平成23年度 青少年のインターネット利用環境実態調査

第2部 調査の結果

第1章 青少年調査の結果

第1節 携帯電話の利用状況

(1) 携帯電話の所有状況

Q1 〔回答票1〕あなたは、携帯電話(PHSを含む)をお持ちですか。この中から1つだけお答えください。

図表2-1-1-1 携帯電話の所有状況(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-1-1 携帯電話の所有状況(性・学校種別)

 回答した全ての青少年に対して、携帯電話(PHS含む。以下同じ)の所有状況について聞いたところ、「自分専用の携帯電話」が49.4%、「家族と一緒に使っている携帯電話」が3.3%、「持っていない」が47.4%となり、「自分専用の携帯電話」と「家族と一緒に使っている携帯電話」を合わせた「携帯電話を持っている(計)」(52.6%)が「持っていない」をやや上回っている。
 平成21年度及び22年度の調査結果と比べると、「携帯電話を持っている(計)」は21年度(50.2%)よりやや増加しているものの、22年度(52.4%)とは差はみられない。

 学校種別にみると、学校種が上がるほど「自分専用の携帯電話」の所有が多くなっており、小学生では1割台後半(16.6%)であるが、中学生では4割台前半(42.8%)となり、高校生ではほとんど(95.1%)が自分専用の携帯電話を所有している。また「携帯電話を持っている(計)」も同様の傾向にあり、小学生では約2割(20.3%)、中学生では4割台後半(47.8%)、高校生では95.6%とほとんどとなっている。「携帯電話を持っている(計)」について平成21年度(小学生:21.8%、中学生:46.8%、高校生:96.0%)及び22年度(小学生:20.9%、中学生:49.3%、高校生:97.1%)と比べても、大きな差はみられない。
 性・学校種別にみると、「自分専用の携帯電話」は、高校生(男子:93.4%、女子:96.6%)では男女の差はほとんどみられないが、小学生(男子:12.0%、女子:20.9%)や中学生(男子:34.5%、女子:50.7%)では、男子よりも女子の方が自分専用の携帯電話を持っている青少年が多い。(図表2-1-1-1)

(2) 携帯電話の種類

<Q1で「1」又は「2」と答えた方に>
Q2 〔回答票2〕あなたが持っている携帯電話(PHSを含む)の種類はどのようなものですか。この中から1つだけお答えください。
調査員注:資料(回答票に掲載した説明文、「主な機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話等の写真」及び「主なスマートフォンの写真」)をしっかり見てもらってから、回答してもらうこと

(資料)ここでいう「機能(きのう)限定(げんてい)携帯(けいたい)電話や子ども向け携帯(けいたい)電話」とは … キッズケータイ(NTTドコモ)、mamorino(マモリーノ)2(KDDI(au))、コドモバイル(ソフトバンクモバイル)など、メールを利用できなかったり、インターネット上のサイトを見ることができない携帯(けいたい)電話(PHSを含む)や、主に子どもによる使用を想定(そうてい)している携帯(けいたい)電話(PHSを含む)
ここでいう「スマートフォン」とは … MEDIAS(メディアス)(NTTドコモ)、ISシリーズ(KDDI(au))、iPhone(アイフォーン)(ソフトバンクモバイル)、W(ダブル)-ZERO(ゼロ)シリーズ(ウィルコム)、Aria(アリア)(イー・アクセス(EMOBILE))など、パソコン向けのインターネット上のサイトをパソコンと同じように見ることができ、パソコンと同じような機能(きのう)を自由に追加できる携帯(けいたい)電話

図表2-1-1-2 携帯電話の種類(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-1-2 携帯電話の種類(性・学校種別)

 「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した青少年(1,036人)に、所有している携帯電話の種類について聞いたところ、「機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話」が18.1%、「スマートフォン」が5.7%となっているのに対し、「その他の携帯電話」が76.3%となっている。
 平成22年度の調査結果と比べると、「機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話」、「スマートフォン」のいずれも平成22年度(順に、15.7%、2.9%)より増加傾向を示している。

 学校種別にみると、学校種が上がるほど、「機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話」を持っていると回答した青少年が少なくなり、小学生では5割台前半(52.6%)であるが、中学生では約2割(19.4%)、高校生では1割弱(9.0%)となっている。一方、「スマートフォン」を持っていると回答した青少年は、小学生ではいないが、中学生では5.4%、高校生では7.2%となっており、調査時点では「スマートフォン」の所有は限定的であるものの、平成22年度(小学生:ゼロ、中学生:2.6%、高校生:3.9%)と比べると、中学生と高校生において増加している。
 性・学校種別にみると、「スマートフォン」では、いずれの学校種とも男女で大きな差はみられない。「その他の携帯電話」では中学生(男子:72.5%、女子:77.0%)、高校生(男子:81.3%、女子:86.2%)とも、女子の方がやや多くなっている。(図表2-1-1-2)

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(3) 使い始めた時期

Q3 携帯電話(PHSを含む)を使っている人にお尋ねします。あなたが、携帯電話を使いはじめたのは何年生の頃ですか。 (使いはじめたのが中学卒業後で学校に通っていない場合)では、使いはじめたのは 中学卒業後何年目位でしょうか。
調査員注:学校の種別を確認して○をしたうえで、学年を記入すること。なお、「1」の場合は学年を聞く必要はない。

図表2-1-1-3 使い始めた時期(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-1-3 使い始めた時期(性・学校種別)

 「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した青少年(1,036人)に、携帯電話を使い始めた時期を聞いたところ、「小学校」が41.5%、「中学校」が38.3%、「高等学校・高等専門学校」が19.4%となっており、「小学校入学前」(0.5%)、高等学校・高等専門学校に通っている場合を除く「中学卒業後」(0.1%)はわずかである。
 平成21年度及び22年度の調査結果と比べると、21年度は「中学校」(45.6%)で使い始めた青少年が最も多かったが、22年度以降は「小学校」で使い始めた青少年が最も多く、4割以上(22年度:43.7%、23年度:41.5%)を占めている。また、いずれの年度も8割以上の青少年が中学校までに使い始めているが、一方で、「高等学校・高等専門学校」で使い始めた青少年は平成21年度以降増加傾向を示している(21年度:15.7%、22年度:16.5%、23年度:19.4%)。

 学校種別にみると、高校生では「小学校」から使い始めた青少年が約2割(20.9%)、「中学校」から使い始めた青少年が4割台前半(42.4%)となっている。
 性・学校種別にみると、中学生では、男子は「中学校」から使い始めた青少年は5割台前半(52.2%)であるが、女子では「小学校」から使い始めた青少年は5割半ば(55.9%)となっている。(図表2-1-1-3)

 使い始めた学年をみると、「中学校1年生」(21.5%)が最も多く、次いで「高等学校・高等専門学校1年生」(19.1%)、「小学校6年生」(11.6%)、「小学校5年生」(9.8%)の順となっている。

 学校種別にみると、小学生では「小学校4年生」(24.1%)が最も多く、次いで「小学校5年生」(20.3%)となっている。中学生では「中学校1年生」(34.8%)が最も多く、次いで「小学校6年生」(15.4%)、「小学校5年生」(12.5%)の順となっている。高校生では「高等学校・高等専門学校1年生」(36.1%)が最も多く、次いで「中学校1年生」(18.5%)、「中学校3年生」(14.3%)の順となっている。
 性・学校種別にみると、高校生では、使い始めた時期が「小学校6年生」と回答したのは男子(5.9%)より女子(12.8%)が、「中学校3年生」と「高等学校・高等専門学校1年生」と回答したのは女子(順に、11.1%、33.2%)より男子(順に、18.0%、39.5%)が、それぞれ多くなっている。
【図表2-1-1-4 使い始めた時期(学年)(性・学校種別)】 <CSVデータ>

図表2-1-1-5 使い始めた時期(性・学校種別)【全数ベース】 <CSVデータ>

図表2-1-1-5 使い始めた時期(性・学校種別)【全数ベース】

  携帯電話を持っていない青少年を含めた総数(1,969人)でみると、「小学校」から使い始めた青少年が21.8%、「中学校」が20.2%、「高等学校・高等専門学校」が10.2%となっている。
  平成21年度及び22年度の調査結果と比べると、21年度は「中学校」(22.9%)という青少年が最も多かったが、22年度以降は「小学校」という青少年が最も多くなっている。一方で、「高等学校・高等専門学校」も平成21年度以降わずかであるが増加傾向を示している(21年度:7.9%、22年度:8.7%、23年度:10.2%)。

  性・学校種別にみると、「小学校」から使い始めた青少年は、いずれの学校種とも男子(小学生:15.1%、中学生:18.2%、高校生:13.6%)より女子(小学生:24.2%、中学生:31.6%、高校生:25.8%)が約9〜13ポイント上回っている。特に、中学生の女子は3割強(31.6%)が小学校から使い始めている。(図表2-1-1-5)
【図表2-1-1-6 使い始めた時期(学年)(性・学校種別)【全数ベース】】 <CSVデータ>

(4) メールの利用

Q4 あなたは、携帯電話でメールを使っていますか。

図表2-1-1-7 メールの利用(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-1-7 メールの利用(性・学校種別)

 「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した青少年(1,036人)に、携帯電話でメールを使っているかを聞いたところ、「メールを使っている」が94.2%と多数を占めており、「メールを使っていない」は5.8%にとどまっている。
  平成21年度及び22年度の調査結果と比べても、大きな変化はみられない。

 学校種別でみると、「メールを使っている」は小学生(74.4%)、中学生(94.6%)、高校生(98.7%)と学校種が上がるほど利用が増加している。
 性・学校種別でみると、「メールを使っている」は高校生では男女の差はあまり見られないが、中学生では女子(97.7%)が男子(89.9%)より多くなっている。また、小学生でも女子は8割強(81.1%)が利用している。(図表2-1-1-7)

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(5) サイトの閲覧

Q5 あなたは、携帯電話でサイトにアクセスして画面を見ることがありますか。サイトとは、知りたい情報があるときに、アクセスしてその情報を調べたり見ることができるインターネット上の画面(ゲームや掲示板など書き込めるものも含む)を指します。

図表2-1-1-8 サイトの閲覧(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-1-8 サイトの閲覧(性・学校種別)

 「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した青少年(1,036人)に、携帯電話でサイトにアクセスして画面を見ることがあるかを聞いたところ、「見ることがある」が59.7%、「見ることはない」が40.3%となっている。
  平成21年度及び22年度の調査結果と比べると、「見ることがある」は21年度(68.3%)、22年度(64.2%)と続けて減少しており、青少年の携帯電話でのサイトの閲覧は減少傾向にあるといえる。

 学校種別にみると、学校種が上がるほど「見ることがある」が多くなっており、小学生では1割強(11.3%)であるが、中学生では4割半ば(45.0%)、高校生では約8割(80.7%)が携帯電話でサイトを閲覧している。
 性・学校種別にみると、中学生では女子(43.7%)より男子(47.1%)が、高校生では男子(78.1%)より女子(83.0%)が、やや多くなっている。(図表2-1-1-8)

(6) インターネットの利用

図表2-1-1-9 インターネットの利用(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-1-9 インターネットの利用(性・学校種別)

 「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した青少年(1,036人)の、携帯電話でメール(Q4)やサイトにアクセス(Q5)しているインターネット利用率をみると、95.1%となっている。

 学校種別にみると、小学生の7割半ば(75.2%)、中学生以上のほとんど(中学生:95.7%、高校生:99.4%)がインターネットを利用している。
 性・学校種別にみると、中学生以上では、男女の差はあまりみられないが、小学生では、女子(82.1%)が男子(63.3%)を約19ポイント上回っている(図表2-1-1-9)

図表2-1-1-10 インターネットの利用(性・学校種別)【全数ベース】 <CSVデータ>

図表2-1-1-10 インターネットの利用(性・学校種別)【全数ベース】

 また、インターネット利用率を携帯電話を持っていない青少年を含めた総数(1,969人)でみると、「利用している」青少年は約半数(50.0%)となっている。
 平成21年度及び22年度の調査結果と比べると、21年度(47.8%)よりやや増加しているものの、22年度(50.7%)とは差はみられない。

 学校種別にみると、小学生でのインターネット利用は1割半ば(15.2%)だが、中学生では4割半ば(45.8%)に増加し、高校生ではほとんど(95.1%)となっている。
 性・学校種別にみると、小学生、中学生では男子よりも女子の方がインターネットを利用している。特に、中学生では、「携帯電話を持っていない」男子(61.3%)が女子(43.5%)を約18ポイント上回っているため、所有者ベースの結果(25頁)よりも「利用している」について男女の差が開き、女子(55.2%)が男子(35.9%)を約19ポイント上回っている。(図表2-1-1-10)

(7) インターネットの平均的な利用時間

<携帯電話でメール又はサイトを見ている方に(Q4又はQ5で「1」と回答)
携帯電話でメールもサイトも見ていない方(Q4とQ5がいずれも「2」と回答)はQ7へ>
Q6 あなたは、平日(土日を除いて)に平均して、どのくらいの時間、携帯電話でインターネットを使いますか。 携帯電話でメールを使ったり、サイトを見たりすることも「インターネットの利用」になります。なお、「メールを使っている時間」とは、携帯電話を操作してメールを見たり、書き込んだりしている時間です。単に受信メールを待っている時間は含めないでお答えください。
調査員注:「使っていない」場合は、「0」分と記入すること。

図表2-1-1-11 インターネットの平均的な利用時間(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-1-11 インターネットの平均的な利用時間(性・学校種別)

 「携帯電話でインターネットを使っている」と回答した青少年(985人)に、インターネットの平均的な利用時間を聞いたところ、「使っていない」が2.2%、「30分未満」が20.8%、「30分以上1時間未満」が19.1%、「1時間以上2時間未満」が23.1%、「2時間以上3時間未満」が11.1%、「3時間以上4時間未満」が6.3%、「4時間以上5時間未満」が2.7%、「5時間以上」が4.1%となっている。
 平成21年度及び22年度の調査結果と比べると、携帯電話で2時間以上インターネットを使っている青少年は、23年度は24.2%で、22年度(20.3%)より増加したが、21年度(27.8%)と比べるとやや減少している。
 また、平均時間についてみると、平成21年度(77.5分)及び22年度(71.0分)を上回り80分台(81.3分)に達している。

 学校種別にみると、2時間以上インターネットを使っている青少年は、小学生では、2.0%とほとんどみられないが、中学生では15.5%となり、高校生では33.4%に達している。平均時間でみても、小学生(17.2分)、中学生(61.8分)、高校生(100.0分)と学校種が上がると平均時間は顕著に増えている。
 「使っていない」と「30分未満」は学校種が低くなるほど多く、小学校では「使っていない」と「30分未満」で5割(50.0%)となっている。
 性・学校種別でみると、2時間以上インターネットを使っている青少年は、小学生と高校生では男女の間であまり差はみられないが、中学生では、女子(17.8%)が男子(11.7%)を約6ポイント上回っている。平均時間では高校生女子が108.9分と最長となっている。(図表2-1-1-11)

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(8) フィルタリングの利用

<自分又は家族と一緒の携帯電話を持っている方に(Q1で「1」又は「2」と回答)>
Q7 〔回答票3〕あなたが使用している携帯電話にフィルタリングを使って(いると思)いますか。この中から1つだけお答えください。
調査員注:(資料〔回答票に掲載した説明文及び「フィルタリングのイメージ図〕)をしっかり見てもらってから、回答してもらうこと

(資料)フィルタリングとは … インターネット上の有害(ゆうがい)なサイトを見られないようにするための設定(せってい)、いわゆる「有害(ゆうがい)サイトへのアクセス制限(せいげん)サービス(ウェブ制限(せいげん)・時間(じかん)制限(せいげん)を含む)」のこと(「フィルタリングのイメージ図」含む)

図表2-1-1-12 フィルタリングの利用(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-1-12 フィルタリングの利用(性・学校種別)

 「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した青少年(1,036人)に携帯電話のフィルタリングの利用を聞いたところ、「使っている」は46.7%、「インターネットが使えない機種・設定になっている」は3.7%となっている。一方、「使っていない」は33.6%、「わからない」は16.0%となっている。
 平成21年度及び22年度の調査結果と比べると、「使っている」は22年度(48.2%)と大きな変化はみられない。平成21年度(36.7%)と比べると約10ポイント増加している。

 学校種別にみると、中学生は過半数(51.9%)がフィルタリングを「使っている」と回答し、小学生(32.3%)や高校生(47.0%)よりもフィルタリングの利用が進んでいる。ただし、学校種が下がるほど「わからない」が多く、小学生では41.4%が「わからない」と回答しているため、フィルタリングの利用率については保護者の回答結果を参照されたい(第2章第1節(6)(102頁))。
 性・学校種別にみると、中学生女子は5割半ば(54.0%)がフィルタリングを「使っている」と回答し、最も多くなっている。(図表2-1-1-12)

(9) 家庭のルール

Q8 〔回答票4〕あなたの家では、携帯電話の使い方について何かルールがありますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-1-1-13 家庭のルール <CSVデータ>

図表2-1-1-13 家庭のルール

 「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した青少年(1,036人)に、家で携帯電話の使い方のルールがあるかを聞いたところ、なんらかのルールを決めている家庭は5割台後半(56.5%)、「特にルールを決めていない」家庭は4割台前半(43.0%)となっている。決められているルールの中では、「利用料金の上限を決めている」(23.1%)が最も多く、次いで「守るべき利用マナーを決めている」(20.9%)、「サイトについて、使用を禁止したり利用内容を決めている」(20.6%)となっている。

 平成21年度及び22年度の調査結果と比べると、「特にルールを決めていない」家庭は、22年度(30.2%)では21年度(38.4%)より減少していたが、23年度(43.0%)は増加に転じている。一方、決められているルール毎にみると、平成22年度よりいずれも減少しているが、各ルールの順位についてみるとほぼ同じである。

 学校種別にみると、なんらかのルールを決めている家庭は、小学生では約6割(60.2%)、中学生では7割弱(68.4%)であるが、高校生では5割弱(48.1%)にとどまっている。決められているルールをみると、「利用料金の上限を決めている」は中学生以上で多くなっており(小学生:9.0%、中学生:23.6%、高校生:26.1%)、「守るべき利用マナーを決めている」は中学生以下で多くなっている(小学生:24.1%、中学生:25.1%、高校生:17.8%)。「サイトについて、使用を禁止したり利用内容を決めている」は中学生では最も多くあげられている(31.1%)。「メールについて、使用を禁止したり送る相手を制限している」は学校種が下がるほど増加し、高校生(2.4%)ではほとんどみられないが、小学生では22.6%に達している。

 平成21年度及び22年度の調査結果と比べると、なんらかのルールを決めている家庭はいずれの学校種でも最も低い数値となっている。決められているルールをみると、「利用料金の上限を決めている」はいずれの学校種でも平成22年度と比べて大きく減少しており、小学生では11ポイント、中学生では約13ポイント、高校生では7ポイント減少している。
【図表2-1-1-14 家庭のルール(性・学校種別)】 <CSVデータ>

 携帯電話の購入時期別にみると、なんらかのルールを決めている家庭は、平成22年度以前の購入では5割台であるが、23年度購入では6割台前半(63.6%)に増加している。
【図表2-1-1-15 家庭のルール(購入時期別)】 <CSVデータ>
 *購入時期について
自分専用の携帯電話を持っていると回答(保護者票Q1=1)した中で、青少年の現在の学年(青少年票F3)と、使い始めた学年(青少年票Q3)から算出した。

 続いて、インターネットに関する啓発や学習の経験(Q20)別にみると、「メールについて、使用を禁止したり送る相手を制限している」を除き、いずれのルールについても説明を受けたり学んだりした(教えてもらったり学んだりしない又はわからないと回答した以外の回答)青少年の方が、教えてもらったり学んだりしない青少年を上回っており、なんらかのルールを決めている『ルールを決めている(計)』では、約9ポイントの差となっている。
 なお、学校種別については、いずれの学校種も教えてもらったり学んだりしない青少年のn値(人)が少ないため、以下の図表の値はあくまで参考値にとどまる。
【図表2-1-1-16 家庭のルール(啓発や学習の経験別)】 <CSVデータ>

(10) ルールの厳守

<Q8で「1」〜「7」のいずれかを答えた方に>
Q9 〔回答票5〕あなたは、そのようなルールを守っていますか。この中から1つだけお答えください。

図表2-1-1-17 ルールの遵守(性・学校種別) <CSVデータ>

図表2-1-1-17 ルールの遵守(性・学校種別)

 携帯電話の使い方にルールがあると回答した青少年(585人)に、ルールを守っているか聞いたところ、「守っている」が78.5%、「どちらかというと守っている」が17.6%で、「守っている」と「どちらかというと守っている」を合わせた『守っている(計)』は96.1%となっている。
 平成21年度及び22年度の調査結果と比べると、「守っている」は、22年度は75.5%、23年度は78.5%に上昇し、21年度以降増加している。

 学校種別にみると、「守っている」は学校種が下がるほど多く、小学生では9割弱(88.8%)が回答している。

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