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 イギリス・韓国における青少年のインターネット環境整備状況等調査

第2章 韓国における青少年のインターネット環境整備状況

2 青少年のインターネット利用に関する既存の意識調査結果

韓国でインターネット利用に関する実態調査が行われたのは2005年及び2010年である。
2005年は、各家庭へインターネットが普及した時期であり、2010年は無線インターネット環境の整備が大都市を中心として進められた時期である。
まずは2005年に行われた調査結果を引用する。なお、本調査は元々成人を含む満3歳以上を対象として行われたものであるが、まずは、満3歳から19歳の青少年の年代の分析結果を抽出して引用する。

表2-2-1 インターネットの利用目的(2005年/年代・性別)399
(単位:%)
 

資料情報獲得

コミュニケーション

余暇活動

ネットショッピング

教育・学習

インターネット金融

同好会活動

ホームページ運営

就職活動

民願400

ソフトウェアのアップ/ダウンロード

満3~9歳 

99.3

23.6

80.2

17.7

98.9

0.3

6.4

9.0

-

0.3

0.2

満3~9歳

99.5

23.0

92.9

26.0

99.3

-

7.0

7.0

-

-

0.2

満10~19歳

96.7

92.6

98.6

50.5

74.9

6.8

49.4

58.2

0.4

1.5

7.6

満10~19歳

97.3

95.0

97.9

59.7

78.5

8.9

56.6

66.6

1.3

2.0

6.0

※複数回答可
(出典:放送通信審議委員会・韓国インターネット振興院)

利用目的として極めて多いのは以下の3つである。

<1>資料情報獲得
<2>余暇活動
<3>教育・学習

ただし、余暇活動を利用目的と回答した満3~9歳の男子の割合は、同年代の女子や満10~19歳の男女に比べて少ない。
また、男女を問わず、満10~19歳の年代では、ネットショッピングを利用目的として挙げる割合が高くなり、ともに50%を超えている。また、この年代ではコミュニケーション、同好会活動、ホームページ運営を挙げる割合も高い(表2-2-1)。
次に、同調査における全利用者と男女別の利用目的の分析結果を抽出して引用する。なお、このデータの対象は、3歳以上となっておりその中には成人も含まれる。

表2-2-2 インターネットの利用目的(2008年/性別)401
(単位:%)
 

資料情報獲得

コミュニケーション

余暇活動

ネットショッピング

教育・学習

インターネット金融

同好会活動

ホームページ運営

就職活動

国民請願

ソフトウェアのアップ/ダウンロード

全利用者

89.0

85.2

92.9

56.2

55.2

35.4

49.1

43.1

3.9

10.4

9.3

利用者

89.5

86.6

94.2

50.1

56.7

36.6

48.8

41.5

4.3

11.9

11.7

利用者

83.5

83.5

91.7

63.2

53.3

33.9

49.5

44.9

3.5

8.6

6.5

 ※複数回答可
(出典:放送通信審議委員会・韓国インターネット振興院)

成人を含めた全体で見ても、資料情報獲得を利用目的として挙げた回答は89%に上る。また、コミュニケーションを利用目的と回答した割合も高い(表2-2-2)。表2-2-1及び表2-2-2のデータを合わせ見ると10歳以上の青少年によって、成人よりも高い割合で、インターネットがコミュニケーションの手段として高く認知されていることが分かる。
次に、2010年に行われた調査結果を引用する。本調査も満3歳以上(成人を含む)を対象として行われたものであるが、まずは、満3歳から19歳の青少年のインターネット利用目的を年齢別に調査したものを示す。

表2-2-3 インターネットの利用目的(2010年/年齢別)402
(単位:%)
 

資料情報獲得

コミュニケーション

余暇活動

ネットショッピング

教育・学習

インターネット金融

ホームページ運営

就職活動

コミュニティ

電子政府サービス

ファイル共有サービス

ソフトウェアのアップ/ダウンロード

満3~9歳

37.6

42.3

91.9

2.2

74.3

0.2

10.9

-

6.5

-

1.0

0.2

満3~9歳

37.4

42.2

86.5

2.3

74.4

0.1

13.1

0.1

8.6

-

1.0

0.2

満10~19歳

94.1

94.9

97.9

54.1

87.3

8.9

67.6

3.2

55.7

1.7

23.1

7.5

満10~19歳

95.9

96.5

96.1

63.1

91.6

12.4

74.2

3.8

63.9

1.3

21.4

5.9

 (出典:放送通信審議委員会・韓国インターネット振興院)

2010年の調査には、「コミュニティ」、「ファイル共有サービス」、「電子政府サービス」の各項目が追加されており、その代わり、2005年の調査時にあった同好会活動と国民請願の各項目がなくなっている。
2010年の調査結果では、「余暇活動」をインターネットの利用目的として挙げた人の割合が、どの年代も男女を問わず80%台後半以上であった。この項目は、満3~9歳の男子の場合、2005年の調査では80.2%であったが、2010年には91.9%に上昇している。一方、満3~9歳の女子の場合2005年には92.9%であったが、2010年には86.5%に低下している。
また、満3~9歳の年代では「資料情報獲得」を利用目的として挙げた割合は37%台に留まっており、2005年と比べると大幅に下がっている。その代わり、この年代で「コミュニケーション」を利用目的として挙げた割合が20%近く上がっている。更に、同年代では「教育・学習」の項目の数値が2005年のときに比較して下がっており、その下がり幅は、女子のほうが顕著である(表2-2-3)。

同調査における全利用者と男女別の利用目的の分析結果は以下のとおりである。なお、このデータの対象は3歳以上でありその中に成人も含まれる。

表2-2-4 インターネットの利用目的(2010年/性別)403
(単位:%)
 

資料情報獲得

コミュニケーション

余暇活動

ネットショッピング

教育・学習

インターネット金融

ホームページ運営

就職活動

コミュニティ

電子政府サービス

ファイル共有サービス

ソフトウェアのアップ/ダウンロード

全利用者

89.4

87.0

88.4

56.4

52.5

36.9

44.8

7.1

43.8

13.1

19.8

8.6

利用者

89.4

88.8

89.5

50.4

51.9

38.0

42.8

7.3

43.5

15.5

22.9

10.8

利用者

89.4

84.7

86.6

63.3

53.1

45.5

45.9

6.9

44.1

10.5

16.1

6.1

(出典:放送通信審議委員会・韓国インターネット振興院)

インターネットが韓国の各家庭に普及してから数年たった2006年及び2007年に、インターネットがないと面白くないと思うかどうかについての意識調査が満9~19歳の青少年を対象として行われた。その調査結果は以下のとおりである。

表2-2-5 インターネットがないと面白くないと思うか否かについて404
(2006・2007年/性別・年代別)
(単位:%)
     

そう思わない

あまり思わない

ときに思う

そう思う

よくそう思う

いつもそう思う

とてもそう思う

サンプル数(人)

性別

2006

52.8

-

34.5

-

9.2

3.5

-

562

2007

46.1

38.9

-

12.5

-

-

2.5

939

2006

61.2

-

29.3

-

6.9

2.6

-

523

2007

55.6

35.2

-

7.4

-

-

1.8

836

年代

満9歳~満12歳

2006

59.1

-

29.5

-

7.8

3.7

-

425

2007

56.0

33.3

-

8.4

-

-

2.4

667

満13歳~満15歳

2006

57.7

-

31.6

-

7.4

3.3

-

322

2007

50.7

34.3

-

12.6

-

-

2.4

515

満16歳~満19歳

2006

53.4

-

35.5

-

9.2

1.9

-

338

2007

44.4

43.9

-

9.9

-

-

1.7

594

満19歳以下

2006

56.9

-

32

-

8.1

3.0

-

1,085

2007

50.6

37.1

-

10.1

-

-

2.2

1,776

(出典:放送通信審議委員会・韓国インターネット振興院)

表2-2-6 インターネットがないと面白くないと思うか否かについて405
(2006・2007年/都市規模別)
(単位:%)
     

そう思わない

ときに思う

よくそう思う

いつもそう思う

サンプル数(人)

都市規模別

大都市

2006

49.2

38.1

9.6

3.1

503

2007

-

-

-

-

-

中・小都市

2006

62.3

27.4

7.5

2.8

476

2007

-

-

-

-

-

都市部以外

2006

69.1

23.5

3.3

4.0

106

2007

-

-

-

-

-

(出典:放送通信審議委員会・韓国インターネット振興院)

インターネットがないと面白くないと思うかどうかにつき、全体的には9割近くが「そう思わない」もしくは「あまり思わない」や「ときに思う」、すなわち、中立的、どちらかというと面白くないとは思わないという内容の項目に回答している。また、女子よりも男子のほうが、「よくそう思う」もしくは「いつもそう思う」や「とてもそう思う」、すなわち、少なくともどちらかというと面白くないと思うという内容の項目に、多く回答している。年代でみると、満16~19歳の年代になると、全体的にインターネットがないと面白くないと思うようになる(表2-2-5)。
また、都市部になればなるほど、インターネットがないと面白くないと思う傾向が強い(表2-2-6)。


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