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第II部 調査の結果

第1章 青少年調査の結果

第2節 パソコンの利用状況

(1)パソコンの使用状況

<全員に>
Q10 〔回答票8〕あなたは、パソコンを使っていますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-1-2-1 パソコンの使用状況 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-1-2-1 パソコンの使用状況

 回答した全ての青少年(1,817人)に対して、パソコンの使用状況について聞いたところ、「家族と一緒に使っているパソコンを使っている」(63.8%)が最も多く、次いで「学校に置かれているパソコンを使っている」(29.6%)が続く。「自分専用のパソコンを使っている」(6.7%)、「その他自宅以外の場所でパソコンを使っている」(1.3%)、「友だちや友だちの家のパソコンを使っている」(1.1%)、「マンガ喫茶やインターネットカフェのパソコンを使っている」(0.2%)は少数にとどまっている。また、「パソコンは使っていない」は20.3%となっている。
 平成22年度以降の調査結果をみると、「家族と一緒に使っているパソコンを使っている」は平成22年度以降、わずかずつではあるが減少傾向である。「学校に置かれているパソコンを使っている」は平成24年度(40.9%)から平成25年度(29.6%)で約11ポイント減少した。一方、「パソコンは使っていない」(24年度:16.0%、25年度:20.3%)は平成25年度でやや多くなっている。(図表2-1-2-1)

 学校種別にみると、『パソコンを使っている(計)』は、小学生(77.5%)では7割台後半、中学生(81.3%)と高校生(80.3%)では8割強と、大きな差はみられない。
 「学校に置かれているパソコンを使っている」は、小学生(40.7%)で、中学生(24.7%)と高校生(23.7%)よりも多くなっている。一方、「自分専用のパソコンを使っている」は、高校生(13.1%)で、小学生(2.8%)と中学生(5.3%)よりもやや多くなっている。

 性・学校種別にみると、「自分専用のパソコンを使っている」は、高校生男子(16.4%)が高校生女子(9.4%)よりもやや多くなっている。

【図表2-1-2-2 パソコンの使用状況(性・学校種別)】 (CSV形式:3KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

(2)使い始めた時期

<パソコンを使っている(Q10で「1~6」のいずれかを答えた)方に>
Q11 パソコンを使っている人にお尋ねします。あなたが、パソコンを使いはじめたのは何年生の時ですか。
(使いはじめたのが中学卒業後で学校に通っていない場合)では、使いはじめたのは中学卒業後何年目でしょうか。
調査員注:学校の種別を確認して○をしたうえで、学年を記入すること。なお、「1」の場合は学年を聞く必要はない。

図表2-1-2-3 使い始めた時期(性・学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-1-2-3 使い始めた時期(性・学校種別)

 『パソコンを使っている』と回答した青少年(1,448人)に対して、パソコンを使い始めた時期を聞いたところ、「小学校入学前(幼稚園や保育園など)」は3.3%と少数だが、「小学校」でパソコンを使い始めた青少年は約8割(79.1%)で多数を占める。「中学校」で使い始めた青少年は14.2%、「高等学校・高等専門学校」で使い始めた青少年は1.3%となっている。
 平成21年度以降の調査結果と比べると、平成23年度まで「小学校」で使い始めた青少年がやや減少傾向であった(21年度:81.5%、22年度:79.8%、23年度:77.8%)のが、平成24年度は82.7%に増加したものの、今回の調査で79.1%と再びやや減少した。平成23年度まで「中学校」で使い始めた青少年はやや増加傾向を示していた(21年度:10.9%、22年度:13.6%、23年度:15.6%)が、平成24年度は10.8%に減少し、平成25年度で再び14.2%とやや増加している。

 学校種別にみると、中学生では「小学校」から使い始めた青少年が79.4%である。高校生では「小学校」から使い始めた青少年は62.6%、「中学校」から使い始めた青少年は28.7%となっている。

 性・学校種別にみると、高校生では、「小学校」から使い始めた青少年は、女子(67.9%)が男子(58.2%)を上回っている。(図表2-1-2-3)

 使い始めた学年をみると、「小学校3年生」が21.0%、「小学校4年生」が20.8%で並び、最も多くなっている。次いで「小学校5年生」が16.6%で続く。

 学校種別にみると、小学生では、「小学校3年生」(35.7%)が最も多く、次いで「小学校4年生」(23.3%)が続く。中学生では、「小学校5年生」(22.7%)と「小学校4年生」(20.4%)が多くなっている。高校生では、「小学校4年生」(18.6%)、「中学校1年生」(17.8%)、「小学校5年生」(16.6%)が多くなっている。

 性・学校種別にみると、小学生と中学生では、「小学校4年生」から使い始めたのは男子(小学生:28.0%、中学生:25.1%)の方が女子(小学生:18.3%、中学生:16.0%)よりも多くなっている。

【図表2-1-2-4 使い始めた時期(学年)(性・学校種別)】 (CSV形式:8KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

(3)インターネットの利用項目

<パソコンを使っている(Q10で「1~6」のいずれかを答えた)方に>
Q12 〔回答票9〕あなたは、パソコンでインターネットを使って何をしていますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-1-2-5 インターネットの利用項目 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表Ⅱ-1-2-5 インターネットの利用項目

※ 平成24年度は「チャット等を用いたコミュニケーション」

 『パソコンを使っている』と回答した青少年(1,448人)に対して、パソコンでインターネットを使って何をしているかを聞いたところ、「調べもの」が8割強(81.3%)と最も多く、次いで「(音楽や動画等の)閲覧」が48.0%、「ゲーム」が39.6%、「(音楽や動画等の)ダウンロード」が13.3%、「メール」が11.5%などとなっている。
 平成24年度の調査結果と比べると、今回の調査では「ゲーム」(24年度:44.2%、25年度:39.6%)と「メール」(24年度:15.9%、25年度:11.5%)の利用が減少している。(図表2-1-2-5)

 学校種別にみると、多くの項目は学校種が上がるほど、利用している青少年が多くなっているが、「ゲーム」は、学校種が上がるほど少なくなっており、小学生(48.9%)で5割弱と多い一方、中学生(37.0%)と高校生(32.2%)では3割台となっている。

 性・学校種別にみると、小学生では「調べもの」(男子:72.0%、女子:80.3%)は男子より女子の方がやや多くなっている。小学生では、「ゲーム」(男子:48.1%、女子:49.8%)には男女差がみられないが、中学生(男子:41.1%、女子:33.1%)と高校生(男子:36.4%、女子:27.2%)では、男子の方がやや多くなっている。また、中学生では、「(音楽や動画等の)ダウンロード」(男子:16.7%、女子:9.9%)も男子の方がやや多くなっている。

【図表2-1-2-6 インターネットの利用項目(性・学校種別)】 (CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます


図表2-1-2-7 インターネットの利用(性・学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-1-2-7 インターネットの利用(性・学校種別)

 『パソコンを使っている』と回答した青少年(1,448人)に、パソコンでインターネットを使って何をしているかを聞いた結果から、パソコンでインターネットを『利用している』(いずれかの利用項目を1つでもあげた青少年)は9割台半ば(94.7%)を占めていることがわかる。

 学校種別にみると、小学生、中学生、高校生のいずれも、パソコンでインターネットを『利用している』は9割を超え、高校生では97.5%とやや多くなっている。

 性・学校種別にみると、小学生、中学生、高校生の男女それぞれで、パソコンでインターネットを『利用している』は9割を超えており、男女間での大きな差はみられない。(図表2-1-2-7)

(参考)平成21年度~23年度青少年のインターネット利用環境実態調査

インターネットの利用 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます
インターネットの利用
 ※ 各年度のパソコンでの「メールの利用」と「サイトの閲覧」からインターネットの利用率を算出

(4)インターネットの平均的な利用時間

<パソコンでインターネットを使っている (Q12で「1~9」のいずれかを答えた)方に>
Q13 あなたは自宅で平日(土日を除いて)1日に平均して、どのくらいの時間、パソコンでインターネットを使いますか。パソコンでメールを使ったり、サイトをみたりすることも「インターネットの利用」になります。但し、インターネット回線に接続している時間ではなく、実際に使っている時間の合計をお答えください。
また、「メールを使っている時間」とは、パソコンを操作してメールを見たり、書き込んだりしている時間です。単に受信メールを待っている時間は含めないでお答えください。
では、平日、自宅でどのくらいの時間使っていますか。
調査員注:「使っていない」場合は、「0」分と記入すること。

図表2-1-2-8 インターネットの平均的な利用時間(性・学校種別) (CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-1-2-8 インターネットの平均的な利用時間(性・学校種別)

 パソコンでインターネットを『利用している』青少年(1,371人)に、平日、自宅でのインターネットの平均的な利用時間を聞いたところ、「使っていない」が20.3%、「30分未満」が20.0%、「30分以上1時間未満」が22.7%、「1時間以上2時間未満」が22.2%、「2時間以上3時間未満」が6.6%、「3時間以上4時間未満」が2.8%、「4時間以上5時間未満」が0.4%、「5時間以上」が1.5%となっている。2時間以上インターネットを使っている青少年は11.3%を占め、平均時間は45.4分となっている。
 平成21年度以降の調査結果と比べると、2時間以上利用している青少年の割合や平均時間に大きな変化はみられない。

 学校種別にみると、2時間以上インターネットを使っている青少年は、小学生では3.7%にとどまっているが、中学生(13.6%)と高校生(15.7%)では1割台前半から1割台半ばと多くなっている。平均時間でみても、小学生(30.9分)よりも中学生(46.6分)、高校生(56.6分)で長くなっている。

 性・学校種別にみると、高校生の平均時間は、男子(65.2分)が女子(46.4分)よりもやや長くなっている。(図表2-1-2-8)

(5)インターネット上の経験

<パソコンでインターネットを使っている (Q12で「1~9」のいずれかを答えた)方に>
Q14 〔回答票10〕パソコンでインターネットを使っている人にお尋ねします。あなたは、パソコンでインターネットを使っていて、このようなことがありますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-1-2-9 インターネット上の経験 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-1-2-9 インターネット上の経験

※1 平成24年度は「SNSサイトやゲームサイトで知り合った人とやりとりしたことがある」
※2 平成24年度は「SNSサイトやゲームサイトで知り合った人と会ったことがある」

 パソコンでインターネットを『利用している』青少年(1,371人)に、インターネット上のトラブルや問題行動に関連する行為の経験を聞いたところ、8割台半ば(85.1%)が「あてはまるものはない」と回答し、それぞれの経験を回答している青少年は少数にとどまっている。経験を項目別にみると、「インターネットにのめりこんで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったりしたことがある」が6.5%、「SNSサイトやゲームサイト、メッセージやチャット等で知り合った人とやりとりしたことがある」が3.5%、「チェーンメールが送られてきたことがある」が2.9%、「自分が知らない人や、お店などからメールが来たことがある」が2.8%などとなっている。
 平成24年度の調査結果と比べると、「あてはまるものはない」(24年度:84.2%、25年度85.1%)はほぼ同率であり、大きな変化はみられない。(図表2-1-2-9)


 パソコンでインターネットを『利用している』青少年(1,371人)に、インターネット上のトラブルや問題行動に関連する行為の経験を聞いた結果から、『あてはまるものがある』(いずれかの経験を1つでもあげた青少年)は13.8%であることがわかる。

 学校種別にみると、『あてはまるものがある』という青少年は、学校種が上がるほど多く、小学生で1割未満(3.5%)、中学生で1割台前半(14.3%)、高校生で2割台半ば(24.1%)となっている。多くの項目では、学校種が上がるほど経験したという回答が多くなる傾向があり、特に、「インターネットにのめりこんで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったりしたことがある」(小学生:1.6%、中学生:6.5%、高校生:11.4%)は高校生でやや多くなっている。

 性・学校種別にみると、大きな男女差はみられない。

【図表2-1-2-10 インターネット上の経験(性・学校種別)】 (CSV形式:4KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

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