第1章 アメリカ

3 青少年のインターネット利用環境(レイティング、ゾーニング)に関する 制度、法及び政策とその背景

(2)州法による規制

各州による規制取組状況は、以下のとおりである。

ア カリフォルニア州における規制

カリフォルニア州では、連邦政府の「21世紀の児童保護法」に準じ、学校や図書館に、フィルタリングソフトを用いて児童による有害コンテンツへのアクセスを制限し、E料金(E-Rate)プログラム(表1-3-1内「児童インターネット保護法」の脚注参照)の適用を受けることを義務付けている。

イ ペンシルバニア州における規制59

ペンシルバニア州では、同州で営業する各インターネット・サービス・プロバイダーに対し、州司法局が児童ポルノと判断したサイトの州民家庭への配信をブロックするように命じる州法が2002年より施行されていたが、同法は言論の自由を脅かすものであるとして、ACLUらが訴訟を起こしていた。2004年連邦地裁は、ACLUらの訴えを認め、同法を違憲であるとする判決を下し、無効にさせた。

ウ ニューヨーク州における規制60

2008年、ニューヨーク州では、全国失踪及び被搾取児童センター(National Center for Missing & Exploited Children)によって児童ポルノであると判断されるサーバーを一掃する同意書を大手ISPであるComcast、AT&T、AOL、Verizon通信会社、Time Warner Cable、Sprintが司法長官と交わしている。