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アメリカ・ドイツにおける青少年のインターネット環境整備状況等調査報告書

第II部 調査の結果

第1章 アメリカにおける調査

1.1 青少年のインターネット利用環境に関する実態

1.1.6 青少年のインターネット利用の際のフィルタリング利用率

 ピュー・インターネットによる2005年3月発表の「オンライン上の10代の保護 (Protecting Teens Online)50 」によると、家庭におけるフィルタリング・ソフトの利用は、2000年から2005年までの5年間で約65%増加している。
 2000年12月に行った同調査では、家庭でフィルタリング・ソフトを利用している保護者の割合は41%(700万人)であったが、これが2005年になると、その利用率は54%(約1,200万人)まで上昇した。ただ、家庭でフィルタリング・ソフトを利用しているこれら保護者においても、保護者が好ましくないと考えているコンテンツを、児童がインターネット上で閲覧していると考えている51
 家庭におけるフィルタリング・ソフトの利用は、アフリカ系米国人の保護者の利用が最も高く、その割合は64%となっており、次いで英語を話すラテン系米国人(61%)、白人(52%)と続く。また、低学年の子ども(12〜14歳)を持つ保護者の方が、高学年の子ども(15〜17歳)の子どもを持つ保護者より、フィルタリング・ソフトを利用する割合が高い(60%対49%)。また、若い保護者(40歳以下)がいる家庭の方が、高年齢の保護者(40歳以上)の家庭よりもフィルタリング・ソフトを利用している割合は高い(66%対50%)。これは若い保護者の方が、低学年の子どもが居る割合が高いことも関係しているとみられる。


カリフォルニア州
 カリフォルニア州の場合は、州全体の統計の有無は確認できないが52、例えば前述の「カリフォルニア・サイバー安全サミット」に参加した226人を対象とした「インターネット・テクノロジーへの依存調査」では、家庭で「何らかのフィルタリングを利用しているか」という質問に対し53、フィルタリング・ソフトを「利用している」と回答した者は47.69%(103人)で、「利用していない」と回答した者は52.31%(113人)であった54


図表 10 フィルタリング・ソフトの利用
質問3 子どものコンピューター利用においての
フィルタリング・ソフトの利用の有無
フィルタリング・ソフトの利用の割合
 比率 (%)
利用している
利用していない。
103
113
47.69
52.31
合計216100
出所:カリフォルニア・サイバー安全サミット「インターネット・テクノロジーへの依存調査」

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