第2部 調査の結果

第1章 青少年調査の結果

第5節 その他

(1) インターネットに関する啓発や学習の経験

Q25 〔回答票21〕あなたは、有害サイト(出会い系サイトやアダルトサイトなど)やネットいじめの問題などインターネットの危険性について、これまで説明を受けたり学んだりしたことがありますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-1-5-1 インターネットに関する啓発や学習の経験 <CSV形式:1KB>

図表2-1-5-1 インターネットに関する啓発や学習の経験

 回答した全ての青少年(1,867人)に対して、インターネットの危険性について説明を受けたり学んだりした経験を聞いたところ、「学校で教えてもらった」が約8割(79.1%)で最も多くなっている。次いで「親(保護者)から教えてもらった」(25.1%)、「テレビや本・パンフレットなどで知った」(18.6%)となっている。一方、「特に教えてもらったり学んだりしたことはない」は10.8%となっている。
 平成21年度以降の調査結果と比べると、「学校で教えてもらった」をあげた青少年は8割程度を推移している。また、「親(保護者)から教えてもらった」は平成23年度から微増。「テレビや本・パンフレットなどで知った」は平成23年度まで減少していたが、今回は約8ポイントの増加となっている。一方、「特に教えてもらったり学んだりしたことはない」は、平成23年度の15.7%から10.8%へ減少している。(図表2-1-5-1)

 学校種別にみると、「学校で教えてもらった」は、学校種が上がるほど多くなり、小学生では約6割(59.5%)であるが、中学生では約9割(89.0%)と大幅に増加し、高校生では9割強(91.9%)に達している。一方、「特に教えてもらったり学んだりしたことはない」は、学校種が下がるほど多くなり、高校生(2.1%)や中学生(5.7%)ではわずかとなっているが、小学生では2割台前半(22.6%)となっている。
 性・学校種別にみると、「学校で教えてもらった」は、それぞれの学校種で男女間に大きな差はみられない。「親(保護者)から教えてもらった」は中学生女子で31.5%と多くなっており、「テレビや本・パンフレットなどで知った」はそれぞれの学校種で女子(小学生:18.6%、中学生:20.0%、高校生:27.2%)が男子(小学生:13.4%、中学生:14.6%、高校生:20.2%)よりも多くなっている。また「特に教えてもらったり学んだりしたことはない」は、小学生男子で2割台半ば(25.9%)と多くなっている。
【図表2-1-5-2 インターネットに関する啓発や学習の経験(性・学校種別)】 <CSV形式:3KB>

(2) フィルタリングの認知度

Q26 〔回答票22〕あなたは、このアンケートに答えるまで、フィルタリングとは何かを知っていましたか。この中から1つだけお答えください。
調査員注:(資料〔回答票に掲載した説明文及び「フィルタリングのイメージ図〕)をしっかり見てもらってから、回答してもらうこと

(資料)フィルタリングとは  …  インターネット上の有害(ゆうがい)なサイトを見られないようにするための設定(せってい)、いわゆる「有害(ゆうがい)サイトへのアクセス制限(せいげん)サービス(ウェブ制限(せいげん)・時間(じかん)制限(せいげん)を含む)」のこと(「フィルタリングのイメージ図」含む)

図表2-1-5-3 フィルタリングの認知度(性・学校種別) <CSV形式:1KB>

図表2-1-5-3 フィルタリングの認知度(性・学校種別)

 回答した全ての青少年(1,867人)に、フィルタリングとは何か知っていたかを聞いたところ、「知っていた」は39.6%、「なんとなく知っていた」は17.1%、「まったく知らなかった」は43.2%となっている。
 平成21年度以降の調査結果と比べると、「知っていた」は平成23年度からやや増加、一方、「まったく知らなかった」はやや減少している。

 学校種別にみると、「知っていた」は学校種が上がるほど多くなっており、小学生では10.8%と約1割だが、中学生では4割台前半(42.9%)となり、高校生では7割台半ば(75.2%)に達している。一方、「まったく知らなかった」は学校種が下がるほど多くなっており小学生では7割台後半(76.7%)になっている。
 性・学校種別にみると、「知っていた」は、中学生と高校生で、男子(中学生:46.1%、高校生:78.5%)が女子(中学生:39.7%、高校生:72.0%)を上回っている。(図表2-1-5-3)

(3)フィルタリングの評価

Q27 ア)〔回答票23〕フィルタリングについてお聞きします。あなたは自分にとって、フィルタリングはプラスになると思いますか、マイナスになると思いますか。この中から1つだけお答えください。

図表2-1-5-4 フィルタリングの評価(性・学校種別) <CSV形式:1KB>

図表2-1-5-4 フィルタリングの評価(性・学校種別)

 回答した全ての青少年(1,867人)に、自分にとって、フィルタリングはプラスになると思うか、マイナスになると思うかを聞いた。「プラスになる」は43.8%、「どちらかというとプラスになることの方が多い」は25.3%で、これらを合計した『プラスになる(計)』は約7割(69.1%)となっている。一方、「どちらかというとマイナスになることの方が多い」は7.8%、「マイナスになる」は4.0%で、これらを合計した『マイナスになる(計)』は11.8%と全体の1割強となっている。

 学校種別にみると、「プラスになる」は、中学生で5割台前半(53.8%)となっており、次いで小学生が42.8%、高校生が30.4%となっている。また、「どちらかというとプラスになることの方が多い」は高校生で4割弱(38.8%)となっており、『プラスになる(計)』では、中学生が8割弱(79.6%)、高校生が7割弱(69.2%)、小学生が6割弱(58.0%)となっている。
 性・学校種別にみると、『プラスになる(計)』は、各学校種の男女間に大きな差はみられない。(図表2-1-5-4)

(4)フィルタリング利用の決定者

Q27 イ)〔回答票24〕ではフィルタリングを利用するかどうかは誰が決めるのがよいと思いますか。この中から1つだけお答えください。

図表2-1-5-5 フィルタリング利用の決定者(性・学校種別) <CSV形式:1KB>

図表2-1-5-5 フィルタリング利用の決定者(性・学校種別)

 回答した全ての青少年(1,867人)に、フィルタリングを利用するかどうかは誰が決めるのがよいと思うかを聞いたところ、「保護者と本人で相談して判断するのがよい」が4割強(42.0%)、「どちらかというと保護者が判断するのがよい」が3割台後半(37.1%)、「どちらかというと使っている本人が判断するのがよい」が約1割(10.7%)となっている。

 学校種別にみると、「保護者と本人で相談して判断するのがよい」は学校種が上がるほど多く、小学生が30.3%、中学生が43.7%で、高校生では5割台後半(56.1%)と最高となっている。同様に、「どちらかというと使っている本人が判断するのがよい」も学校種が上がるほど多く、小学生が4.2%、中学生が11.1%で、高校生では約2割(19.1%)となっている。一方、「どちらかというと保護者が判断するのがよい」は学校種が下がる方が多くなっており、高校生が23.1%、中学生が40.6%で、小学生では43.0%と最高となっている。
 性・学校種別にみると、中学生では、「保護者と本人で相談して判断するのがよい」は女子(50.1%)が男子(37.1%)を上回っているが、一方、「どちらかというと保護者が判断するのがよい」は男子(44.1%)が女子(37.3%)を上回り、同様に「どちらかというと使っている本人が判断するのがよい」も男子(13.5%)が女子(8.8%)を上回っている。(図表2-1-5-5)

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