青少年のゲーム機等の利用環境実態調査

第2部 調査の結果

第2章 保護者調査の結果

第2節 子どものパソコンの利用状況

(1) インターネットの利用

Q13 ○○さんは、自宅のパソコンでインターネットを使っていますか。ここでいうインターネットとは、メールをやりとりしたり、サイトにアクセスしたりすることをいいます。この中から1つだけお答えください。

図表2-2-2-1 インターネットの利用(学校種別) <CSVデータ>

図表2-2-2-1 インターネットの利用(学校種別)

 子どものパソコンによるインターネットの利用状況を聞いたところ、「自宅のパソコンでインターネットを使っている」は約7割(69.1%)となっている。また、インターネットの有無に関わらず、自宅でパソコンを使っているのは76.2%となっている。なお「自宅のパソコンでインターネットを使っている」は平成21年度(64.7%)よりもやや多くなっている。

 学校種別にみると、「自宅のパソコンでインターネットを使っている」は、学校種が上がるほど多くなり、小学生では、5割半ば(56.0%)であるが、中学生(73.2%)と高校生(78.4%)では7割台となっている。(図表2-2-2-1)

(2) フィルタリングの利用

<Q13で「1〜3」のいずれかと答えた方に>
Q14 ○○さんが使用しているパソコンにフィルタリングを使っていますか。この中から1つだけお答えください。
調査員注:(資料〔回答票に掲載した説明文及び「フィルタリングのイメージ図〕)をしっかり見てもらってから、回答してもらうこと

(資料)フィルタリングとは : インターネット上の有害なサイトを見られないようにするための設定、いわゆる「有害サイトへのアクセス制限サービス(ウェブ制限・時間制限を含む)」のこと(「フィルタリングのイメージ図」含む)

図表2-2-2-2 フィルタリングの利用(学校種別) <CSVデータ>

図表2-2-2-2 フィルタリングの利用(学校種別)

 子どもが自宅でパソコンを使っていると回答した保護者(1,067人)に、そのパソコンにフィルタリングを使っているかを聞いたところ、「使っている」が28.7%で、「インターネットが使えない機種・設定になっている」が1.4%、両者を合わせた『制限あり(計)』は30.1%となっている。一方、「使っていない」は61.9%となり、『制限あり(計)』を31ポイント上回っている。平成21年度との比較では、ほとんど差はみられない。

 学校種別にみると、『制限あり(計)』は、いずれも3割前後(小学生28.0%、中学生33.5%、高校生27.0%)であり、中学生が小学生や高校生よりも多い。21年度と比較すると、小学生では約11ポイント減少しているのに対し、中学生では約4ポイント、高校生では約6ポイント増加している(平成21年度:小学生39.3%、中学生29.5%、高校生20.7%)。(図表2-2-2-2)
図表2-2-2-3 フィルタリングの利用(啓発や学習の経験別) <CSVデータ>

図表2-2-2-3 フィルタリングの利用(啓発や学習の経験別)

 インターネットに関する啓発や学習の経験の有無(保護者調査Q24)別にみると、『制限あり(計)』は、学んだことがある保護者(31.4%)と特に学んだことがない保護者(21.9%)で約10ポイントの開きがある。平成21年度と比較すると、特に学んだことがない保護者について若干減少しているのに対して、学んだことがある保護者についてわずかに増加している(平成21年度:学んだことがある保護者31.1%、特に学んだことがない保護者23.5%)。(図表2-2-2-3)

(参考)平成21年度青少年のインターネット利用環境実態調査 <CSVデータ>

図表2-2-2-3 フィルタリングの利用(啓発や学習の経験別)

(3) フィルタリングを利用していない理由

<Q14で「2」と答えた方に>
Q15 フィルタリングを使っていないのはなぜですか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-2-4 フィルタリングを利用していない理由 <CSVデータ>

図表2-2-2-4 フィルタリングを利用していない理由

 フィルタリングを「使っていない」と回答した保護者(660人)に、その理由を聞いたところ、「家族で使っているのでそこまで考えなかった」(41.7%)と「親がいるところで使っているので必要ない」(39.4%)が4割前後と多く、次いで「子どもを信用している」が26.5%、「特に必要を感じない」が20.6%と続く。
 「フィルタリングサービス自体を知らなかった」は、平成22年度(11.2%)は、21年度(15.2%)よりも少なくなっている。(図表2-2-2-4)
 学校種別にみると、「子どもを信用している」は学校種が上がるほど多くなり、小学生の保護者では17.2%であるが、中学生の保護者では25.7%とやや増加し、高校生の保護者では36.1%となっている。一方、「親がいるところで使っているので必要ない」は、学校種が下がるほど多くなり、高校生の保護者では22.9%であるが、中学生の保護者では40.7%に増加し、小学生の保護者では55.9%と半数以上となっている。【図表2-2-2-5 フィルタリングを利用していない理由(学校種別)】 <CSVデータ>

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(4) フィルタリングを解除した理由

<Q14で「4」と答えた方に>
Q16 フィルタリングを解除したのはなぜですか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-2-6 フィルタリングを解除した理由 <CSVデータ>

図表2-2-2-6 フィルタリングを解除した理由

 パソコンのフィルタリングを解除した保護者(6人)に、その理由を聞いたところ、「家族で使うのに不便と感じた」が5人(83.3%)と最も多い。(図表2-2-2-6)

(5) 家庭のルール

<Q13で「1〜3」のいずれかと答えた方に>
Q17 あなたは、○○さんがパソコンを使うことについて、何かルールを決めていますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-2-7 家庭のルール <CSVデータ>

図表2-2-2-7 家庭のルール

 子どもが自宅でパソコンを使っていると回答した保護者(1,067人)に、家でパソコンの使い方についてルールがあるかを聞いたところ、「利用する時間を決めている」(29.0%)、「守るべき利用マナーを決めている」(26.0%)、「利用する場所を決めている」(23.3%)、「サイトについて、使用を禁止したり利用内容を決めている」(20.5%)の4項目が、2割台となっている。一方、「特にルールを決めていない」は32.7%となっている。(図表2-2-2-7)
 学校種別で見ると、「利用する時間を決めている」は学校種が下がるほど多くなり、高校生では18.2%であるが、中学生では30.5%に増加し、小学生では38.5%となっている。一方、「特にルールを決めていない」は学校種が上がるほど多くなり、小学生では22.7%であるが、中学生では30.1%に増加し、高校生では45.6%に達する。【図表2-2-2-8 家庭のルール(学校種別)】 <CSVデータ>
 青少年のパソコンの使い方のルールについて、青少年の回答(青少年調査Q16)と保護者の回答(保護者調査Q17)を比較してみると、『ルールを決めている(計)』では、保護者(66.9%)が青少年(53.8%)を約13ポイント上回っているのに対し、「特にルールを決めていない」は、青少年(45.0%)が保護者(32.7%)よりも多く、約12ポイント上回っている。

 学校種別でみても、『ルールを決めている(計)』については、いずれの学校種でも保護者の回答が青少年の回答を上回っている。【図表2-2-2-9 家庭のルール(青少年と保護者の比較)】 <CSVデータ>
 さらに、青少年の携帯電話の使い方のルールとパソコンの使い方のルールについて、青少年の回答(青少年調査Q8&Q16)と保護者の回答(保護者調査Q11&Q17)を比較すると、いずれのルールについても、保護者の回答は青少年よりも多くなっており、『ルールを決めている(計)』では(青少年:69.0%、保護者:79.6%)、約10ポイントの開きがある。特に「守るべきマナーを決めている」と「サイトについて、使用を禁止したり利用内容を決めている」は、ともに保護者が青少年を約11ポイント上回っている。平成21年度と比較すると、『ルールを決めている(計)』では、平成21年度(青少年:60.7%、保護者:74.4%)より、認識の差は少なくなっている。

 学校種別でみると、「利用料金の上限を決めている」は、小学生と中学生では、青少年と保護者にほとんど差がみられないが、高校生では、保護者(50.4%)が青少年(32.6%)を約18ポイント上回っている。また、「守るべきマナーを決めている」は、中学生と高校生では、保護者(中学生の保護者36.7%、高校生の保護者40.2%)が青少年(中学生23.6%、高校生29.9%)を、それぞれ約13ポイントと約10ポイント上回っている。【図表2-2-2-10 家庭のルール(青少年と保護者の比較、学校種別)】 <CSVデータ>

(参考)平成21年度青少年のインターネット利用環境実態調調査

図表2-2-3-8 家庭のルール(青少年と保護者の比較)<CSVデータ>

*平成21年度の保護者調査では、携帯電話やパソコンのルールについて1つの質問で聞いているため、単純に比較ができない。そのため、青少年については携帯電話の使い方のルールとパソコンの使い方のルールの2つの質問を合わせて集計を行った(ルールごとにいずれかの質問で回答があれば、ルールがあるとして集計)

**子どもは自宅のパソコンを使っているが、それを把握していない保護者もいたため、青少年と保護者の該当数は一致しない。

(6) ルールの遵守

<Q17で「1」〜「7」のいずれかを答えた方に>
Q18 ○○さんは、そのようなルールを守っていると思いますか。この中から1つだけお答えください。

図表2-2-2-11 ルールの遵守(学校種別) <CSVデータ>

図表2-2-2-11 ルールの遵守(学校種別)

 子どものパソコンの使い方について何らかのルールを決めていると回答した保護者(714人)に、子どもがルールを守っていると思うかを聞いたところ、「守っている」は76.2%、「どちらかというと守っている」は21.4%で「守っている」と「どちらかというと守っている」を合わせた『守っている(計)』は97.6%に達している。

 学校種別にみると、「守っている」は学年種が下がるほど多くなり、高校生の保護者では68.8%であるが、中学生の保護者では76.2%となり、小学生の保護者では82.4%に達しているが、『守っている(計)』では、学校種(小学生の保護者97.7%、中学生の保護者97.2%、高校生の保護者98.3%)で、ほとんど差はみられない。(図表2-2-2-11)

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