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(9)児童買春等の青少年を性的行為に誘引する行為に対する取組

イギリスでは売春自体は犯罪ではないが、第三者による利得確保、売春宿の運営、売春目的での街頭での客引き、並びに買春目的で執拗に勧誘し、又は買春目的で車両をゆっくりと走らせること(kerb-crawling)等が禁止されてきた。最近の取組としては、2008年12月8日、英国政府が下院に警察活動及び犯罪法案(Policing and Crime Bill)を提出し、2009年11月に警察活動及び犯罪法(Policing and Crime Act 2009)が成立した。同法では、売春に関わる条件の禁止をさらに強化し、以下の規定を設けている。


・第三者の利益のために管理され売春を行う者の性的サービスを購入するために、   金を支払うことを犯罪とし、最高で1,000ポンドの罰金を科す。この場合、購入した者が、売春を行う者が管理されていたことを知らなかったことは、抗弁事由とならない。これは特に人身取引の被害者の性的搾取を防ぐことを目的としている。
・買春を行う者が勧誘を行うことを犯罪とし、最高で1,000ポンドの罰金を科す。こ れは、執拗さ、又は車両の使用といった要件を除くことで、立件を容易にする。
・警視以上の階級を持つ警官に、売春又はポルノグラフィーに関係した犯罪に使われている施設を最長6か月に渡って閉鎖する権限を与える。


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