青少年のゲーム機等の利用環境実態調査

第2部 調査の結果

第2章 保護者調査の結果

第3節 保護者による子どもの管理

(1) 携帯電話やパソコンの使用に注意していること

<○○さんが携帯電話又はパソコンを利用している方に(Q1で「1」又は「2」、あるいはQ13で「1〜3」のいずれかと回答)>
Q19 ここからは、○○さんが、携帯電話又はパソコンを利用している場合にお尋ねします。あなたは、○○さんが、携帯電話やパソコンを使用することについて、注意を払っていることはなんですか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-3-1 携帯電話やパソコンの使用に注意していること <CSVデータ>

図表2-2-3-1 携帯電話やパソコンの使用に注意していること

 子どもが携帯電話又はパソコンを利用していると回答した保護者(1,207人)に、携帯電話やパソコンを使うことについて注意していることを聞いたところ、「子どもがどのような使い方をしているか、関心をもつこと」(50.0%)が最も多く、次いで「インターネットを利用する上でのマナーや危険性について子どもと話し合うこと」(43.2%)、次いで「家庭で利用についてのルールを設けること」(34.5%)となっている。
 平成21年度と22年度では、ほとんどの項目であまり差がみられないが、「家庭で利用についてのルールを設けること」が、21年度(39.6%)よりもやや少なくなっている。(図表2-2-3-1)
 学校種別にみると、「インターネットを利用する上でのマナーや危険性について子どもと話し合うこと」は、学校種が上がるほど多くなり、小学生の保護者では39.2%であるが、中学生の保護者では43.2%、高校生の保護者では46.7%となっている。一方、「子どもがどのような使い方をしているか、関心をもつこと」と「家庭で利用についてのルールを設けること」は、学年種が下がるほど多くなっており、「家庭で利用についてのルールを設けること」では、高校生の保護者では25.6%であるが、中学生の保護者では36.1%、小学生の保護者では42.4%となっている。
 また、「家庭で利用についてのルールを設けること」が中学生の保護者では、平成21年度(46.2%)よりも約10ポイント減少している。【図表2-2-3-2 携帯電話やパソコンの使用に注意していること(学校種別)】 <CSVデータ>
 インターネットに関する啓発や学習の経験の有無別にみると、ほとんどの項目で『学んだことがある』が『特に学んだことはない』を上回っており、特に「インターネットを利用する上でのマナーや危険性について子どもと話し合うこと」では約24ポイントの開きがある。
 一方、「注意を払っていることはない」は、「特に学んだことはない」が『学んだことがある』を上回っており、約21ポイントの開きがある。
 平成21年度と22年度の比較では、それほど大きな差はみられない。【図表2-2-3-3 携帯電話やパソコンの使用に注意していること(啓発や学習の経験)】 <CSVデータ>

(2) 子どものトラブル等の経験に対する知識

Q20 この中に、○○さんにあてはまることがあると思いますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-3-4 子どものトラブル等の経験に対する認識 <CSVデータ>

図表2-2-3-4 子どものトラブル等の経験に対する認識

 子どもが携帯電話又はパソコンを利用していると回答した保護者(1,207人)に、子どものインターネット上のトラブル等の経験を聞いてみると、「チェーンメールが送られてきたことがある」が17.2%で最も多く、次いで「インターネットにのめりこんで勉強に集中できないことがある」と「夜遅くまでインターネットにのめりこんで睡眠不足になることがある」が同率10.0%で続く。一方、「あてはまるものはない」と回答した保護者は62.5%であった。また、「インターネットにのめりこんで勉強に集中できないことがある」は、平成21年度(14.0%)よりもやや少なくなっている。(図表2-2-3-4)
 学校種別にみると、「チェーンメールが送られてきたことがある」は小学生では2.9%とわずかであるが、中学生(22.1%)と高校生(22.5%)では2割台前半を占めている。「インターネットにのめりこんで勉強に集中できないことがある」や「夜遅くまでインターネットにのめりこんで睡眠不足になることがある」は、学校種が上がるほど多くなり、特に「夜遅くまでインターネットにのめりこんで睡眠不足になることがある」は高校生(17.2%)が、小学生(2.6%)を約15ポイント上回っている。一方、「あてはまるものはない」は学校種が下がるほど多くなり、高校生では47.8%となっているが、中学生では59.6%、小学生では85.5%となっている。
 また、「あてはまるものはない」は、どの学校種でも、平成22年度(小学生85.5%、中学生59.6%、高校生47.8%)が、平成21年度(小学生82.2%、中学生51.2%、高校生42.6%)よりもやや多くなっている。【図表2-2-3-5 子どものトラブル等の経験に対する認識(学校種別)】 <CSVデータ>
 携帯電話やパソコンを使用する青少年のインターネット上のトラブル等の経験(青少年調査Q18)と、子どものトラブル等の経験についての保護者の認識(保護者Q20)を比較すると、『その他(計)』を除き、いずれの小計においても青少年の回答の方が保護者の回答よりも多く、特に『メール関連(計)』では、青少年(29.6%)は、保護者(22.4%)よりも7ポイント上回っている。

 学校種別でみると、『あてはまるものがある(計)』については、小学生では、保護者の回答が青少年の回答を約5ポイント上回っているのに対し、中学生ではほぼ同じとなり、高校生では、保護者の回答が青少年の回答を約13ポイント下回っている。また、高校生では、ほとんどの関連項目で本人が保護者よりも多くなっている。『メール関連(計)』では、保護者(29.5%)が高校生(50.1%)を約21ポイント下回っており、特に、「チェーンメールが送られてきたことがある」では約23ポイント下回っている。

【図表2-2-3-6 子どものトラブル等の経験に対する認識(青少年と保護者の比較)】 <CSVデータ>

【(参考)平成21年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 図表2-2-3-6】 <CSVデータ>
 子どもが持っている携帯電話の機種(保護者調査Q2)別にみると、いずれの項目でも子どもが「その他の携帯電話」を所有していると回答した方が「子ども向け等」(機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話(PHSを含む))の携帯電話を所有していると回答した方を上回っているが、特に『メール関連(計)』では、「その他の携帯電話」(48.0%)を所有している方が、「子ども向け等」(28.2%)の携帯電話を所有している方を約20ポイント上回っている。【図表2-2-3-7 子どものトラブル等の経験に対する認識(保有機種、学校種別)】 <CSVデータ>
 子どもが使っている携帯電話へのフィルタリングの利用の有無別(保護者調査Q6)でみると、いずれの関連項目でも『制限なし』(フィルタリングを使っていない又は使っていたが解除した)が、『制限あり』(フィルタリングを使っている又はインターネットが使えない機種・設定になっている)よりも多くなっているが、特に『メール関連(計)』では、『制限なし』(53.2%)が、『制限あり』(39.8%)を約13ポイント上回っている。

 学校種別にみると、高校生の保護者は、「インターネットにのめりこんで勉強に集中できないことがある」を除いた、ほとんどの項目で『制限なし』が『制限あり』よりも多くなっているが、特に『メール関連(計)』では、『制限なし』(58.2%)が、『制限あり』(45.3%)を約13ポイント上回っている。【図表2-2-3-8 子どものトラブル等の経験に対する認識(携帯電話のフィルタリング利用、学校種別)】 <CSVデータ>

(3) 子どもの友達関係に困ったことの経験に対する認識

Q21 ○○さんはインターネットを使っていて友だち関係に困ったことがあると思いますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-3-9 子どもの友達関係に困ったことの経験に対する認識 <CSVデータ>

図表2-2-3-9 携帯電話やパソコンの使用に注意していること

 子どもが携帯電話又はパソコンを利用していると回答した保護者(1,207人)に、子どもがインターネットを使って友人関係に困ったことがあるかを聞いたところ、「あてはまるものはない」が92.2%であった。なお、「わからない」は4.1%であった。(図表2-2-3-9)
 学校種別にみると、「あてはまるものはない」では、学校種が下がるほど多くなっており、 高校生の保護者では86.4%であるが、中学生の保護者では92.4%となり、小学生の保護者では99.0%に達し、ほとんどの小学生の保護者は、子どもがインターネットで友達関係に困ったことはないという認識であると考えられる。【図表2-2-3-10 子どもの友達関係に困ったことの経験に対する認識(学校種別)】 <CSVデータ>

(4) 相談の経験

<Q20で「1」〜「14」のいずれか、あるいはQ21で「1」〜「8」のいずれかを答えた方に>
Q22 Q20又はQ21で○○さんにあてはまることがあると回答した方にお尋ねします。その際に、どなたかに相談しましたか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-3-11 相談の経験 <CSVデータ>

図表2-2-3-11 相談の経験

 子どもがインターネット上でトラブルの経験や友だち関係に困ったことがあると思うと回答した保護者(440人)に、その際にどこかに相談したかを聞いたところ、どこかに相談をしたと回答した保護者は16.8%にとどまり、「相談していなかった」保護者は67.3%となっている。なお、相談をした中では、「知人に相談した」が7.5%で最も多く、「○○さんが所属している学校や所属していた学校の先生に相談した」が5.0%で続く。「わからない」は13.4%となっている。(図表2-2-3-11)
 学校種別にみると、「相談していなかった」は、小学生の保護者では57.1%、中学生の保護者では70.0%、高校生の保護者では66.8%となっている。「知人に相談した」は、小学校の保護者(4.8%)と高校生の保護者(4.2%)ではほとんどみられないが、中学生の保護者(11.1%)では約1割を占めている。【図表2-2-3-12 相談の経験(学校種別)】 <CSVデータ>

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