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2.1.6 青少年のパソコンによるインターネット利用の際のフィルタリング・ソフトの利用率

 MPFSの「KIMStudie2008」267によれば、子どもがよく利用するパソコンにフィルタリング・ソフトがインストールされているかという質問に対して、インストールしていると回答した保護者はおよそ25%、インストールしていないと回答した保護者は63%、無回答は10%だった。パソコン用フィルタリング・ソフトはT-Online、AOL、Norton Internet Securityなどの製品が多く利用されている。インストールしている家庭の69%はフィルタリング・ソフトに満足していると回答している。


 保護者にフィルタリング・ソフトについて聞いたところ、その35%が「フィルタリング・ソフトとは何か」を知らないと答え、どこで情報を得られるかわからないと答えた者も29%に上った。また、フィルタリング・ソフトがインストールされていれば、「それ以外の制限はなしに子どもはインターネットを利用しても良い」と答える保護者は、全体の33%であった。保護者のフィルタリング・ソフトに対する要望としては、「年齢に応じた制限のレベルの調整が少なすぎる(利用者となる子どもの年齢に応じたフィルタリングの違いが少ない)(31%)」、「システムが複雑すぎる(27%)」などの意見も聞かれる。なお、ソフトを選ぶ際の重要な要件としては、「効果的なフィルタリング(とても重要58%、重要32%)」と回答者した者が多い一方で、「使用の簡易さ(とても重要49%、重要40%)」を上げる回答も目立った。また、「プログラムをカスタマイズできる機能が必要である(とても重要44%、重要36%)」という回答も目立った。ソフトの値段も重要な要件(とても重要38%、重要39%)であり、また、年齢によってレベルの違うフィルタリング(とても重要37%、重要46%)も求められている。


 ちなみに、ドイツで最も著名な児童向けポータルサイトの一つであるBlinde Kuh(http://www.blinde-kuh.de/)では、パソコン用フィルタリング・ソフトと児童向けオンライン検索ソフトが配布されている。その他にも多くの機関や会社が無料でフィルタリング・ソフトを配布しており、Googleなどの検索エンジンについては、児童ポルノ対策のフィルタリング機能の導入が義務付けられているとのことである268





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