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第II部 調査の結果

第2章 保護者調査の結果

第1節 子どもの携帯電話の利用状況

(1)携帯電話の所有状況

Q1 〔回答票1〕○○さんは、携帯電話(PHS・スマートフォンを含む。以下同じ)をお持ちですか。この中から1つだけお答えください。

図表2-2-1-1 携帯電話の所有状況(学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-1 携帯電話の所有状況(学校種別)

※1 平成23年度以前は「自分専用の携帯電話(PHSを含む)」
※2 平成23年度以前は「家族と一緒に使っている携帯電話(PHSを含む)」

 回答した全ての保護者(1,993人)に、子どもの携帯電話(PHS・スマートフォンを含む。以下同じ)の所有状況について聞いたところ、「自分専用の携帯電話」が56.8%、「家族と一緒に使っている携帯電話」が3.7%、「持っていない」が39.5%となり、「自分専用の携帯電話」と「家族と一緒に使っている携帯電話」を合わせた『携帯電話を持っている(計)』は60.5%で、「持っていない」を上回っている。
 平成21年度以降の調査結果と比べると、『携帯電話を持っている(計)』は平成24年度から平成25年度で5ポイント増加し、平成21年度からは10ポイント増加している。

 学校種別にみると、学校種が上がるほど「自分専用の携帯電話」の所有が多くなっており、小学生の保護者では3割(30.1%)、中学生の保護者では5割弱(48.9%)、高校生の保護者では9割台半ば(94.5%)と、ほとんどの青少年が自分専用の携帯電話を持っている。また、『携帯電話を持っている(計)』も同様の傾向にあり、小学生の保護者では3割台後半(36.1%)、中学生の保護者では5割台前半(52.5%)、高校生の保護者では95.8%とほとんどが所有している。(図表2-2-1-1)

(2)携帯電話の種類

<○○さんが携帯電話を持っている(Q1で「1」又は「2」と答えた)方に>
Q2 〔回答票2〕○○さんが持っている携帯電話の種類はどのようなものですか。この中から1つだけお答えください。
調査員注:資料(回答票に掲載した説明文、「主なスマートフォンの写真」及び「主な機能限定スマートフォンや子ども向けスマートフォン等の写真」、「主な機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話等の写真」)をしっかり見てもらってから、回答してもらうこと

(資料)
ここでいう「スマートフォン」とは ・・・ 
Xperia(エクスペリア)(NTTドコモ等)、HTC J one (KDDI(au))、iPhone(アイフォーン)(ソフトバンクモバイル、KDDI(au)、NTTドコモ)、Digno(ディグノ) Dual(デュアル)シリーズ(ウィルコム)、GSシリーズ(イー・アクセス(EMOBILE))など、パソコン向けのインターネット上のサイトをパソコンと同じように見ることができ、パソコンと同じような機能を自由に追加できる携帯電話
ここでいう「機能限定スマートフォンや子ども向けスマートフォン」とは ・・・
スマートフォンforジュニア(NTTドコモ)、あんしんファミリーケータイ(ソフトバンクモバイル)など、メールの利用を制限できたり、インターネット上のサイトを見ることができない、主に子どもによる使用を想定しているスマートフォン
ここでいう「機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話」とは ・・・ 
キッズケータイ(NTTドコモ)、mamorino(マモリーノ)3(KDDI(au))、みまもりケータイ3(ソフトバンクモバイル)など、メールを利用できなかったり、インターネット上のサイトを見ることができない携帯電話(PHSを含む)や、主に子どもによる使用を想定している携帯電話(PHSを含む)

図表2-2-1-2 携帯電話の種類(学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-2 携帯電話の種類(学校種別)

 子どもが「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した保護者(1,205人)に、子どもが所有している携帯電話の種類について聞いたところ、「スマートフォン」が57.3%、「機能限定スマートフォンや子ども向けスマートフォン」が2.6%、「機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話」が18.7%、「その他の携帯電話」が21.4%となっている。

 学校種別にみると、子どもが「スマートフォン」を持っていると回答した保護者は、学校種が上がるほど多くなり、小学生の保護者で1割台前半(13.5%)、中学生の保護者で4割台後半(47.6%)、高校生の保護者で約8割(80.9%)となっている。一方、「機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話」を子どもが持っていると回答した保護者は、子どもの学校種が上がるほど少なくなり、小学生の保護者で6割(59.6%)であるが、中学生の保護者では1割台後半(17.4%)、高校生の保護者では1割未満(3.5%)となっている。

 平成24年度以前は、「機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話」、「スマートフォン」、「その他の携帯電話」の3つの選択肢で質問していたが、参考として比べると、「スマートフォン」は平成22年度(2.5%)から平成25年度(57.3%)で大きく増加し、「その他の携帯電話」が平成22年度(79.9%)から平成25年度(21.4%)で大きく減少しているのが目立つ。(図表2-2-1-2)

(参考)平成22年度~24年度青少年のインターネット利用環境実態調査


図表2-2-1-3 携帯電話の種類(学校種別)【全数ベース】 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-3 携帯電話の種類(学校種別)【全数ベース】

 子どもが携帯電話を持っていないと回答した保護者を含めた総数(1,993人)でみると、「スマートフォン」が34.7%、「機能限定スマートフォンや子ども向けスマートフォン」が1.6%、「機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話」が11.3%、「その他の携帯電話」が12.9%、「持っていない」が39.5%となっている。

 学校種別にみると、小学生の保護者では、子どもは携帯電話を「持っていない」(63.9%)が6割台前半を占めるが、中学生の保護者では4割台後半(47.5%)であり、高校生の保護者では1割未満(4.2%)となっている。一方、小学生の保護者では、子どもの「スマートフォン」の所有は1割未満(4.9%)にとどまるが、中学生の保護者では2割台半ば(25.0%)、高校生の保護者では7割台後半(77.6%)と、子どもの学校種が上がるほどスマートフォンの所有が多くなっている。(図表2-2-1-3)

(3)使い始めた時期

<○○さんが携帯電話を持っている(Q1で「1」又は「2」と答えた)方に>
Q3 ○○さんが、携帯電話を使いはじめたのは何年生の時ですか。
(使いはじめたのが中学卒業後で学校に通っていない場合)では、使いはじめたのは中学卒業後何年目でしょうか。
調査員注:学校の種別を確認し○をした上で、学年を記入すること。なお、「1」の場合は学年を聞く必要はない。

図表2-2-1-4 使い始めた時期(学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-4 使い始めた時期(学校種別)

 子どもが「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した保護者(1,205人)に、子どもが携帯電話を使い始めた時期を聞いたところ、「小学校」が46.1%、「中学校」が31.0%、「高等学校・高等専門学校」が20.2%となっている。「小学校入学前(幼稚園や保育園など)」(0.7%)及び学校・高等専門学校に通っている場合を除く「中学卒業後」(0.1%)はわずかであった。
 平成21年度以降の調査結果と比べると、「小学校」は平成21年度以降増加傾向にあり、平成21年度(36.9%)から平成25年度(46.1%)で約9ポイント増加している。一方、「中学校」は平成21年度以降減少傾向にあり、平成21年度(43.8%)から平成25年度(31.0%)で約13ポイント減少している。

 学校種別にみると、中学校の保護者では、子どもが「小学校」から使い始めたという回答が5割強(51.7%)、「中学校」が4割台後半(46.8%)となっている。高校生の保護者では「小学校」(22.4%)が2割台前半、「中学校」(32.9%)が3割台前半、「高等学校・高等専門学校」が4割台前半(42.7%)となっている。(図表2-2-1-4)

 使い始めた学年では、「高等学校・高等専門学校1年生」(18.8%)と「中学校1年生」(16.4%)が最も多く、進学を機に使い始めることが多いようである。次いで「小学校6年生」(11.4%)と「小学校4年生」(11.1%)がともに1割強となっている。

【図表2-2-1-5 使い始めた時期(学年)】(CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

(4)インターネットの利用項目

<○○さんが携帯電話を持っている(Q1で「1」又は「2」と答えた)方に>
Q4 〔回答票3〕○○さんは、携帯電話でインターネットを使って何をしていると思いますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。なお、「インターネット」には、WEBサービス及びアプリケーションを含みます。※1(M.A.)

図表2-2-1-6 インターネットの利用項目 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-6 インターネットの利用項目

※1 平成25年度、「なお、『インターネット』には、WEBサービス及びアプリケーションを含みます。」を追加
※2 平成24年度は、「チャット等を用いたコミュニケーション」

 子どもが「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した保護者(1,205人)に、子どもが携帯電話でインターネットを使って何をしていると思うかを聞いたところ、「メール」が70.2%で最も多く、次いで「ゲーム」(42.5%)、「調べもの」(42.1%)、「(音楽や動画等の)閲覧」(37.3%)、「メッセージやチャット等を用いたコミュニケーション」(24.5%)、「(音楽や動画等の)ダウンロード」(24.5%)、「SNSサイトなどインターネット上でのコミュニケーション」(23.3%)などの順となっている。
 平成24年度の調査結果と比べると、「メール」(24年度:74.3%、25年度:70.2%)は今回の調査でやや減少傾向である。一方、「ゲーム」(24年度:35.4%、25年度:42.5%)、「調べもの」(24年度:32.0%、25年度:42.1%)、「(音楽や動画等の)閲覧」(24年度:30.8%、25年度:37.3%)、「メッセージやチャット等を用いたコミュニケーション」(24年度:11.4%、25年度:24.5%)、「SNSサイトなどインターネット上でのコミュニケーション」(24年度:13.4%、25年度:23.3%)はいずれも今回の調査で増加している。特に、「メッセージやチャット等を用いたコミュニケーション」は今回の調査で約13ポイント増加と、伸びがやや大きくなっている。(図表2-2-1-6)

 学校種別にみると、小学生の保護者では、最も多い「メール」(33.0%)でも3割台前半にとどまり、「ゲーム」(13.5%)、「調べもの」(10.9%)はそれぞれ1割台前半となっている。
 中学生の保護者では、「メール」(70.3%)が7割で最も多く、次いで「ゲーム」(36.6%)と「調べもの」(36.3%)がそれぞれ3割台後半で続く。
 高校生の保護者では、「メール」(84.8%)が8割台半ばで最も多く、「調べもの」(58.6%)、「ゲーム」(57.5%)、「(音楽や動画等の)閲覧」(53.7%)がそれぞれ5割台で続く。

【図表2-2-1-7 インターネットの利用項目(学校種別)】 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます


 子どもが所有している携帯電話の種類の回答(Q2)別にみると、スマートフォン(計)を所有していると回答した保護者では、いずれの項目もスマートフォン以外の携帯電話(計)を所有していると回答した保護者よりも多い。
 スマートフォン以外の携帯電話(計)を所有していると回答した保護者では、「メール」(49.7%)は5割が利用しているが、そのほかの項目は1割台以下と少ない。インターネットを『利用している』(いずれかの利用項目を1つでもあげた保護者)という回答は、スマートフォン(計)を所有していると回答した保護者では97.2%、スマートフォン以外の携帯電話(計)を所有している保護者では53.4%である。

 スマートフォン以外の携帯電話の種類別にみると、機能限定や子ども向け携帯電話を所有していると回答した保護者では、インターネットを『利用している』という回答は39.1%だが、その他の携帯電話を所有していると回答した保護者では65.9%と多くなっている。

【図表2-2-1-8 インターネットの利用項目(携帯電話の種類別)】 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます


図表2-2-1-9 インターネットの利用(学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-9 インターネットの利用(学校種別)

 子どもは「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した保護者(1,205人)に、子どもが携帯電話でインターネットを使って何をしているかを聞いた結果から、携帯電話でインターネットを『利用している』(いずれかの利用項目を1つでもあげた保護者)は8割(79.7%)を占めていることがわかる。
 平成24年度の調査結果と比べると、子どもが携帯電話でインターネットを『利用している』と回答した保護者の割合に大きな変化はみられない。

 学校種別にみると、子どもが携帯電話でインターネットを『利用している』という回答は、小学生の保護者(40.0%)では4割、中学生の保護者(80.3%)では8割、高校生の保護者(94.9%)では9割台半ばと、学校種が上がるにしたがって多くなっている。(図表2-2-1-9)

(参考)平成21年度~23年度青少年のインターネット利用環境実態調査
(平成23年度)
 Q5 ○○さんは、携帯電話でインターネットを使って(いると思)いますか。ここでいう「インターネットを使う」とは、メールをやりとりしたり、サイトにアクセスしたりすることをいいます。

 青少年の携帯電話でのインターネット利用率(第1章第1節(7))と、保護者が子どもの利用状況をどの程度認識しているかを比較してみると、『利用している』については、青少年全体が81.1%、保護者全体は79.7%と、ほぼ同程度となっている。

 学校種別にみると、『利用している』は、いずれの学校種でも青少年と保護者の認識に大きな差はみられない。

【図表2-2-1-10 インターネットの利用(青少年と保護者の比較)】 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

(5)インターネット上の経験

<○○さんが携帯電話でインターネットを使っている(Q4で「1~9」のいずれかを答えた)方に>
Q5 〔回答票4〕○○さんが携帯電話でインターネットを使っていて、このようなことがあると思いますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-1-11 インターネット上の経験 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-11 インターネット上の経験

※1 平成24年度は「SNSサイトやゲームサイトで知り合った人とやりとりしたことがある」
※2 平成24年度は「SNSサイトやゲームサイトで知り合った人と会ったことがある」

 子どもが携帯電話でインターネットを『利用している』保護者(960人)に、子どものインターネット上のトラブルや問題行動に関連する行為の経験を聞いたところ、「チェーンメールが送られてきたことがある」(23.2%)が最も多く、次いで「自分が知らない人や、お店などからメールが来たことがある」(17.7%)、「インターネットにのめりこんで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったりしたことがある」(17.0%)、「SNSサイトやゲームサイト、メッセージやチャット等で知り合った人とやりとりしたことがある」(8.1%)、「親に話しにくいサイトを見たことがある」(7.1%)、「悪口やいやがらせのメールを送られたり、書き込みをされたことがある」(6.4%)などとなっている。一方、「あてはまるものはない」と回答した保護者は49.8%と半数である。
 平成24年度調査の結果と比べると、「チェーンメールが送られてきたことがある」(24年度:28.1%、25年度:23.2%)は約5ポイント減少している。(図表2-2-1-11)


 子どもが携帯電話でインターネットを『利用している』と回答した保護者(960人)に、子どものインターネット上のトラブルや問題行動に関連する行為の経験を聞いた結果から、『あてはまるものがある』(いずれかの経験を1つでもあげた保護者)は4割台半ば(44.7%)を占めていることがわかる。

 学校種別にみると、小学生の保護者では、『あてはまるものがある』という回答は約1割(10.9%)だが、中学生の保護者(46.2%)では4割台後半、高校生の保護者(50.1%)では半数と、学校種が上がるほど多くなっている。
 中学生の保護者と高校生の保護者を比べると、「自分が知らない人や、お店などからメールが来たことがある」(中学生の保護者:14.6%、高校生の保護者:21.5%)、「インターネットにのめりこんで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったりしたことがある」(中学生の保護者:14.3%、高校生の保護者:21.5%)は、高校生の保護者の方が多くなっている。

【図表2-2-1-12 インターネット上の経験(学校種別)】 (CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます


 子どもが所有している携帯電話の種類の回答(Q2)別にみると、スマートフォン(計)を所有していると回答した保護者では、いずれの項目もスマートフォン以外の携帯電話(計)を所有していると回答した保護者よりも多い。『あてはまるものがある』という回答は、スマートフォン(計)を所有していると回答した保護者では51.0%、スマートフォン以外の携帯電話(計)を所有している保護者では27.5%である。

 スマートフォン以外の携帯電話の種類別にみると、『あてはまるものがある』という回答は、その他の携帯電話を所有していると回答した保護者では3割強(31.2%)だが、機能限定や子ども向け携帯電話を所有していると回答した保護者では約2割(20.5%)とやや少なくなっている。

【図表2-2-1-13 インターネット上の経験(携帯電話の種類別)】 (CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

(6)携帯電話(スマートフォン除く)でのフィルタリング利用

<○○さんがスマートフォン以外の携帯電話をお持ち(Q2で「3」又は「4」)と答えた方に>
Q6 〔回答票5〕○○さんが現在持っている携帯電話(スマートフォンを除く)にフィルタリングを使っていますか。この中から1つだけお答えください。
調査員注:資料(回答票に掲載した説明文及び「フィルタリングのイメージ図」)をしっかり見てもらってから、回答してもらうこと)

資料)フィルタリングとは ・・・ インターネット上の有害なサイト注)を見られないようにするための設定、いわゆる「有害サイトへのアクセス制限サービス(ウェブ制限・時間制限を含む)」のこと
注)サイトとは、知りたい情報があるときに、アクセスしてその情報を調べたり見ることができるインターネット上の画面(ゲームや掲示板など書き込めるものも含む)を指します。

図表2-2-1-14 携帯電話(スマートフォン除く)でのフィルタリングの利用(学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-14 携帯電話(スマートフォン除く)でのフィルタリングの利用(学校種別)

 子どもが「機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話」又は「その他の携帯電話」を持っていると回答した保護者(483人)に、その携帯電話にフィルタリングを使っているかを聞いたところ、「使っている」が46.6%、「インターネットが使えない機種・設定になっている」が20.1%で、両方を合わせた『制限あり(計)』は66.7%となっている。一方、「使っていない」は23.2%、「使っていたが解除した」は0.4%となっている。また、「わからない」は9.7%である。

 学校種別にみると、『制限あり(計)』という回答は、いずれの学校種でも6割から7割と大きな差はみられない。小学生の保護者ではフィルタリングを「使っている」(32.3%)と「インターネットが使えない機種・設定になっている」(32.3%)がいずれも3割台前半となっているが、中学生の保護者、高校生の保護者では、「使っている」(中学生の保護者:55.5%、高校生の保護者:57.6%)が5割台後半であり、「インターネットが使えない機種・設定になっている」(中学生の保護者:15.7%、高校生の保護者:5.1%)の方が少なくなっている。(図表2-2-1-14)

(7)スマートフォンのフィルタリング認知

<○○さんの携帯電話がスマートフォン(1ページのQ2で「1」又は「2」)と答えた方に。それ以外の方はQ9へ>
Q7 〔回答票6〕スマートフォンのフィルタリングには、(1)携帯電話事業者が提供するフィルタリング(3G(スリージー)回線やLTE(エルティイー)等)、(2)Wi(ワイ)-Fi(ファイ)などの無線LAN(ラン)に対応したフィルタリング、(3)アプリに対応したフィルタリングの3種類があることを知っていますか。この中から1つだけお答えください。
調査員注:資料(回答票に掲載した説明文及び「フィルタリングのイメージ図」)をしっかり見てもらってから、回答してもらうこと

(資料)フィルタリングとは ・・・ インターネット上の有害なサイトを見られないようにするための設定、いわゆる「有害サイトへのアクセス制限サービス(ウェブ制限・時間制限を含む)」のこと
スマートフォンのフィルタリングを有効に活用するためには、(1) 携帯電話事業者が提供するフィルタリング(3G回線やLTE)、(2)Wi-Fiなどの無線LANに対応したフィルタリング、(3) アプリに対応したフィルタリングの3種類のフィルタリングを設定する必要があります。
(「フィルタリングのイメージ図」含む)

図表2-2-1-15 スマートフォンのフィルタリング認知(学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-15 スマートフォンのフィルタリング認知(学校種別)

 子どもが「スマートフォン」又は「機能限定スマートフォンや子ども向けスマートフォン」を持っていると回答した保護者(722人)に、スマートフォンのフィルタリングには、(1)携帯電話事業者が提供するフィルタリング(3G回線やLTE等)、(2)Wi-Fiなどの無線LANに対応したフィルタリング、(3)アプリに対応したフィルタリングの3種類があることを知っているかを聞いたところ、「知っていた」が58.2%、「なんとなく知っていた」が24.5%であり、合わせると82.7%が『知っていた(計)』と回答している。

 子どもの学校種別にみると、「知っていた」という回答に大きな差はみられない。(図表2-2-1-15)

(8)スマートフォンでのフィルタリングの利用

<○○さんの携帯電話がスマートフォン(1ページのQ2で「1」又は「2」)と答えた方に>
Q8 〔回答票7〕○○さんが現在持っているスマートフォンで、フィルタリングを使っていますか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)
調査員注:資料(回答票に掲載した説明文及び「フィルタリングのイメージ図」)をしっかり見てもらってから、回答してもらうこと

資料)フィルタリングとは ・・・ インターネット上の有害なサイトを見られないようにするための設定、いわゆる「有害サイトへのアクセス制限サービス(ウェブ制限・時間制限を含む)」のこと
スマートフォンのフィルタリングを有効に活用するためには、(1) 携帯電話事業者が提供するフィルタリング(3G回線やLTE)、(2)Wi-Fiなどの無線LANに対応したフィルタリング、(3) アプリに対応したフィルタリングの3種類のフィルタリングを設定する必要があります。
(「フィルタリングのイメージ図」含む)

図表2-2-1-16 スマートフォンでのフィルタリングの利用 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-16 スマートフォンでのフィルタリングの利用

 子どもが「スマートフォン」又は「機能限定スマートフォンや子ども向けスマートフォン」を持っていると回答した保護者(722人)に、子どものスマートフォンでフィルタリングを使っているかを聞いたところ、「携帯電話事業者が提供するフィルタリング(3G回線やLTE等)」が40.2%で最も多い。「アプリに対応したフィルタリング」は7.2%、「Wi-Fiなどの無線LANに対応したフィルタリング」は6.5%となっている。「アプリが使えない機種・設定になっている」(1.7%)、「Wi-Fiなどの無線LANが使えない機種・設定になっている」(1.2%)、「インターネットが使えない機種・設定になっている」(0.3%)といった機種・設定による制限はわずかである。「上記のいずれも使っていない」は23.8%、「使っていたが解除した」は6.6%であるが、「わからない」も22.0%と多くなっている。(図表2-2-1-16)

 学校種別にみると、中学生と高校生で大きな差はみられない。

【図表2-2-1-17 スマートフォンでのフィルタリングの利用(学校種別)】 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます


 スマートフォンでのフィルタリングの利用の組み合わせをみると、「事業者提供・ネット制限のみ」(「携帯電話事業者が提供するフィルタリング(3G回線やLTE等)」又は「インターネットが使えない設定・機種になっている」のみと回答)が34.5%と最も多くなっている。
 「無線LAN対応・制限のみ」(「Wi-Fiなどの無線LANに対応したフィルタリング」又は「Wi-Fiなどの無線LANが使えない機種・設定になっている」のみ)は2.6%、「アプリに対応・制限のみ」(「アプリに対応したフィルタリング」又は「アプリが使えない機種・設定になっている」のみ)は3.7%となっている。
 子どものスマートフォンにインターネット、無線LAN、アプリのいずれか2種類の制限をかけていると回答した保護者をみると、「事業者提供(ネット制限)・無線LAN」(「『携帯電話事業者が提供するフィルタリング(3G回線やLTE等)』又は『インターネットが使えない設定・機種になっている』」かつ「『Wi-Fiなどの無線LANに対応したフィルタリング』又は『Wi-Fiなどの無線LANが使えない機種・設定になっている』」)は1.7%である。
 「無線LAN・アプリ」(「『Wi-Fiなどの無線LANに対応したフィルタリング』又は『Wi-Fiなどの無線LANが使えない機種・設定になっている』」かつ「『アプリに対応したフィルタリング』又は『アプリが使えない機種・設定になっている』」)は0.7%である。
 「事業者提供(ネット制限)・アプリ」(「『携帯電話事業者が提供するフィルタリング(3G回線やLTE等)』又は『インターネットが使えない設定・機種になっている』」かつ「『アプリに対応したフィルタリング』又は『アプリが使えない機種・設定になっている』」)は1.7%である。
 子どものスマートフォンに3種類のフィルタリングもしくは制限をかけていると回答した保護者、すなわち「事業者提供(ネット制限)・無線LAN・アプリ」(「『携帯電話事業者が提供するフィルタリング(3G回線やLTE等)』又は『インターネットが使えない設定・機種になっている』」かつ「『Wi-Fiなどの無線LANに対応したフィルタリング』又は『Wi-Fiなどの無線LANが使えない機種・設定になっている』」かつ「『アプリに対応したフィルタリング』又は『アプリが使えない機種・設定になっている』」)は2.6%である。

 学校種別にみると、大きな差はみられない。

【図表2-2-1-18 スマートフォンでのフィルタリングの利用の組み合わせ(学校種別)】 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます


図表2-2-1-19 フィルタリングの利用(携帯電話の種類・学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-19 フィルタリングの利用(携帯電話の種類・学校種別)

 子どもが「自分専用の携帯電話」又は「家族と一緒に使っている携帯電話」を持っていると回答した保護者(1,205人)について、携帯電話(スマートフォンを除く)とスマートフォンでのフィルタリングの利用において、フィルタリングを『使っている』又は『機能・設定による制限』があるという回答を「制限あり」、フィルタリングを『使っていない』かつ『機能・設定による制限』がないという回答を「制限なし」として算出した。
 「制限あり」は55.2%、「制限なし」は27.7%である。「わからない」は17.1%となっている。

 子どもが所有している携帯電話の種類の回答(Q2)別にみると、「制限あり」という回答は、子どもがスマートフォン以外の携帯電話(機能限定や子ども向け携帯電話を含む)を所有していると回答した保護者(66.7%)の方が、スマートフォン(機能限定や子ども向けスマートフォンを含む)を所有していると回答した保護者(47.5%)よりも多い。

 学校種別にみると、子どもの携帯電話に「制限あり」という回答は小学生の保護者(62.2%)で6割台前半、中学生の保護者(61.1%)では6割強だが、高校生の保護者(49.3%)では約5割と少なくなっている。

 携帯電話の種類・学校種別にみると、中学生の保護者、高校生の保護者では、「制限あり」という回答は、子どもがスマートフォン以外の携帯電話(機能限定や子ども向け携帯電話を含む)を所有していると回答した保護者(中学生の保護者:71.2%、高校生の保護者:62.6%)よりも、スマートフォン(機能限定や子ども向けスマートフォンを含む)を所有していると回答した保護者(中学生の保護者:51.5%、高校生の保護者:46.5%)の方が少ない。(図表2-2-1-19)


図表2-2-1-20 フィルタリングの利用(啓発学習経験・学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-20 フィルタリングの利用(啓発学習経験・学校種別)

 インターネットに関する啓発や学習の経験の回答(Q21)別にみると、「制限あり」という回答は、携帯電話やパソコンの危険性について学んだことがあると回答した保護者(57.5%)の方が、特に学んだことはないという保護者(41.4%)よりも多い。

 啓発学習経験・学校種別にみると、いずれの学校種でも、「制限あり」という回答は、学んだことがあると回答した保護者の方が、特に学んだことはないという保護者よりも多い傾向である。(図表2-2-1-20)

(参考)平成21年度~24年度青少年のインターネット利用環境実態調査
(平成24年度)
Q6 〔回答票5〕○○さんが現在持っている携帯電話にフィルタリングを使っていますか。この中から1つだけお答えください。

(9)フィルタリング設定方法

<○○さんが携帯電話(スマートフォン含む)でフィルタリングを使っている(3ページのQ6で「1」、又はQ8で「1~3」のいずれかを答えた)方に>
Q9 〔回答票8〕○○さんが現在持っている携帯電話に利用しているフィルタリングをどのように設定していますか。この中から1つだけお答えください。

図表2-2-1-21 フィルタリング設定方法(学校種別、携帯電話の種類別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-21 フィルタリング設定方法(学校種別、携帯電話の種類別)

 子どもの携帯電話でフィルタリングを「使っている」と回答した保護者(555人)に、フィルタリングをどのように設定しているかを聞いたところ、「事業者から提供されたものをそのまま設定している」が88.6%と多くを占めている。一方、「自分でカスタマイズを加えたものを設定している」は9.0%となっている。
 平成24年度の調査結果と比べると、大きな変化はみられない。

 学校種別にみると、「事業者から提供されたものをそのまま設定している」という回答は、小学生の保護者(83.8%)と中学生の保護者(85.2%)よりも、高校生の保護者(92.6%)で多くなっている。

 子どもが所有している携帯電話の種類の回答(Q2)別にみると、「事業者から提供されたものをそのまま設定している」という回答は、子どもがスマートフォン(計)を所有していると回答した保護者(90.0%)と、スマートフォン以外の携帯電話(計)を所有していると回答した保護者(86.7%)で、大きな差はみられない。
スマートフォン以外の携帯電話の種類別にみても、「事業者から提供されたものをそのまま設定している」という回答は、その他の携帯電話(86.3%)と機能限定や子ども向け携帯電話(87.2%)で大きな差はみられない。(図表2-2-1-21)

(10)フィルタリングを利用していない理由

<○○さんが携帯電話(スマートフォン含む)でフィルタリングを使っていない(3ページのQ6で「2」、又は4ページのQ8で「7」)と答えた方に>
Q10 〔回答票9〕フィルタリングを使っていないのはなぜですか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-1-22 フィルタリングを利用していない理由 (CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-22 フィルタリングを利用していない理由

※1 「子どもから、フィルタリングで使えないSNSやコミュニティのサービスやアプリを使いたいと頼まれた」は平成25年度新設項目のため24年度以前のデータは存在しない
※2 「子どもから、フィルタリングで使えないメッセージやチャットのサービスやアプリを使いたいと頼まれた」は平成25年度新設項目のため24年度以前のデータは存在しない
※3 「子どもから、フィルタリングで使えない上記以外のサービスやアプリを使いたいと頼まれた」は平成25年度新設項目のため24年度以前のデータは存在しない
※4 「子どもからつけないでほしいと頼まれた」は平成25年度削除項目のためデータが存在しない

 子どもの携帯電話でフィルタリングを「使っていない」と回答した保護者(284人)に、その理由を聞いたところ、「子どもを信用している」が38.0%で最も多く、次いで「特に必要を感じない」が26.8%で続く。
 今回の調査で新しく設けた選択肢についてみると、「子どもから、フィルタリングで使えないSNSやコミュニティのサービスやアプリを使いたいと頼まれた」は10.2%、「子どもから、フィルタリングで使えないメッセージやチャットのサービスやアプリを使いたいと頼まれた」は6.0%、「子どもから、フィルタリングで使えない上記以外のサービスやアプリを使いたいと頼まれた」は5.3%である。
 平成21年度以降の調査結果と比べると、「子どもを信用している」は、平成22年度(50.4%)から平成23年度(40.0%)に約10ポイント減少したが、平成24年度(39.9%)・平成25年度(38.0%)はほぼ横ばい状態となっている。「特に必要を感じない」は22年度(34.2%)から徐々に減少している。(図表2-2-1-22)

 学校種別にみると、「子どもを信用している」という回答は、小学生の保護者(16.7%)よりも中学生の保護者(45.8%)と高校生の保護者(42.7%)で多くなっている。
 今回の調査で新しく設けた選択肢についてみると、「子どもから、フィルタリングで使えないSNSやコミュニティのサービスやアプリを使いたいと頼まれた」、「子どもから、フィルタリングで使えないメッセージやチャットのサービスやアプリを使いたいと頼まれた」、「子どもから、フィルタリングで使えない上記以外のサービスやアプリを使いたいと頼まれた」はいずれも小学生の保護者では皆無だが、中学生の保護者(順に、7.2%、4.8%、2.4%)では1割未満、高校生の保護者(順に、16.1%、9.1%、8.4%)では1割弱から1割台後半である。

【図表2-2-1-23 フィルタリングを利用していない理由(学校種別)】 (CSV形式:3KB)ファイルを別ウィンドウで開きます


 子どもが所有している携帯電話の種類の回答(Q2)別にみると、スマートフォン以外の携帯電話(計)を所有していると回答した保護者よりも、スマートフォン(計)を所有していると回答した保護者で、「子どもを信用している」(スマートフォン(計):43.0%、携帯電話(計):30.4%)、「子どもから、フィルタリングで使えないSNSやコミュニティのサービスやアプリを使いたいと頼まれた」(スマートフォン(計):15.7%、携帯電話(計):1.8%)、「子どもにとって不便と感じた」(スマートフォン(計):15.1%、携帯電話(計):2.7%)という項目が多くあげられている。
 「子どもから、フィルタリングで使えないメッセージやチャットのサービスやアプリを使いたいと頼まれた」、「子どもから、フィルタリングで使えない上記以外のサービスやアプリを使いたいと頼まれた」は、スマートフォン(計)を所有していると回答した保護者はそれぞれ9.9%、8.7%だが、スマートフォン以外の携帯電話(計)を所有していると回答した保護者ではいずれも皆無である。
 「特に必要を感じない」という回答は、スマートフォン(計)を所有していると回答した保護者(20.9%)よりも、スマートフォン以外の携帯電話(計)を所有していると回答した保護者(35.7%)で多い。

【図表2-2-1-24 フィルタリングを利用していない理由(携帯電話の種類別)】 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

(11)フィルタリングを解除した理由

<○○さんが携帯電話(スマートフォン含む)でフィルタリングを使っていたが解除した(3ページのQ6で「4」、又は4ページのQ8で「8」)と答えた方に>
Q11 〔回答票10〕フィルタリングを解除したのはなぜですか。この中から、あてはまるものをいくつでもあげてください。(M.A.)

図表2-2-1-25 フィルタリングを解除した理由 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-25 フィルタリングを解除した理由

※1「子どもから、フィルタリングで使えない上記以外のサービスやアプリを使いたいと頼まれた」は平成25年度新設項目のため24年度以前のデータは存在しない
※2「子どもから、フィルタリングで使えないSNSやコミュニティのサービスやアプリを使いたいと頼まれた」は平成25年度新設項目のため24年度以前のデータは存在しない
※3「子どもから、フィルタリングで使えないメッセージやチャットのサービスやアプリを使いたいと頼まれた」は平成25年度新設項目のため24年度以前のデータは存在しない
※4 「子どもから解除してほしいと頼まれた」は平成25年度削除項目のためデータが存在しない

 子どもの携帯電話でフィルタリングを「使っていたが解除した」と回答した保護者(50人)に、その理由を聞いたところ、「子どもを信用している」が44.0%、「子どもにとって不便と感じた」が34.0%、「子どもから、フィルタリングで使えない上記以外のサービスやアプリを使いたいと頼まれた」が32.0%などとなっている。(図表2-2-1-25)

(12)販売業者からフィルタリングに関する説明を受けたか

<○○さんが自分専用の携帯電話(スマートフォン含む)を持っている(1ページのQ1で「1」と答えた)方に。それ以外の方はQ13へ>
Q12 ○○さんのために携帯電話を購入する際に、販売業者から、フィルタリングに関する説明がありましたか。

図表2-2-1-26 販売業者からフィルタリングに関する説明を受けたか(学校種別、携帯電話の種類別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-2-1-26 販売業者からフィルタリングに関する説明を受けたか

 子どもが「自分専用の携帯電話を持っている」と回答した保護者(1,132人)に、携帯電話を購入する際、販売業者からフィルタリングに関する説明を受けたかを聞いたところ、「説明があった」は67.0%で、「説明がなかった」は12.5%、「覚えていない」は10.1%となっている。
 平成21年度以降の調査結果と比べると、「説明があった」は平成24年度まで毎年増加傾向を示していたが、平成24年度(80.0%)から平成25年度(67.0%)で13ポイント減少している。

 学校種別にみると、「説明がなかった」は、小学生の保護者で2割台後半(26.6%)、中学生の保護者(11.5%)で1割強、高校生の保護者(8.2%)で1割未満と、学校種が上がるにしたがって少なくなっている。

 子どもが所有している携帯電話の種類の回答(Q2)別にみると、「説明がなかった」は、スマートフォン(計)を所有していると回答した保護者(9.5%)よりも、スマートフォン以外の携帯電話(計)を所有していると回答した保護者(17.2%)でやや多い。

 スマートフォン以外の携帯電話の種類別にみると、「説明がなかった」は、その他の携帯電話を所有していると回答した保護者(12.2%)よりも、機能限定や子ども向け携帯電話を所有していると回答した保護者(22.9%)でやや多い。(図表2-2-1-26)

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