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2.1.4 青少年のインターネット利用に伴う青少年の生活等への影響

 一般に、インターネット利用に伴う未成年者の生活への影響については、青少年メディア保護の分野は多岐にわたり、総合的な調査手法の確立が十分ではないため、未知の部分が多いとされる。例外的に、連邦家族省の開催した専門家会議251(「2.2 青少年のインターネット利用環境に関する世論」も参照のこと)において、有害メディアが青少年の脳に与える影響について報告されている。そこでは、例えば、新しいメディアの中で性的暴力表現を閲覧した青少年(インターネットなどの新しいメディアを利用している最中に性的なコンテンツに遭遇した、またはオンラインコミュニティなどで性的なコンタクトを受け取るなどの被害にあった青少年)は、過度のストレスを溜め込んだり、脳内の性的興奮の構造が影響を受け性欲が強くなるなどの影響を被ることが報告されている252


 その他、連邦家族省が、8〜12歳の児童の安全なインターネット利用を推進する取組「Ein Netz für Kinder」253の一環として発行したパンフレット「Ein Netz für Kinder」254において、子ども向けオンラインショッピングと携帯電話の利用を取り上げており、それぞれ親、教育関係者が知っておくべき事柄と注意点が取り上げられている。例えば、オンラインショッピングには、子どもを対象とした商品が数多くあり、それらの多くは、ウェブサイトのコンテンツなのかそれとも広告なのかの区別がつき難いものとなっている。テレビの場合、広告宣伝の時間は1時間につき12分以内と定められているが、インターネットにおける広告宣伝の時間は無制限であるため、子どもの購買意欲を必要以上に刺激する可能性があるとされる255。 携帯電話においても同様に、着信音などの音楽ファイルや壁紙など、子どもが欲しい商品が数多く並んでおり、簡単に購入しダウンロードすることができる。ここでも子どもがアクセスしたウェブサイトが実は広告サイトであると気づかずに閲覧し購入してしまうケースがあるという。また、ドイツでは携帯電話を使ったデータ通信の料金が高額なため、子どもが誤って購入すると、その費用が高くつくことになり、連邦家族省は注意を呼びかけている256





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