本編目次へ前ページへ次ページへ

(6)青少年のインターネット利用の際のフィルタリング利用率

ア PCソフトウェアによるフィルタリング392

放送通信審議委員会が作成した「青少年情報利用の実態調査研究2009」では393、韓国の青少年による有害情報の閲覧を防止する機能を持つソフトウェアがあることを知っているかどうか、また、利用しているかどうかについての調査データが取り上げられている。

まず、当該ソフトウェアを知っていると答えたのは全体の69.1%であり、知らないと答えたのは30.9%であった。一方、当該ソフトウェアを利用していると答えたのは全体の22.1%(男17.8%、女26.6%)に過ぎず、更に、利用していたがその後削除してしまったと答えた人は全体の9.2%(男10.9%、女7.4%)であった。残りの68.7%(男71.3%、女66.0%)は、利用したことがないという回答であった。

また、学校種別でみると、利用している答えたのは中学生が25.4%で高校生が20.7%、利用していたがその後削除してしまったと答えたのは中学生が7.2%で高校生が10.0%、利用したことがないと答えたのは中学生が67.4%で高校生が69.3%であった。

なお、スマートフォン導入以前の携帯電話によるインターネットアクセスに関し、韓国では近年iPhone等のスマートフォンが導入されたが、それ以前からも携帯電話によるインターネットへの接続が可能であった。ただし、携帯電話の契約を行う段階で住民登録番号の登録が不可欠であり、青少年の場合は有害情報にアクセスできないようになっている。このシステムはスマートフォン導入以降も継続されているが、国外有害サイトへのアクセス遮断は行われていないというのが現状である394

イ ISPによるブロッキングサービス

韓国のISP(インターネット・サービス・プロバイダ)には、SKテレコム、KT、LGU+の3社がある。
SKテレコムでは2008年8月13日より、インターネット上の写真や動画の有害性を自動的に判断し、有害性が認められた場合にブロッキングを行うシステムを稼動した395

KTでは、2004年よりフィルタリングを別料金(2000ウォン、約140円)で提供しており、2009年4月より放送通信委員会の指針を受けて低所得者層にもフィルタリング支援サービスを広げている396。また、2010年よりフィルタリング対象者を加入者全体に拡大している397

LGテレコムも、2010年よりフィルタリングの提供を始めている398


▲このページのTOPへ