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(3)青少年のインターネット利用数・利用率

ア 携帯電話によるインターネット利用数・利用率に関する統計
(ア)青少年における携帯電話の利用率

2008年に放送通信委員会及び韓国インターネット振興院が実施した「インターネット利用の実態調査」では、3歳~29歳の青少年による携帯電話の利用率に関するデータを集計している。

表2-1-1 直近1か月の携帯電話利用率(2008年/年代・学校種別)326
(単位:%)

利用した

利用しない

< 年代別 >

< 3~9歳 >

7.6

92.4

7.2

92.8

8.0

92.0

< 10代 >

71.3

28.7

68.4

31.6

74.6

25.4

< 20代 >

98.4

1.6

98.7

1.3

98.1

1.9

<学校種別>

小学生

26.3

73.7

中学生

81.8

18.2

高校生

93.3

6.7

(出典:放送通信委員会・韓国インターネット振興院)

表2-1-1が示すように、直近1か月以内の携帯電話の利用率は、小学生では26.3%、中学生では81.8%、高校生では93.3%である。

(イ)携帯電話加入者の推移

図2-1-1 固定電話及び携帯電話の加入者数推移(2011年)327

図2-1-1 固定電話及び携帯電話の加入者数推移(2011年)

(出典:放送通信委員会)

携帯電話の加入者数は、毎年持続的に、ほぼ一定の増加率で増え続けている。一方、固定電話の加入者数は2008年より減少し始めたことから、家庭での通話が携帯電話で行われるようになり、青少年の携帯電話利用率が更に高まったと考えられる。また、2010年の携帯電話加入者数が同年の韓国における人口の約4,980万人を超えていることから、一人で複数の携帯電話を所有していることが窺え、当該データから実際の人口に対する加入者比率を予想することはできない(図2-1-1)。

(ウ)青少年及び20代の携帯電話用途

以下の表2-1-2は、韓国における3歳~29歳を対象とした携帯電話の用途に関する統計結果である(複数回答可)。

表2-1-2 3歳~29歳の携帯電話用途(2008年/年代・学校種別)328
(単位:%)

文字メッセージの送信

呼出音等のダウンロード

情報検索

写真・動画の受信

音楽ダウンロード

ゲームダウンロード

動画のダウンロード

商品の決済

< 年代別 >

< 3~9歳 >

98.3

45.2

3.7

14.9

3.6

6.0

1.4

2.0

100.0

41.8

2.4

9.3

1.5

6.5

1.5

1.1

96.5

48.6

5.0

20.5

5.6

5.6

1.3

2.9

< 10 代 >

100.0

99.1

9.5

41.9

56.1

33.4

19.1

28.7

100.0

99.4

9.3

40.4

56.1

37.1

20.0

28.5

99.9

98.9

9.7

43.5

56.2

29.5

18.3

28.9

< 20 代 >

100.0

99.6

10.5

42.9

32.5

31.9

11.8

34.7

100.0

99.6

11.5

40.5

30.9

34.6

12.8

34.5

100.0

99.6

9.4

45.4

34.3

29.0

10.8

34.9

< 学校種別 >

小学生

99.9

88.9

2.5

21.3

12.0

13.4

0.9

4.5

中学生

100.0

99.1

3.8

36.6

34.5

16.5

2.4

11.9

高校生

99.9

99.2

11.0

50.6

86.4

46.2

30.6

42.0

※複数回答可
(出典:放送通信委員会・韓国インターネット振興院)

年代別に見ると、「10代」以上になると携帯電話で音楽、ゲーム、写真・動画をダウンロードする割合が急増し、特に音楽やゲームのダウンロード率は「10代」が「20代」を上回る。学校種別に見ると、携帯電話で音楽、ゲーム、写真、動画をダウンロードする比率が最も高いのは高校生であった(表2-1-2)。

(エ)スマートフォンの普及とその影響

韓国では2012年、インターネット通信機能を搭載した携帯型の通話機器としてスマートフォンが急速に普及している。2010年、スマートフォンの利用実態に関する調査が行政安全部情報化戦略室情報文化課により行なわれた。なお、スマートフォン利用者数は2011年末までに人口の約40%にあたる2,000万人を突破した329

表2-1-3 スマートフォンの利用時間330
(単位:%)

区分

スマートフォンの利用時間

インターネット除外

インターネットのみ

1時間未満

47.6

68.4

1時間以上 2時間未満

34.3

19.8

2時間以上 3時間未満

10.3

7.1

3時間以上 4時間未満

3.6

1.7

4時間以上 5時間未満

1.2

1

5時間以上 6時間未満

1.6

1.1

6時間以上 10時間未満

0.7

0.6

10時間以上

0.7

0.4

(出典:行政安全部情報化戦略室)

また、同調査においてスマートフォンによるインターネット利用に関し、過剰に利用しているか否かへの認識についてアンケートが行なわれた。それによれば、「まさにそうだ」との回答者は全体の2%、「過多利用をしている方だ」は22.2%、「過多利用とまでは言えない」は42.7%、「まったくそういうことはない」は33.2%であった。すなわち、過多利用について肯定している人は全体の24.2%であり、否定している人は75.9%であった。

イ PCによるインターネット利用数・利用率に関する統計

韓国における年代及び性別のインターネット利用率のデータは、表2-1-4のとおりである。

表2-1-4 年代及び性別インターネット利用率331
(単位:%)

年齢・性別

インターネット利用率
(2010上半期)

男 3~9歳

85.7

男 10代

99.9

男 20代

99.8

男 30代

99.3

男 40代

91.8

男 50代

67.3

男 60歳 以上

30.5

女 3~9歳

85.3

女 10代

99.9

女 20代

99.9

女 30代

99.2

女 40代

82.7

女 50代

43.0

女 60歳 以上

15.2

(出典:統計庁)

インターネット利用率は男女を通じて10代から30代まで100%に近い割合を示しており、その中で最も利用率の低い30代の女性でも、99.2%となっている。10代、20代においては99.8~99.9%と、ほぼ100%に近い数値を示している(表2-1-4)。また、3歳から9歳までのインターネット利用者の割合も85%台に上っている。
3歳から9歳までの子どもによるインターネットの利用形態が、自発的なものか、それとも子どもに童話等を見せるために親が利用したものであるのかについて、統計庁のデータには示されていない。しかし、韓国では幼い頃から親の手助け等を介してインターネットに慣れ親しみ、やがて文字を覚えることによって自発的にインターネットを使い始めるというのが実情のようである332 333
青少年におけるインターネット利用率の変化については以下のとおりである。

表2-1-5 青少年のインターネット利用率の変化334
(単位:%)

区分

インターネット
利用率

2002 上半期

90.9

2002 下半期

91.4

2003 上半期

92.1

2003 下半期

95.2

2004 上半期

95.6

2004 下半期

96.0

2005 上半期

97.8

2005 下半期

97.7

2006 上半期

98.3

2006 下半期

98.7

2007 上半期

98.7

(出典:統計庁)

ここからは、6歳~19歳の青少年のインターネット利用率が年々上昇していることが見てとれる(表2-1-5)。
次に挙げるデータは2010年上半期における地域別のインターネット利用率である。地方に比べると都市部における利用率が高いことが分かる(表2-1-6)。

表2-1-6 2010年上半期インターネット利用率(地域別)335
(単位:%)

地域

2010 上半期

ソウル特別市

80.9

釜山広域市

75.8

大邱広域市

75.9

仁川広域市

81.7

光州広域市

81.0

大田広域市

80.4

蔚山広域市

85.0

京畿道

82.9

江原道

71.2

忠清北道

72.1

忠清南道

69.7

全羅北道

72.2

全羅南道

67.8

慶尚北道

68.4

慶尚南道

72.5

済州道

73.6

(出典:統計庁)

ウ ブログ

韓国人がインターネットを利用する主たる動機の一つに、ブログが挙げられる。
韓国における代表的な検索エンジンは、Naver、Daun、Nate、Yahooコリアの4つである。ここでIDを取得すると、メールアカウント及びブログの作成が同時に可能となるため、メールアドレス取得のために検索エンジンIDを登録し、同時にブログ作成ができるようになるケースが多い。また、通常は複数の検索エンジンでIDを取得している。そのために、一人で複数のブログを運営しているケースも見られる。
近年、FacebookやTwitterといった様々なソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service:以下「SNS」という)が登場し、韓国ではその普及が進んでいるが、ブログの人気も衰えてはいない。

放送通信委員会及び韓国インターネット振興院が実施した「インターネット利用実態の調査」によると、2008年と2009年におけるブログの運営率の調査結果は以下のとおりである。

表2-1-7 ブログ運営率の調査(2008年・2009年)336
(単位:%)
 

ブログ運営率

< 2008 >

 

6 ~ 19歳

48.8

 男

46.0

 女

52.0

20代

74.4

 男

72.9

 女

75.9

< 2009 >

 

6 ~ 19歳

56.4

 男

53.6

 女

59.5

20代

74.8

 男

73.4

 女

76.2

(出典:放送通信委員会・韓国インターネット振興院)

ブログの運営率は、6歳~19歳の層では50%前後、20代では75%近くに上る。
2008年及び2009年における学校種別のブログ運営率に関しては以下のとおりである。

表2-1-8 ブログ運営率(2008年・2009年/学校種別)337
(単位:%)

2008年

2009年

増加率

小学生

25.3

29.4

4.1

中学生

69.9

74.1

4.2

高校生

75.5

79.1

3.6

大学生

80.6

85.2

4.6

(出典:放送通信委員会・韓国インターネット振興院)

2009年のデータからは小学生の約30%、中学生以上の約74%~85%が自分でブログを運営していることが分かる。また2008年から2009年の1年間でいずれの学校種でも4%前後の増加を見せており、普及が進んでいることが窺える。
次に、他人のブログを利用しているか否かの調査結果を以下に示す。「他人のブログの利用」には、他人が運営するブログを閲覧したり、コメントを残したり、そのブログを通じて得た情報を活用すること等が含まれると思われるが、利用内容の詳細については調査結果において触れられていなかった。

表2-1-9 他人のブログ利用率(2008年・2009年)338
(単位:%)

利用する

2008年

 

6 ~ 19歳

67.0

 男

65.7

 女

68.5

20代

82.0

 男

81.6

 女

82.5

2009年

 

6 ~ 19歳

72.7

 男

71.8

 女

73.6

20代

83.2

 男

82.1

 女

84.4

(出典:放送通信委員会・韓国インターネット振興院)

この統計においても、6~19歳までの青少年による他人のブログ利用率は全体で5.7%(男6.1%、女5.1%)上昇しており、20代の1.2%(男0.5%、女1.9%)と比較すると上昇率が高いことが分かる。
学校種別に見た他人のブログの利用率は以下のとおりである。

表2-1-10 他人のブログの利用率(2008年・2009年/学校種別)339
(単位:%)

2008年

2009年

増減率

小学生

49.8

47.8

-1.0

中学生

89.5

89.6

0.1

高校生

93.4

90.8

-2.6

大学生

91.9

87.5

-4.4

(出典:放送通信委員会・韓国インターネット振興院)

他人のブログの利用に関して、中学生の利用率に目立った変化は見られないが、小学生、高校生、大学生の利用率が低下している。特に、大学生の利用率の低下が比較的著しい。

エ ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS )

韓国ではソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service:以下「SNS」という。)の利用が盛んだと言われている。
以下は、SNSのジャンル別かつ年代別の利用率の統計である340

表2-1-11 SNS利用率(2010年/年代・性別)341
(単位:%)

 

ブログ

コミュニティ
(カフェ)342

ミニホームページ(Cyworld)343

マイクロブログ(Twitter)

6 ~ 19歳

88.3

63.0

81.7

12.7

 男

87.8

65.6

80.2

11.6

 女

88.9

60.2

83.4

14.0

20代

86.4

84.8

85.9

17.4

 男

78.6

81.7

82.3

17.1

 女

94.9

88.3

89.9

17.8

(出典:放送通信委員会・韓国インターネット振興院)

マイクロブログの利用率が10%台にとどまったのに対し、他のSNSの利用率は高い(表2-1-11)。なお、現在、韓国での利用者が急増しているSNSはFacebookであるが、この統計にFacebookは含まれていない。
主要なブログ、コミュニティ、ミニ・ホームページ等のSNSは韓国の検索エンジンでIDを取得することが前提になっており韓国ドメスティックのSNSと呼んでもよい存在である。一方、Twitterなどを含むグローバルに展開されているSNSは、韓国検索エンジンのID取得が前提になっていないが、2010年の時点では、グローバルに展開されているSNSに比べ韓国SNSが主流であるといえる。
なお、マイクロブログにはTwitterのほか、韓国の企業により運営されているダウム・ヨジュム(다음 요즘)、me2dayなどがある。
次に、学校種別利用者の分布状況は以下のとおりである。
ここでも、マイクロブログの利用率が他のカテゴリに比べると顕著に低い。また、ミニホームページの利用率は小学生では50%台であるが、高校生、大学生になると90%を超える。また、ブログの利用率は中高生が95%前後になっている。

表2-1-12 教育段階別SNS利用率(2010年)344
(単位:%)
 

ブログ

コミュニティ
(カフェ)

ミニホームページ(Cyworld)

マイクロブログ(Twitter)

小学生

70.4

73.9

55.9

2.6

中学生

95.5

61.3

82.0

12.2

高校生

94.1

59.4

95.6

18.0

大学生

87.1

80.4

92.4

21.6

(出典:放送通信委員会・韓国インターネット振興院)

オ ゲーム

以下の表から見てとれるように、韓国ではオンラインゲームの普及が進展している。

表2-1-13 ゲーム産業売上額の現況調査345
(単位:億ウォン)

統計分類(1)

統計分類(2)

2005年

2006年

2007年

2008年

ゲームの制作及び配給

オンラインゲーム

14,397

17,768

22,403

26,922

アーケードゲーム

9,655

7,009

352

628

ビデオゲーム

2,183

1,365

4,201

5,021

携帯搭載ゲーム

1,939

2,390

2,518

3,050

PCゲーム

377

264

350

263

ゲーム流通業

ネットカフェ

19,923

18,647

20,801

19,280

アーケードゲーム場

37,966

26,770

518

696

ビデオゲーム場

358

276

293

187

(出典:文化体育観光部文化コンテンツ授業室コンテンツ政策官文化産業政策課)

この表をみると、オンラインゲームの売上高が2005年から2008年の3年間で2倍近くになっており、2008年では他のゲームそれぞれと比較しても5倍以上高い額になっている。また、インターネットカフェの売上高にはほぼ変化がない一方で、ゲームセンターやゲーム機を設置する小売店舗を含むアーケードゲームの売上高は、2006年から2007年にかけて急激に落ち込んでいる(表2-1-13)。

2009年、女性家族部は青少年(満6歳以上、19歳以下)によるコンピュータや携帯電話を用いたゲームの1日の利用346時間について調査を行った。

表2-1-14 青少年(満6歳以上、19歳以下)による
コンピュータゲーム/携帯電話ゲームの利用時間(2009年/一般学生・危機学生別)
(単位:%)
 

ゲームしない

30分未満

30分以上
1時間未満

1時間以上
2時間
未満

2時間以上

一般学生

コンピュータ

45

2.2

5.8

18.5

28.5

携帯電話

64.4

11.1

10.5

8.6

5.3

危機学生

コンピュータ

30.0

0.8

3.0

15.2

51.0

携帯電話

65.8

3.8

6.3

11.8

12.2

サンプル数:一般学生(15,222人)、危機学生(1,614人)
(出典:女性家族部青少年家族政策室青少年政策課青少年保護課)

「危機学生347」とは、ひきこもり、登校拒否、就学中断、家出、インターネット中毒等の問題を抱えて、社会と向き合うことを回避した生活をする青少年のことを指す。危機青少年ともいう。この名称は女性家族部等の政府機関及び教育委員会を始めとする教育組織が主体となって使用しているものである348。「一般学生」とは、危機学生以外の青少年のことをを指す。
この統計においては、一般学生か危機学生かを問わず、青少年では携帯電話よりもコンピュータを利用してゲームを行うことが多いことが分かる。また、コンピュータでのゲーム利用時間に関しては、一般学生も危機学生も、2時間以上が多い。特に危機学生の場合はコンピュータでのゲーム利用時間が2時間以上と答えた者が51%に上っている。一方、携帯電話でのゲーム利用時間に関しては、一般学生は1時間以内がほとんどであるのに対し、危機学生は1時間以上2時間未満が11.8%、2時間以上が12.2%となり、それらを合わせた1時間以上が24%に上る(表2-1-14)。
女性家族部は、オンラインゲームを利用している青少年(満3歳以上満19歳未満)が初めてオンラインゲームを利用した時期についても調査を行い、次のようなデータを得ている。

表2-1-15 オンラインゲームの初回利用時学年(2009年/一般学生・危機学生別)349
(単位:%)

 

就学前

小学校
3年以下

小学校
4年以上

中1

中2

中3

高1

高2

高3

一般学生

1.2

4.3

25.9

25.5

17.7

14.1

8.3

2.5

0.6

危機学生

0.3

1.9

16.2

28.3

22.9

15.8

10.5

2.9

1.2

(出典:女性家族部青少年家族政策室青少年政策課青少年保護課)

この表からは、オンラインゲームを行う青少年の多くが、小学校高学年から中学2年生の間に初めてオンラインゲームを経験していることが分かる。また、一般学生よりも危機学生の方がオンラインゲームを始める時期は遅い傾向にある(表2-1-15)。
同年に行われた青少年におけるオンラインゲームの利用頻度についての調査結果は以下のとおりである。一般学生よりも危機学生の方が、オンラインゲームを利用する機会が多いことが分かる(表2-1-16)。

表2-1-16 青少年におけるオンラインゲームの利用頻度350
(2009年/一般学生・危機学生別)
(単位:%)
 

1回もない

年に1、2回

月に1、2回

週に1、2回

週3回以上

一般学生

27.6

35.6

23.5

8.9

4.4

危機学生

14.9

17.4

28.2

25.8

13.7

(出典:女性家族部青少年家族政策室青少年政策課青少年保護課)

更に同年、オンラインゲームの利用時間帯についての調査も行われた。その結果をみると、オンラインゲーム利用者の約90%は、放課後から22時までの夕食時間帯にかけてゲームをしていることが分かる。なお、一般学生と危機学生との間で利用時間帯の分布については大きな違いはないが、危機学生の場合は一般学生に比べ、深夜時間帯の数値が若干高くなっている(表2-1-17)。

表2-1-17 オンラインゲームの利用時間帯351
(単位:%)
 

学校の
授業時間中

放課後
(18時以前)

夕食時間帯
(18~22時)

深夜時間帯
(22~以降)

一般学生

2.0

39.7

50.6

7.7

危機学生

3.4

33.4

50.1

12.1

(出典:女性家族部青少年家族政策室青少年政策課青少年保護課)

韓国においては、以下のとおり賭博性のあるゲームの青少年による利用は規制されている。青少年保護法第2条は「青少年に射倖心を助長する玩具等」を青少年有害物と定義しているため、賭博性のあるゲームも青少年有害物として規制の対象となる。また、等級委員会は、「ゲーム産業振興に関する法律(게임산업진흥에 관한 법률)352」(法律第11048号)第16条第2項に基づき「ゲームの射倖性確認に関する事項」を審議・決議し、同法第21条に基づき利用の可及び不可に関して年齢別に規定している。
2008年に満6歳以上満19歳未満の青少年を対象として行われた、賭博性オンラインゲームの利用の有無及び利用時間帯についての調査結果は次のとおりである。

表2-1-18 賭博性オンラインゲームの利用率と時間帯353

時間帯

比率(%)

一度も利用なし

34.8

利用する

登校前

1.6

 

学校の授業時間

2.4

 

放課後

17.4

 

夕食時間帯

29.1

 

深夜時間帯

10.6

無回答

4.0

(出典:女性家族部青少年家族政策室青少年政策課青少年保護課)

次は、同じ調査を学校種別及び男女別で見たものである。

表2-1-19 賭博性オンラインゲームの利用率と時間帯(学校種・性別)354
(単位:%)
 

一度もなし

利用する

無回答

登校前

学校の授業時間

放課後

夕食時間帯

深夜時間帯

男子中学生

36.1

1.2

2.7

19.1

28.1

9.2

3.6

女子中学生

50.0

1.3

1.3

16.0

21.2

5.1

5.1

男子高校生

26.5

1.8

3.2

19.6

32.7

12.9

3.4

女子高校生

43.1

1.1

2.2

9.9

27.1

12.7

3.9

(出典:女性家族部青少年家族政策室青少年政策課青少年保護課)

どれも夕食時間帯がピークとなるが、女子高校生を除いて、放課後から夕食時間帯における利用率が高くなっている。女子高校生の場合は、夕食時間帯から深夜時間帯にかけての利用率が高い(表2-1-19)。
2009年に行われた、賭博性オンラインゲームの主な利用場所についての調査結果は以下のとおりである。

表2-1-20 賭博性オンラインゲームの主な利用場所355
(2008年/一般学生・危機学生別)
(単位:%)
 

自宅・
友人宅

学校

ネット
カフェ

漫画部屋/映画館/ビデオ部屋

携帯型
通信機器

その他

一般学生

76.5

1.8

15.8

0.1

3.1

2.7

危機学生

40.9

1.4

53.0

0.7

1.4

2.6

(出典:女性家族部青少年家族政策室青少年政策課 青少年保護課)

一般学生では自宅・友人宅で利用するケースが圧倒的に多い。他方、危機学生の場合は自宅・友人宅をネットカフェが上回っている(表2-1-20)。
青少年のアクセスが禁止されているゲームをする際、最も多く利用されているのが自宅や友人宅となっている。また、韓国には街中に多くのネットカフェがあり、青少年の出入り自体は禁じられてはいないが、禁止されているゲームを行う場の一つとして青少年によって利用されている。

危機学生ほどネットカフェを利用する比率が高くなる傾向にある(表2-1-20)。

カ インターネットショッピング

韓国の店舗型の小売業には、大きく分けて、百貨店、大手スーパー、専門店、マーケットの4つのタイプがある。韓国では、この他インターネットショッピングの利用率が比較的高いと言われている。インターネットショッピングの割引率が高いことから、商店で欲しいものを見つけてもその場で購入せず、家や職場でネットショッピングにより購入する者も多い。
次の表は、2008年と2009年において、1年間におけるインターネットショッピング利用の比率(%)を年代別に(12歳以上の青少年と20代で分けて)示したものである。

表2-1-21 1年間のインターネットショッピング利用の比率
(2008・2009年/年代別)356
(単位:%)
 

1年間の
ネットショッ
ピング利用

インターネットショッピングにおける月平均の購入費用

1万
ウォン
未満

1-2万
ウォン

2-3万
ウォン

3-5万
ウォン

5-10万
ウォン

10-30万
ウォン

30万
ウォン
以上

月平均
(万ウォン)

2008年

12~19歳

61.0

22.2

14.4

9.2

45.7

6.4

2.0

0.1

2.7

 男

56.6

24.1

14.5

9.1

44.6

5.2

2.5

0.0

2.7

 女

66.0

20.5

14.3

9.4

46.8

7.5

1.5

0.1

2.8

20代

87.3

10.6

14.6

14.1

30.2

19.1

10.4

1.0

4.3

 男

84.1

12.3

15.5

13.8

32.3

16.7

8.4

1.1

4.0

 女

90.8

8.9

13.7

14.4

28.1

21.5

12.4

0.9

4.6

2009年

12~19歳

68.0

26.1

18.5

17.4

19.1

15.8

3.1

-

2.7

 男

63.0

29.7

20.0

15.8

17.6

13.4

3.5

-

2.6

 女

73.6

22.8

17.2

18.8

20.4

18.0

2.7

-

2.8

20代

88.6

6.3

13.4

15.8

23.6

37.0

3.8

0.1

3.9

 男

85.0

8.7

17.7

16.3

22.5

31.1

3.5

0.2

3.6

 女

92.6

4.1

9.4

15.3

24.6

42.4

4.1

0.0

4.1

※2012年2月27日における為替レートは1万ウォン=718.73円である。
(出典:放送通信委員会・韓国インターネット振興院)

この資料によると、12~19歳のインターネットショッピング利用率は2008年からの1年間で7%の伸び率を示している。また、青少年の購入金額帯は、2008年には3-5万ウォンの間に集中していたが、2009年になると10万ウォン以下の金額帯に押しなべて集中するようになった(表2-1-21)。

次の表は、2008年及び2009年の、1年間のインターネットショッピング利用の割合を学校種別に示したものである。ここで顕著なのは、小学生のインターネットショッピングの利用率が2008年と2009年の間に1年間に9%上昇していることである(表2-1-22)。

表2-1-22 1年間のインターネットショッピング利用の比率357
(2008・2009年/学校種別)
(単位:%)
 

1年間の
ネットショッ
ピング利用

インターネットショッピングにおける月平均の購入費用

1万
ウォン
未満

1-2万
ウォン

2-3
ウォン

3-5万
ウォン

5-10万
ウォン

10-30万
ウォン

30万
ウォン
以上

月平均
(万ウォン)

2008年

小学生

30.9

10.0

2.7

0.4

86.8

0.1

-

-

3.5

中学生

57.9

27.8

11.8

7.4

48.3

3.8

0.9

0.1

2.6

高校生

72.3

21.8

19.4

12.0

37.3

7.0

2.6

-

2.6

大学生

89.6

12.7

15.9

14.9

33.6

16.3

6.4

0.3

3.5

2009年

小学生

39.9

68.4

17.6

2.9

3.5

-

7.6

-

2.0

中学生

58.8

39.8

21.2

14.3

12.6

6.5

5.7

-

2.5

高校生

70.9

25.7

19.3

19.3

19.1

14.4

2.0

-

2.4

大学生

89.4

9.2

14.4

17.4

25.8

30.9

2.2

0.1

3.4

※2012年2月27日における為替レートは1万ウォン=718.73円である。
(出典:放送通信委員会・韓国インターネット振興院)

小学生のインターネットショッピング利用率は、特に「1万ウォン未満」の利用において10.0%から68.4%へと、2008年と2009年の間に急激に増加していることが分かる。また、「1-2万ウォン」の金額帯でも約15%上昇している。更に、「10-30万ウォン」という高額帯での利用率は2009年度になると7.6%を占めている。
「10-30万ウォン」の金額帯での利用率は、中学生も2008年に0.9%であったのが、2009年になると5.7%に上っている。
このように、インターネットショッピングの利用低年齢化が進んでいると同時に、低年齢利用者による高額購入も増加していることが分かる(表2-1-22)。


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