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 イギリス・韓国における青少年のインターネット環境整備状況等調査

第2章 韓国における青少年のインターネット環境整備状況

1 青少年のインターネット利用環境に関する実態

(2)青少年の閲覧が望ましくないとされている情報(有害情報)及び青少年の閲覧が違法とされている情報(違法情報)の現状322

ア 有害情報

青少年保護法第2条により、青少年保護委員会又は媒体ごとに設置されている放送通信審議委員会等の各審議機関が青少年に有害と決議・決定又は確認し、女性家族大臣が告示した媒体物(インターネット上の情報も含む。)は、青少年有害媒体物として一定の規制を受ける323。青少年有害媒体物の審議基準は同法第10条に規定されている。(具体的な判断基準に関しては「3(1)ケ 青少年有害情報の規制政策」を参照。)青少年有害媒体物には、媒体物の製作発行者、流通行為者又は関連団体(デジタルコンテンツ業者)が自主的に青少年に有害との表示・包装を行った媒体物のうち、青少年保護委員会等による青少年有害媒体物との最終決定が下される前までのものも含まれる(第12条)。
インターネット上の情報に関し、放送及び映画の分野における青少年有害媒体物については放送通信審議委員会が審議を行う。ゲーム分野ではゲーム物等級委員会が審議を行う324。映像物については映像物等級委員会が、刊行物については刊行物倫理委員会がそれぞれ審議を行う。


イ 違法情報

青少年の閲覧が違法とされている違法情報325は、情報通信網利用促進及び情報保護等に関する法律(정보통신망 이용촉진 및 정보보호 등에 관한 법)第44条の7各号において定義される。


第1号(淫らな電気通信)

淫らな符号・文言・音響・画像若しくは映像を配布・販売・賃貸、又は公然と展示する内容の情報。


第2号(名誉毀損)


人を批判する目的で公然と事実又は虚偽の事実を示して他人の名誉を毀損する内容の情報。


第3号(サイバーストーキング)


恐怖心や不安感を誘発する符合・文言・音響・画像又は映像を反復的に相手に向けて発信する内容の情報。


第4号(ハッキング、ウイルス流布)

正当な理由なく情報通信システム、データ又はプログラム等を毀損・滅失・  変更・偽造し、又はその運営を妨害する内容の情報。


第5号(青少年有害媒体物表示義務の違反)

青少年保護法による青少年有害媒体物として相手の年齢確認、表示義務等法令に定める義務を履行することをせず、営利を目的として提供する内容の情報。


第6号(博打等の射倖行為)

法令により禁止される射倖行為に該当する内容の情報。


第7号(国家機密の漏洩)

法令により分類された秘密等、国家機密を漏洩する内容の情報。


第8号(国家保安法違反)

国家保安法で禁止する行為を遂行する内容の情報。


第9号(犯罪関連情報)

犯罪を目的とし、教示若しくは幇助する内容の情報。



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