と回答した保護者を持つ青少年が、『制限あり』(フィルタリングを使っている、又はインターネットが使えない機種・設定になっている)と回答した保護者をもつ青少年をいずれの項目でも上回っている。さらに、学校種別にみると、『制限なし』と回答した保護者を持つ高校生が、『制限あり』と回答した保護者をもつ高校生を、『メール関連(計)』、『サイトアクセス関連(計)』、『プロフ関連(計)』、『その他(計)』のいずれでも上回っている。【図表2-1-3-3 トラブル等の経験(携帯電話でのフィルタリングの有無別)】 <CSVデータ>
 携帯電話の使い方のルールについての回答(青少年調査Q8)別にみると、『メール関連(計)』では、ルールで「メールについて、使用を禁止したり送る相手を制限している」場合には、トラブル等の経験が26.1%にとどまっている。【図表2-1-3-4 トラブル等の経験(携帯電話の使い方のルール別)】 <CSVデータ>
 インターネットに関する啓発や学習の経験についての回答(青少年Q20)別は、『教えてもらったり学んだりしない』のn値(人)が少ないため、単純な比較は難しい。以下の図表を参考として掲載する。【図表2-1-3-5 トラブル等の経験(啓発や学習の経験別)】 <CSVデータ>

(2) 友達関係に困ったことの経験

Q19 あなたは、インターネットを使っていて、友だち関係に困ったことがありますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-1-3-6 友だち関係に困ったことの経験 <CSVデータ>

図表2-1-3-6 友だち関係に困ったことの経験

 携帯電話やパソコンでインターネットを使っていると回答した青少年(1,110人)に、インターネットを使っていて友だち関係に困ったことがあるかを聞いたところ、わずかではあるが「メールの内容を誤解されて気まずくなった」(2.8%)、「友だちなどが勝手に自分になりすました」(1.1%)があげられている。一方、「あてはまるものはない」が93.2%となっている。(図表2-1-3-6)
 学校種別にみると、小学生では友だち関係で困ったことはみられないが、中学生や高校生では友だち関係で困ったことがみられるようになる。「メールの内容を誤解されて気まずくなった」は中学生で1.9%、高校生では6.5%となっている。
 性・学校種別にみると、小学生と中学生ではほとんどの項目で男女の間にあまり差がみられないが、高校生では、「あてはまるものはない」は、女子(81.1%)が男子(91.8%)よりも10ポイント低くなっており、友だち関係で困ったことが男子よりも女子の方が多いとみられる。【図表2-1-3-7 友達関係に困ったことの経験(性・学校種別)】 <CSVデータ>

(3) インターネットに関する啓発や学習の経験

Q20 あなたは、有害サイト(出会い系サイトやアダルトサイトなど)やネットいじめの問題などインターネットの危険性について、これまで説明を受けたり学んだりしたことがありますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-1-3-8 インターネットに関する啓発や学習の経験 <CSVデータ>

図表2-1-3-8 インターネットに関する啓発や学習の経験

 回答した全ての青少年(1,314人)に対して、インターネットの危険性について説明を受けたり学んだりした経験を聞いたところ、「学校で教えてもらった」が80.5%と圧倒的に多く、次いで「親(保護者)から教えてもらった」が22.1%、「テレビや本・パンフレットで知った」が13.1%となっている。一方、「特に教えてもらったり学んだりしたことはない」は10.9%となっており、平成21年度(14.2%)よりやや少なくなっている。(図表2-1-3-8)
 学校種別にみると、「学校で教えてもらった」は、学校種が上がるほど多くなり、小学生では約6割(57.3%)であるが、中学生では約9割(90.0%)と大きく増加し、高校生では9割半ば(94.7%)に達している。一方、「特に教えてもらったり学んだりしたことはない」は、学校種が下がるほど多くなり、高校生(3.5%)ではほとんどみられないが、小学生では2割台前半(23.7%)となっている。
 性・学校種別にみると、「学校で教えてもらった」は、小学生ではほとんど差はみられないが、中学生と高校生では、女子(中学生92.5%、高校生97.2%)の方が男子(中学生87.5%、高校生92.5%)よりもやや多くなっている。【図表2-1-3-9 インターネットに関する啓発や学習の経験(性・学校種別)】 <CSVデータ>

(4) インターネットに関する学習意向

Q21 あなたは、有害サイトやネットいじめの問題などインターネットの危険性について、もっと説明を受けたり学んだりしたいですか。この中から1つだけお答えください。

図表2-1-3-10 インターネットに関する学習意向(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-3-10 インターネットに関する学習意向(性・学校種別)

 回答した全ての青少年(1,314人)に、インターネットの危険性についてもっと説明を受けたり学びたいかを聞いたところ、「学びたい」が14.6%、「どちらかというと学びたい」が29.2%で、「学びたい」と「どちらかというと学びたい」を合わせた、『学びたい(計)』は43.8%となっている。一方、「どちらかというと学びたくない」(8.1%)と「学びたくない」(8.9%)を合わせた『学びたくない(計)』は、17.0%となっている。なお、『学びたい(計)』は、平成22年度(43.8%)は21年度(47.2%)よりもやや少なくなっている。

 学校種別にみると、『学びたい(計)』は小学生(43.2%)や中学生(47.8%)に比べ、高校生(38.5%)はやや少なくなっている。
 性・学校種別にみると、『学びたい(計)』が、中学生では女子(54.1%)が男子(41.5%)を約13ポイント上回っている。(図表2-1-3-10)

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