第2部 調査の結果

第2章 保護者調査の結果

第2節 子どものパソコンの利用状況

(1) インターネットの利用

Q14 〔回答票11〕○○さんは、自宅のパソコンでインターネットを使って(いると思)いますか。ここでいうインターネットとは、メールをやりとりしたり、サイトにアクセスしたりすることをいいます。この中から1つだけお答えください。

図表2-2-2-1 インターネットの利用(学校種別) <CSV形式:1KB>

図表2-2-2-1 インターネットの利用(学校種別)

 子どものパソコンによるインターネットの利用状況を聞いたところ、「自宅のパソコンでインターネットを使っている」は約7割(70.4%)となっている。また、『パソコン使用(計)』(インターネット利用の有無に関わらず、自宅でパソコンを使っている)は75.4%となっている。
 平成21年度以降の調査結果と比較すると、「自宅のパソコンでインターネットを使っている」は、23年度(66.2%)から約4ポイントの増加となっている。また『パソコン使用(計)』については、21年度以降それほど大きな変化はみられない。

 学校種別にみると、「自宅のパソコンでインターネットを使っている」は、学校種が上がるほど多くなり、小学生の保護者で約6割(59.9%)、中学生の保護者で7割台半ば(74.1%)、高校生の保護者で約8割(80.5%)となっている。(図表2-2-2-1)

(2) フィルタリングの利用

<Q14で「1~3」のいずれかと答えた方に>
Q15 〔回答票12〕○○さんが使用しているパソコンにフィルタリングを使っていますか。この中から1つだけお答えください。
調査員注:資料(〔回答票に掲載した説明文及び「フィルタリングのイメージ図」〕をしっかり見てもらってから、回答してもらうこと)

(資料)フィルタリングとは … インターネット上の有害なサイトを見られないようにするための設定、いわゆる「有害サイトへのアクセス制限サービス(ウェブ制限・時間制限を含む)」のこと(「フィルタリングのイメージ図」含む)

図表2-2-2-2 フィルタリングの利用(学校種別) <CSV形式:1KB>

図表2-2-2-2 フィルタリングの利用(学校種別)

 子どもが自宅でパソコンを使っていると回答した保護者(1,443人)に、そのパソコンにフィルタリングを使っているかを聞いたところ、「使っている」が28.8%で、「インターネットが使えない機種・設定になっている」が0.8%、両者を合わせた『制限あり(計)』は29.5%となっている。一方、「使っていない」は61.7%となり、『制限あり(計)』の2倍を超えている。
 平成21年度以降の調査結果と比較しても、ほとんど変化はみられない。

 学校種別にみると、『制限あり(計)』は小学生の保護者で約3割(30.1%)、中学生の保護者で3割台前半(33.0%)、高校生の保護者で2割台前半(23.8%)となり、小学生や中学生の保護者に比べて高校生の保護者がやや低くなっている。(図表2-2-2-2)

(3) フィルタリングを利用していない理由

<Q15で「2」と答えた方に>
Q16 〔回答票13〕フィルタリングを使っていないのはなぜですか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-2-3 フィルタリングを利用していない理由 <CSV形式:1KB>

図表2-2-2-3 フィルタリングを利用していない理由

 フィルタリングを「使っていない」と回答した保護者(891人)に、その理由を聞いたところ、「家族で使っているのでそこまで考えなかった」(40.9%)と「親がいるところで使っているので必要ない」(39.3%)が約4割と多くなっており、次いで「子どもを信用している」(22.0%)、「特に必要を感じない」(17.7%)と続く。
 平成23年度の調査結果と比較すると、各項目とも大きな変化はみられない。(図表2-2-2-3)

 学校種別にみると、「家族で使っているのでそこまで考えなかった」は、中学生の保護者で4割台半ば(45.2%)と最も多く、次いで、高校生の保護者で41.8%、小学生の保護者で34.9%となっている。「親がいるところで使っているので必要ない」は、学校種が下がるほど多くなり、高校生の保護者では25.7%であるが、中学生の保護者では37.5%と増え、小学生の保護者では54.4%と過半数となっている。一方、「子どもを信用している」は学校種が上がるほど多くなり、小学生の保護者では14.2%であるが、中学生の保護者では22.6%と増え、高校生の保護者では29.5%となっている。
【図表2-2-2-4 フィルタリングを利用していない理由(学校種別)】 <CSV形式:2KB>

(4) 家庭のルール

<○○さんがパソコンを使用している方に(Q14で「1~3」のいずれかを回答)>
Q17 〔回答票14〕あなたは、○○さんがパソコンを使うことについて、何かルールを決めていますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-2-5 家庭のルール <CSV形式:1KB>

図表2-2-2-5 家庭のルール

 子どもが自宅でパソコンを使っていると回答した保護者(1,443人)に、家でのパソコンの使い方についてルールがあるかを聞いたところ、「利用する時間を決めている」(28.6%)が3割弱で最も多く、次いで「利用する場所を決めている」が24.0%、「守るべき利用マナーを決めている」が21.8%、「サイトについて、使用を禁止したり利用内容を決めている」が15.6%と続いている。一方、「特にルールを決めていない」は37.4%となっている。
 平成22年度以降の調査結果と比べると、「守るべき利用マナーを決めている」と「サイトについて、使用を禁止したり利用内容を決めている」はやや減少傾向にある。(図表2-2-2-5)

 学校種別でみると、「利用する時間を決めている」は、高校生の保護者では15.3%であるが、中学生の保護者(33.7%)と小学生の保護者(34.2%)では3割を超えている。また、「利用する場所を決めている」は、学校種が下がるほど多くなり、高校生の保護者で15.3%、中学生の保護者で24.3%、小学生の保護者で31.7%となっている。一方、「特にルールを決めていない」は、学校種が上がるほど多くなり、小学生の保護者で28.7%、中学生の保護者で34.9%、高校生の保護者で50.4%と約5割となっている。
【図表2-2-2-6 家庭のルール(学校種別)】 <CSV形式:1KB>

(5) ルールの遵守

<Q17 で「1~7」のいずれかを答えた方に>
Q18 〔回答票15〕○○さんは、そのようなルールを守っていると思いますか。この中から1つだけお答えください。

図表2-2-2-7 ルールの遵守(学校種別) <CSV形式:1KB>

図表2-2-2-7 ルールの遵守(学校種別)

 子どものパソコンの使い方についてなんらかのルールを決めていると回答した保護者(896人)に、子どもがルールを守っていると思うかを聞いたところ、「守っている」は75.6%、「どちらかというと守っている」は19.1%で、両方を合わせた『守っている(計)』は94.6%に達している。
 平成22年度以降の調査結果と比較しても、大きな変化はみられない。

 学校種別にみると、「守っている」は、小学生の保護者で8割強(81.5%)と最も多く、次いで高校生の保護者で7割台後半(77.3%)、中学生の保護者で約7割(69.8%)となっている。ただし、「どちらかというと守っている」は比較的、中学生や高校生の保護者に多いことから、『守っている(計)』は、小学生の保護者で94.6%、中学生の保護者で94.4%、高校生の保護者で95.6%と、ほぼ同程度となっている。(図表2-2-2-7)

(6)インターネット上の経験

<○○さんがパソコンでインターネットを使っている方に(Q14で「1」を回答)。Q14で「1」を答えなかった方は7ページのQ20へ>
Q19 〔回答票16〕○○さんがパソコンでインターネットを使っていて、このようなことがあると思いますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-2-8 インターネット上の経験 <CSV形式:1KB>

図表2-2-2-8 インターネット上の経験

 子どもがパソコンでインターネットを『利用している』保護者(1,348人)に、インターネット上のトラブルや問題行動に関連する行為の経験を聞いたところ、「あてはまるものはない」と回答した保護者は8割弱(78.9%)を占め、『あてはまるものがある(計)』は2割弱(18.1%)となっている。回答のあった項目では、「インターネットにのめりこんで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったりしたことがある」が1割弱(9.7%)で最も多く、次いで「親に話しにくいサイトを見たことがある」が4.9%などとなっている。(図表2-2-2-8)

 学校種別にみると、「あてはまるものはない」は学校種が下がるほど多く、小学生の保護者で9割弱(89.7%)を占め、中学生の保護者で77.3%、高校生の保護者で69.7%となっている。一方、『あてはまるものがある(計)』は学校種が上がるほど多く、高校生の保護者で25.0%、中学生の保護者で20.4%、小学生の保護者で8.4%となっている。最も回答のあった「インターネットにのめりこんで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったりしたことがある」は、高校生の保護者で14.9%、中学生の保護者で9.9%、小学生の保護者で4.4%となっている。
【図表2-2-2-9 インターネット上の経験(学校種別)】 <CSV形式:1KB>

図表2-2-2-10 インターネット上の経験(携帯電話・パソコン) <CSV形式:1KB>

図表2-2-2-10 インターネット上の経験(携帯電話・パソコン)

 パソコンでのインターネット上の経験と、Q5の携帯電話でのインターネット上の経験とを合算した結果、回答のあった項目では、「チェーンメールが送られてきたことがある」が17.0%と最も多くなっている。次いで「インターネットにのめりこんで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったりしたことがある」が12.6%、「自分が知らない人や、お店などからメールが来たことがある」が11.4%などとなっており、子どもが携帯電話またはパソコンでインターネットを利用していると回答した保護者の34.3%がいずれかの項目を回答している。一方、「あてはまるものはない」と回答した保護者は63.1%である。(図表2-2-2-10)

 青少年の携帯電話・パソコン合算でのインターネット上の経験(第1章第2節(6)(86頁))と、保護者が子どもの携帯電話・パソコン合算でのインターネット上の経験をどの程度認識しているかを比較してみると、『あてはまるものがある』については、青少年全体が33.9%であるのに対して保護者全体は34.3%と、ほぼ同程度となっている。

 学校種別にみると、『あてはまるものがある』は、青少年の高校生が63.1%であるのに対して、高校生の保護者は52.8%となっており、青少年の実態と保護者の認識に差がみられる。
【図表2-2-2-11 インターネット上の経験(携帯電話・パソコン)(青少年と保護者の比較)】 <CSV形式:2KB>

(7)相談の経験

<Q5で「1~14」のいずれか、あるいはQ19で「1~14」のいずれかを答えた方に。それ以外の方はQ21へ>
Q20 〔回答票17〕携帯電話またはパソコンで○○さんがインターネットを使っていて、あてはまることがあると回答した方にお尋ねします。その際に、どなたかに相談しましたか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-2-12 相談の経験 <CSV形式:1KB>

図表2-2-2-12 相談の経験
※1 平成23年度以前は「インターネット・ホットラインセンターや消費者相談センターなどの国や地方公共団体が設置した相談先に相談した」
※2 平成23年度以前は「WEB110などの民間の相談機関(インターネットや電話による)に相談した」

 子どもが携帯電話やパソコンでのインターネット上のトラブルや問題行動に関連する行為の経験があると思うと回答した保護者(528人)に、その際どこかに相談したかを聞いたところ、「相談していなかった」保護者は約6割(59.1%)で、『相談をした(計)』と回答した保護者は13.8%にとどまっている。回答のあった項目では「知人に相談した」の6.4%が最も多く、他の項目もわずかとなっている。
 平成22年度以降の調査結果と比べても、大きな変化はみられない。(図表2-2-2-12)

 学校種別にみると、「相談していなかった」は、中学生の保護者で67.7%と最も多く、小学生の保護者は55.8%、高校生の保護者は52.6%となっている。
【図表2-2-2-13 相談の経験(学校種別)】 <CSV形式:1KB>

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