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アメリカ・ドイツにおける青少年のインターネット環境整備状況等調査報告書

第II部 調査の結果

第1章 アメリカにおける調査

1.1 青少年のインターネット利用環境に関する実態

1.1.3 青少年の携帯電話利用数・利用率26

 ピュー・インターネットの「ソーシャル・メディアと青年201027(Social Media and Young Adult 2010 )」によると28、12〜17歳の10代の携帯電話の所有率は、ここ数年は増加傾向にあり、2009年現在、16歳以上の青少年の携帯電話の所有率は80%を超えている(図表3)。


図表 3 10代の年齢別携帯電話の保有率(2009年) 10代の年齢別携帯電話の保有率(2009年)
出所:ピュー・インターネット:Social Media and Young Adult2010

 最初に調査を行った2004年では、携帯電話を所有している10代の青少年の割合は45%にすぎなかったが、2006年にはそれが63%に、さらに2008年には71%と、徐々に10代の携帯電話の所有率が増加してきた。
 また年齢別に見ると、2004年における12歳の子どもの携帯電話所持率は18%で、17歳は64%であったが、2009年9月現在、12〜17歳の携帯電話の所有率は、12歳が58%、17歳が83%となっており、携帯電話所持の低年齢化が進んでいる。


 他方、The Nielsen Company社29(以下、Nielsen)が2009年に行った調査30でも、自分専用の携帯電話を所有している10代の者は77%に上り、さらに11%が、定期的に携帯電話を借りているとされている。
 また、同社31によると、10代の携帯電話利用者のうち83%が、ショート・メッセージ・サービス(SMS)などのテキスト・メッセージを利用しており32、さらに、その56%がマルチメディア・メッセージ・サービス (MMS/画像) 機能の付いたメッセージを使用している。2009年現在、携帯電話を利用している10代についてみると、通話は1ヶ月当たり平均191件に対して、テキスト・メッセージの送受信は1ヶ月当たり平均2,899件とされる。このテキスト・メッセージの平均利用件数は、2007年(第一四半期)から2009年(第一四半期)にかけ6.7倍に増えたが、これに対して通話件数は、過去から横ばい状態(むしろ減少)となっている。10代の者にとってテキスト・メッセージは、日常の生活の中で必要不可欠なテクノロジーとなっていると言える。



図表 4 13〜17歳の米国10代の1ヶ月の携帯電話によるテキスト・メッセージと電話の平均利用数 13〜17歳の米国10代の1ヶ月の携帯電話によるテキスト・メッセージと電話の平均利用数
出所:Average Number of Monthly Texts and Phone Calls - US Mobile Teens 13-17

 また、PPICによると、カリフォルニア州における33州民全体の携帯電話の利用状況は以下のとおりである。2009年現在、カリフォルニア州民の84%が携帯電話を利用しており、そのうち、テキスト・メッセージを利用している者は65%、携帯電話によりインターネットへアクセスしている者は30%、携帯電話によりメールを送受信している者は29%となっている34


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