平成26年度アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアにおける青少年のインターネット環境整備状況等調査
平成27年3月 内閣府

第2部 調査の結果

第2章 イギリス

1 青少年のインターネット利用環境に関する実態

(3) 青少年のインターネット利用数・利用率
ア 青少年のインターネット利用動向

(a) デジタルデバイス(携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、デスクトップPC、電子書籍リーダー、ゲームコンソール、その他)の利用動向

Ofcom2013年10月の発行「子供と保護者:メディアの利用と姿勢に関する報告書(Childremn and Parents: Media Use and Attitudes Report)、以下Ofcom 2013年10月報告書214」によると、2005年からの調査開始以来、家庭における子供のインターネットの利用者数は増加していない。5歳~15歳の家庭でのインターネットの利用者数の割合も変化がないとしている。

パソコン、ラップトップ、ノートブックのインターネット利用率は、年齢層別でみると3歳から4歳で29%、5歳から7歳で62%、8歳から11歳で83%、12歳から15歳で92%となり、2012年の5歳から15歳の81%から変化がない。しかし、タブレットの利用については、家庭での利用が2012年の2倍以上に増加し、2012年の5歳から15歳の利用は20%だったのが、2013年には51%に増加している。更に3歳から4歳でも51%がタブレットを利用している。

その他の機器では、年齢層別には異なる傾向はない。5歳から15歳のほとんどが、いまだにパソコン、ラップトップ、ネットブックを利用してインターネットにアクセスしているが、2013年には68%と2012年に比べるとその割合は85%から下がっている。

2012年からインターネットのアクセスに最も利用する機器として、タブレットと携帯電話をあげる子供が増えている。2013年を前年と比較すると、タブレット利用は3%から13%、携帯電話の利用は6%から11%に増えている。

スマートフォンの所有率には変化はないが、一般の携帯電話の所有率の減少から全体の携帯電話所有率は下がっている。携帯電話による家庭でのインターネット利用は増えており、8歳から11歳で18%、12歳から15歳で52%となっている。

インターネットを全く利用しないとする5歳から15歳は7%で、2012年から変化はない。3歳から4歳の33%は家庭でのインターネット利用があるが、この年齢層の60%はインターネットを全く利用しない。

テレビ以外の機器によりテレビ番組を視聴する5歳から15歳は45%となり、一般的に利用されているのはパソコン、ラップトップ、ネットブックで32%となる。また、3歳から4歳でも25%がテレビ番組をテレビ以外の機器により閲覧している。

ゲーム機器については、テレビに接続したゲーム機及び手持ちのポータブルゲーム機が一番利用されている。しかし、5歳から15歳でのゲームに利用する機器としてタブレットが前年の7%から23%と3倍以上に増加しており、接続したゲーム機やポータブルゲーム機の利用は、2012年から減っている。3歳から4歳の57%はテレビ等のメディア機器を利用して家庭でゲームを行っている215

図 78 年齢層別家庭での利用可能な主なインターネット機器(単位:%)(2007年, 2009年, 2011年~2013年)216

インターネット(PC/ラップトップ/ノートブック型)

ゲームコンソール/ゲームプレイヤー

タブレットPC

(出典:Ofcom)

Ofcom2013年10月の調査によると、5歳から15歳の43%は携帯電話を所有している。スマートフォンの所有率は、年齢が上がると共に、高くなっている。スマートフォンでない一般携帯電話の所有率は、2012年の21%から13%に減少している。そのため、全体の携帯電話の所有率も49%から43%と減少した。この減少傾向がみられるのが8歳~11歳で2012年の43%から33%となった。また、12歳から15歳でも87%から82%に減少している。この一般携帯電話の減少傾向は、2011年の31%、2012年の21%、2013年の13%と顕著になっている217

タブレットが2013年では今流行のインターネット機器として、前年と比較して最も利用が伸びたが、これが高い年齢層になるとスマートフォンになる218

図 79 スマートフォンと一般携帯電話の年齢層別所有率(2011年~2013年)(単位:%)219

(出典:Ofcom)

年齢と共に、携帯電話の所有率は上がり、3歳から15歳では0%から89%と年齢ごとに増加する。5歳?8歳のスマートフォンの所有率はかなり低いが、9歳以降増加する。5歳から10歳まではスマートフォンでない一般携帯を所有する傾向が強いが、11歳からスマートフォンの所有率が一般携帯の所有率を上回る。2012年に比べてみるとスマートフォンの所有について性別及び年齢層、社会経済的グループの割合に変化はない220

図 80 年齢別スマートフォン所有率(2013年)(単位:%)221

(出典:Ofcom)

2013年のタブレット所有率(51%)は、2012年(20%)の2倍となり、2013年の5歳から15歳の家庭でのタブレットの利用(42%)は、前年(14%)の3倍となっている。また、3歳から4歳児の28%も家庭でタブレットを利用している222

12歳から15歳では、約25%が自分のタブレットコンピュータを所有している。3歳から4歳は、3%が自分のタブレットを持っているが、5歳から7歳になると、この割合は13%となり、8歳から11歳で18%、12歳から15歳で26%と年齢が上がるにつれ、所有率が増加している223

3歳から15歳のタブレット所有率は、年齢層に関わらず平均51%となっている。タブレットを所有している家庭での利用者は、6歳から利用率が増加傾向となる。

図 81 年齢別タブレットの利用と所有率(2013年)(単位:%)224

(出典:Ofcom)

パソコン、ラップトップ、ネットブックによりインターネット利用を行っている子供の割合は、2013年には前年の85%から68%となり、タブレットを含む他のインターネット機器の利用の増加に伴い減少している225

SNSへのアクセスについてどの機器を利用するかという質問に対しては、12歳から15歳の子供の間では一番目にラップトップ、ネットブック(67%)そして携帯電話(61%)が多かった。SNSへのアクセスによく利用する機器としては、12歳から15歳では携帯電話の41%に続き、ラップトップ、ネットブックは34%と二番目に利用されている226

図 82 青少年のインターネット利用数・利用率の「年齢層別家庭での子供が使用するオンライン機器」(2011年~2013年)(単位:%)227

(出典:Ofcom)

Ofcom2013年の報告によると、12歳から15歳の25%がデスクトップを利用してSNSへアクセスしている。性別的に見ると、12歳?15歳では男子の方がデスクトップパソコンを利用してアクセスする割合が31%で、女子(20%)より高い。SNSへのアクセスによく利用する機器としては、デスクトップパソコンは13%となる。男子のほうがデスクトップパソコンを利用する割合が女子より高い228

図 83 12歳~15歳がSNSプロフィールに利用する機器(2013年)(単位:%)229

(出典:Ofcom)

SNSサイトにアクセスする際に、一度でも利用したことのある機器として電子書籍リーダー(e-Reader)をあげた12歳から15歳は2%であったが、よく利用するという回答となると0%になった。更に、ポータブルメディア(11%)及び接続式ゲームコンソール(7%)は、電子書籍リーダー(e-Reader)より多くなるが、よく利用する機器と答えた回答は、1%であった230

8歳から11歳において、インターネットを利用する目的として、ゲームとの回答は、宿題や勉強に続き54%と二番目に多い。3歳から4歳での一週間のインターネット利用時間でも、ゲームの利用が最も多い231

ほとんどの子供は接続したゲーム機及びポータブル式ゲーム機を家庭に持っているが、その割合は、2012年の90%から87%に下がっている。この調査が開始されてから初めて、家庭でのゲーム機の所有率が減少し、5歳から7歳の所有率が、86%から78%になった。また、接続式ゲーム機の所有率も75%から68%に減少している。性別的に見ると、男子のほうが女子よりゲーム機のある家庭に住んでいる割合が高い232

図 84 社会経済的グループ別家庭でのインターネット利用の主な機器(2007年,2009年~2013年)(単位:%)233

(出典:Ofcom)

(b)ブログの利用動向

インターネットを利用している8歳~15歳までの子供の中でも、特に12歳~15歳は、68%がSNSで自分のプロフィールを作成しており、最も人気のある利用方法となっている234

図 85  8歳~11歳における創造的・社会的・市民的オンライン活動 (2009年, 2011年~2013年)(単位: )235

(出典:Ofcom)

Ofcomの調査によると、「6歳~14歳によるアクセスの多い上位50位のウェブサイト(2013年5月)」で、ブログサイトのBloggerが2011年から2013年までに20位内に入っている。

図 86 6歳から14歳によるアクセスの多い上位50位のウェブサイト

(出典:Ofcom236,Score MMX)

表 34 6歳から14歳によってアクセスされるウェブサイトランキング
過去3年間の「Blogger」のランキング順位
2011年 2012年 2013年
順位 14位 12位 18位

(Ofcom報告書から作成)

(c) SNSの利用動向

Ofcomによると、家庭でインターネットを利用している8歳から12歳の22%は、プロフィールの年齢制限があるにも関わらず、Facebook、Bebo、MySpaceにアカウントを持っている(これらウェブサイトにプロフィールのアカウントを開ける最小年齢は13歳)。12歳から15歳では、SNS上に平均272の友人を持っているが、3人に1人(29%)とは面識がないと答えている。利用中のSNSプロフィールを持つ多くの8歳から15歳の青少年は、プロフィールの公開を友人のみに制限している (8歳から12歳:79%、12歳から15歳:65%)。しかし、8歳から12歳の6%と12歳?15歳の8%は、プロフィールの閲覧者を制限していない237

12歳から15歳におけるSNSプロフィールの設定の傾向は、2013年で68%と前年の81%より減少してきている238。これより若い年齢層(8歳?11歳)でも同じ傾向である。Facebook、Bebo 及びMySpaceと比べると12歳から15歳は97%とFacebookの利用が多い。Beboの利用は、2012年の8%から4%と下がる傾向にあり、代わりにTwitterの利用が25%から37%と、増加している239

性別による傾向では、男子(31%)は、女子(21%)より、更に多くYouTubeのプロフィールを所有している。代わりに女子は、オンライン上のスクラップ・ブックと呼ばれるTumblrの利用の傾向が高い。インターネットを利用する子供全体では、12歳から15歳がSNSにプロフィールを持つ傾向があり、この年齢層は、Twitterでは24%、Facebookでは62%がプロフィールを持っている。

SNSプロフィールを持っている12歳から15歳の85%は、毎日自分のSNSにアクセスしており、20%は1日10回以上アクセスしている。この傾向は携帯からのアクセスを行う子供に多く、8歳~15歳で27%となる。

図 87 SNSサイトに利用中プロフィールを持つ子供の割合(年齢層別)(2009年, 2011年~2013年)(単位:%)240

(出典:Ofcom)

2011年にはSNS利用は、インターネット利用の内、20%であった。SNS利用の増加傾向は、2009年から続いている。これはイギリスで、毎月2,480万人が利用しているとされているFacebookの影響が大きいと見られている。Facebook利用者はSNSの中で二番目に利用者数が多いとされるTwitter利用者の6倍もあり、子供の利用数も増加傾向にあり、インターネットの犯罪のターゲットとなりやすいと懸念されている241

警察機関である児童搾取対策オンライン保護センター(the Child Exploitation and Online Protection Centre: CEOP 242)によると、SNSを利用した子供がインターネット犯罪に巻き込まれる事が多く、これらのウェブサイトに、個人がプロフィールを簡単に作成できることがその要因とみられている。SNSサイトで子供たちと親しくなった後に、実際会って性的行為に導いたり、あるいはオンライン上でウェブカメラを使って性的行為を行ったりする場合もある。

Ofcomの2014年のインターネットの安全対策に関する報告書では、8歳から11歳では83%が、12歳?15歳では93%が、オンラインを安全に使う方法に自信を持っていると答えている。また、8歳から15歳の間では、ほとんどの子供が自分のオンラインの安全管理に自信を持っている243と答えているが、オンライン上の安全対策における子供のスキルは下がっていると指摘している。12歳から15歳では、SNSサイトの友達10人中3人は、面識がないとしている。この年齢層では、過半数の65%がプロフィールの公開を友達だけに制限しているが、8%はこれらの制限をしておらず、誰でも見られるとしている。更に、12歳から15歳のプロフィールが当人の知らない間に見知らぬ他人にも見られている可能性があり、この数は2012年以来増加している。また、プロフィールが他人に公開されている子供たちは、コンタクトに知らない人を加えたり、オンライン上でしか知らない相手に、写真を送ったりする等インターネット上の危険な行動を取る傾向がある。

図 88 年齢層別SNSサイトプロフィールの透明度(2011年~2013年)(単位:%)244

(出典:Ofcom)

人気のSNSサイトであるFacebook、Bebo 及びMySpaceの中では、12歳?15歳はFacebookの利用が97%と相変わらず多い。Beboの利用は2012年の8%から4%と減少傾向にあり、代わりにTwitterの利用が25%から37%と増加している245

図 89  プロフィールを持ち、利用中のSNSの割合(12歳~15歳)(2009年, 2011年~2013年)(単位:%)246

(出典:Ofcom)

(d) ゲーム(オンライン及びデジタルデバイス利用による)の利用動向

Ofcomの報告書によると、ゲームを行う5歳から15歳の37%は、オンライン上でもゲームを行ったことがあり、オンラインでのゲームの傾向は若い年齢層で増加している247。更に、3歳?4歳でも、家庭でゲームを行う10人に1人(12%)が、オンラインでもゲームを行う傾向にある。

図 90 年齢層別オンラインゲーム利用(2009年, 2011年~2013年)(単位:%)248

(出典:Ofcom)

また、3歳?15歳の間では、どの年齢層もゲーム機器を利用しており、その割合は5歳から7歳で84%、8歳から11歳で92%、12歳から15歳で88%と、全ての年齢層で高い。5歳?15歳では、家庭で利用するゲーム機の割合は2012年と、ほぼ変わっていない。また、3歳から4歳では、10人中6人(57%)が家庭でゲーム機を利用している。

社会経済的グループでみると、ABグループ(富裕層)は、家庭でゲーム機を多く利用する傾向にあるが、DEグループ(低所得層)では、全てのグループに対して、家庭でのゲーム機の利用が少ない249

機種のタイプでは、テレビ接続型が全ての年齢層で利用の半数を占めており、いまだに一番利用されているタイプである。また、手持ち型のポータブルゲーム機は、5歳から15歳の半数に利用されていて、二番目に人気のあるタイプとなる。2012年と比較してみると、2013年には利用率が接続型は73%から64%、ポータブル型は61%から50%と、共に、10%近く下がり、同様に、パソコン、ラップトップ、ネットブックで行う事が、40%から36%と少なくなる傾向にある。

図 91 年齢層別ゲームに利用される機器(2009年, 2011年~2013年)(テレビ接続型機、ポータブル式機、PC/ラップトップ等)(単位:%)250

(出典:Ofcom)

他の機種においては、ほぼ同じ傾向があるが、タブレットについては、ゲームに利用する子供の数が大幅に増加している。

図 92 年齢層別ゲームに利用される機器(2009年, 2011年~2013年)(携帯電話、タブレット、ポータブルメディアプレイヤー)(単位:%)251

(出典:Ofcom)

表 35 タブレットをゲームに利用する子供の割合(2012年, 2013年の比較)
年齢層 2012年 2013年
5-15歳 7% 23%
5-7歳 6% 26%
8-11歳 8% 23%
12-15歳 8% 19%

(Ofcom報告書から作成)

性別的に見ると、男子の方がゲーム機の利用が多い。テレビ接続式のゲーム機は、女子の51%と比較して、男子は76%と利用が多い。

表 36 年齢層・性別で見るゲーム機利用の割合(2013年)
年齢層 男子 女子
5-15歳 92% 84%
5-7歳 84% 83%
8-11歳 83% 87%
12-15歳 94% 82%

(Ofcom報告書から作成)

オンラインゲーム機を使い、通話やメッセージの送信等、他の目的に利用する子供の数が意外に多い。2013年のOfcomの調査で接続したゲーム機及びポータブル式ゲーム機を利用している子供3歳~15歳に、オンラインゲーム機をゲーム以外の利用(ホームページの閲覧、ゲームハンドセットを利用した通話、携帯メールのメッセージの送信)に利用するかという質問をした結果、8歳から11歳の40%及び12歳~15歳の33%では、ゲーム機を利用してホームページにもアクセスしている。また、8歳から11歳の21%と12歳から15歳の34%は、通話にも利用している。その他に、12歳から15歳の19%及び8歳から11歳の10%は、インスタントメッセージも利用している。年齢層で比較すると、その割合は利用方法ごとに変わらないが、12歳から15歳では、ゲーム機をオンライン通信に利用する傾向が低年齢層より高い252

図 93 インターネットにゲーム機を利用する8歳~15歳のゲームコンソール/ゲームプレイヤーのその他の利用法(2013年)(単位:%)253

5歳?15歳の保護者の多くが、子供がオンラインゲームを行うことに懸念を持っていない。しかし、16%の保護者はゲームに利用するポイントやゲームのアップグレード等のゲーム内のアイテムの購入額に懸念を持っている。

図 94 ゲーム内のアイテムの購入費用について懸念する保護者の割合(2013年)(単位:%)254

(出典:Ofcom)

消費者によるフィルタリングの設定では、スマートフォン及びタブレッド等のパソコン以外のメディア機器用にも、フィルタリングのソフトが開発されているが、市場はまだまだ小さい。ゲーム機のほとんどは、保護者でフィルタリングの設定ができる。Xboxのように、Netflix及びインターネットブラウジング、更には、SkypeやFacebook等のアプリを利用する機能がついたゲームコンソールが出現しており、ゲーム機のフィルタリングの問題をより複雑にしている。

ゲーム・アプリの販売ウェブサイトiTunesを運営するApple社は、iPhone及びiPadにダウンロードされた2013年ベストアプリを公表している。毎年公表されているが、ランキングは国によって異なる。イギリスAppleストアでの人気第1位は、「マインクラフトポケット版(Minecraft Pocket Edition)」で、売上では、キャンディクラッシュセガ(Candy Crush Saga)が第1位となった。マインクラフトは無料ゲームで売上はアプリ内のアイテム購入になる。モジョング社(Mojang)のクリエイティブサンドボックス(creative sandbox)は、iPhone及びiPadでのイギリス市場第18位に入り、有料アプリで両方のメディアでの20位に入った唯一の商品である。

iPhone、iPad共に、ランキング上位は、ゲーム・アプリがほとんどを占めた。iPhoneの有料アプリのトップ10には、Angry Birds Star Wars、Angry Birds Star Wars 続編、Temple Run:Oz、The Chase、Grand Theft Auto:Vice City 、Plague Inc等のゲームが含まれており、iPadのアプリのランキングトップ10位は、全てゲームである。

Googleは、Apple社の様にスマートフォン及びタブレットのランキングチャートを公表しないが、Google Playにおいて顧客による人気アプリとゲームの投票を行い、Knights & Dragons、Bejeweled Blitz、The Hobbit、Ingress、Samurai Siege for games、Duolingo、 Movies by Flixster、YouTube、NewsHog 、SwiftKey Keyboard for appsが、それぞれのカテゴリーで第1位となった 。

表 37 Apple社における2013年アプリランキング
有料アプリ 無料アプリ(ダウンロードによる)
ipad iPad iphone
1. with Wreck-it Ralph
2. Angry Birds Star Wars HD
3. The Chase
4. Temple Run: Oz
5. Grand Theft Auto: Vice City
6. Angry Birds Star Wars II
7. Peppa Pig's Holiday
8. Plants vs Zombies HD
9. Minecraft
10. Scrabble
1. Candy Crush Saga
2. YouTube
3. Skype
4. Temple Run 2
5. BBC iPlayer
6. ITV Player
7. eBay for iPad,
8. Despicable Me: Minion Rush
9. 4 Pics 1 Word 10.  Calculator for iPad Free
1. Candy Crush Saga
2. Snapchat,
3. Temple Run 2,
4. 4 Pics 1 Word,
5. YouTube,
6. Google Maps,
7. Facebook,
8. Instagram,
9. Despicable Me: Minion
10. Rush Skype.

(出典:The Guardian, 2013年12月17日 「Minecraft and Candy Crush Saga top Apple's 2013 app charts」256

表 38 ガーディアン紙による 2013年アプリランキングTOP3 257
順位 ゲームアプリ メディア
値段
(最高額)
ソーシャル アプリ メディア
値段
(最高額)
子供向き メディア
値段
(最高額)
1


ANGRY BIRDS STAR WARS II

iPhone/ iPad/ Android/ Windows Phone 79ペンス


BBM

iPhone/ Android無料


BBC CBEEBIES PLAYTIME

iPhone/ iPad/ Android/ Windows Phone無料
2


CALL OF DUTY STRIKE TEAM

iPhone/ iPad/ Android£4.99


TINDER

iPhone/ Android無料


THE SNOWMAN AND THE SNOWDOG GAME

iPhone/ iPad/ Android無料
3


CLASH OF CLANS

iPhone / iPad / Android無料


LIFT

iPhone/ Android無料


JUSTIN'S WORLD: GOLDILOCKS AND THE THREE BEARS

iPhone/ iPad£1.99

(出典:The Guardian The Best 50 app of 2013 2013年12月15日 )258

(e) インターネットショッピングの利用動向

16歳以上のインターネットショッピングに関する政府の統計によると、2014年には、74%の成人がインターネットショッピングを利用している。この傾向は、2008年の53%から増加している。成人層でも若い世代(25歳から34歳)においては、インターネットショッピングの利用が常用化して、90%と割合が高い。主なインターネットショッピングでの支払い方法は、クレジットカードあるいはデビットカード(87%)となるが、プリペイドカードでの支払いも40%となる。

図 95 16歳以上のインターネットショッピングの統計(2014年)259

表 39 16歳~24歳のインターネットショッピングの項目別割合(2014年)(単位:%)
年齢 衣服・スポーツグッズ 家庭用品 映画/音楽(ダウンロードを含む) 本/雑誌/新聞 旅行宿泊 イベントチケット 食料 ビデオゲームソフトとアップグレード 電化製品 旅行予約
16?24歳 63 28 45 27 27 43 18 24 28 32

インターネットショッピングの統計は、Ofcomの子供のインターネット利用のメディア調査報告では触れられていない。インターネットショッピングの場合は、決済がクレジットカードを利用する場合が多く、実際にクレジットカードを所有できるのは、18歳以上からである。イギリスでは、16歳以上になると保護者の承諾なく銀行口座を開設できるが、銀行・金融業者が、18歳未満にローンやクレジットによる商品サービスの購入を促すことは、違法となる。ただし、18歳未満でも14歳以上で保護者が保証人となる場合は、クレジットによる購入ができる。しかし実際は、18歳未満の場合、借金の未払い時の法的責任等からローンの契約は難しいとされ、市民アドバイス局は、18歳未満の場合クレジットカードの申込できないとアドバイスしている。

一方、クレジットカードの代わりに、デビットカードあるいは、プリペイドデビットカードと呼ばれるサービスが、未成年者を対象に提供されている。デビットカードは、銀行口座を持つ子供が保有できるカードであり、口座からの引き落とし以外に、店頭やインターネットでの支払いにも利用できる。通常は、11歳からこの機能がついた銀行カードを利用できる。また、PKTMNY社は、2012年11月から、8歳から利用ができるプリペイドデビットカードを発行している。プリペイドデビットカードは、口座に入金した後の利用が可能だが、保護者の銀行口座からの自動振込ができる機能等がある。PKTMNY社のカードは、10代向けマスターカードであり、MeCard及びSplash等のプリペイドカードを利用している年齢層をターゲットにした商品である。MeCard等のプリペイドカードは、通常年齢制限が13歳である260

バウチャー・コード社(Voucher Code)による調査報告によると、保護者のクレジットカードを利用してインターネットで購入している子供が多く、調査した11歳?16歳の40%が保護者のクレジットカードの詳細を知っていた。また、5歳?16歳の26%は、クレジットカードでの購入は良いことと考えている261

チャリティー団体であるAlcohol Concern Cymru Walesの調査報告によると、インターネットでアルコール飲料の購入をしているケースが増えている。14歳?17歳の1,000人を対象に行われた調査によると、スーパーマーケットのインターネット・ショッピングサービスを利用してアルコール飲料を購入している青少年が増えており、14歳?15歳の21%が、インターネットを利用してアルコール飲料を購入した経験がある。また、全体の15%は、インターネットでアルコールを購入し、7%が購入しようとしたが、できなかったと答えている。当団体の政策調査担当者マーク・レイション(Mark Leyshon)によると、青少年は、簡単にアルコール飲料を購入できる方法として、インターネットショッピングと考えている。小売協会によると、販売店はアルコール商品の受け渡しの際、配達者が年齢の証明書の確認等を行う等の対策を取っているとするが、警察による調査では、9件中5件(44%)で、これらの確認手続きなしに、15歳へのアルコール飲料の受け渡しが行われていた262

Ofcom報告書の「6歳~14歳によるアクセスの多い上位50位のウェブサイト(2013年5月)」の一覧によると、インターネットショッピングウェブサイトのAmazon.com及びeBayが、2011年から2013年まで、20位内に入っている。また、音楽ファイル及びゲーム等のアプリを販売するアイチューン(iTunes)も、同様3年間連続で20位以内に入っている263

表 40 6歳~14歳によってアクセスされるウェブサイトランキング
過去3年間のAmazon、eBay、iTuneのランキング順位 (2011年~2013年)
2011年 2012年 2013年
Amazon.com 12位 11位 9位
eBay 10位 10位 11位
iTune 16位 15位 19位

(Ofcom 2013年10月報告書より作成)

(出典:Ofcom)

(f) インターネット接続機器、インターネット回線、フィルタリングの基礎情報

■ インターネット接続

Ofcomの2014年の報告によると、イギリスで2013年に家庭で固定型ブロードバンドを利用している人口は、2,260万人で、国内最大のブロードバンド提供会社は、BT社である。BT社は、2013年時点では、住宅における固定型ブロードバンド・サービス提供者として、31%までそのシェアを広げ、国内で最大シェアを持つ。BT社の次は、Sky社及びVirgin Media社で、固定型ブロードバンドでは、20%のシェアを持っている。Sky社は2013年5月に行われたTelefonica社の固定電話及びブロードバンド部門の購入により、シェアを拡大したが、Virgin Media社とTalkTalk社は、共に、20%と15%にシェアが縮小した264

図 96 ブロードバンド固定回線の市場シェア(2007年?2012年)(単位:%)

(出典:Ofcom)

■ 携帯電話

2013年のOfcomの報告によると、携帯電話の利用者は8,270万人である。携帯通信事業大手のエブリシング・エブリウェア社(Everything Everywhere:EE 265)は、EE、オレンジ、T-mobile社のモーバイルネットワークのブランド三社をもつ国内最大のプロバイダーでもあり、2012年の利用者ベースの推定シェアは、33%(2,280万人)である。O2社の2013年での携帯アクセス数は2,360万人、また、ボーダフォン社(Vodafone)の2013年の携帯利用者数は、1,950万人で、市場シェアは25%266である。2013年のスリー社(Three)のイギリス内での利用者数は、984万2,000人である。

図 97 イギリスでのモーバイルネットワーク利用者数(2012年)(単位:百万人)

(出典:各社ウェブサイト)

■ パソコン

2013年のイギリスパソコン市場では、ヒューレット・パッカード社が、22.1%のシェアで首位、次に、Lenovo社(12.4%)、Acer社(11.7%)、Dell社(10.3%)、Apple社(8.4%)と続く

■ ゲームコンソール市場

ゲームの大手小売販売店であるGame社が、2009年に発表したゲーム機の販売総数内訳によると、Nintendo DSは880万ユニットの販売でトップとなり、Wii(490万)、Xbox 360が320万ユニットとSonyのPSPと同じになった。また、PS3においては、2年間で190万ユニットの販売となった。

携帯電話のSIMフリーの状況(SIMフリー端末と回線付き端末の大まかな割合等)は、次のとおり。

表 41 現在の携帯電話契約時の選択
後支払・契約利用者比 成人人口比
回線付き端末 88% 54%
SIMフリー端末 11% 7%
表 42 個人的に利用する際に利用する割合の高い携帯電話購入方法
個人的利用比 成人人口比
プリペイド・PAYE 34% 31%
後支払・月契約 65% 61%
その他 1% -
不明 - -
端末のみの契約 57% 54%
SIMフリー 7% 7%

(出典:Ofcom )

■ 具体的な端末例(SIM フリー、回線付き端末)

全国紙であるガーディアン紙は、携帯電話の所有が増える11歳に薦める子供向けの携帯電話としてプリペイドでSIMフリーの安い端末を挙げている。また、契約回線の場合は、ほとんどの保護者が契約者となるため、子供の利用金額の最高額を決めるキャップ式の契約を薦めている。ただし、現在、キャップ式契約を行なっている会社はテスコ社(Tesco)及びスリー社(Three)の2社のみとなる。

  • 子供向け携帯電話と価格
  • 端末機:Nokia100
  • 価格: £7.95 (販売店:Carphone Warehouse)
  • SIMフリー、£10 pay as you go (PAYG) 無料通話付き
  • 価格: £9 (販売店:Tesco)
  • スマートフォン機:Alcatel OT 903 Carphone
  • 価格:£40 £10のプリペイド付き(販売店:Carphone Warehouse)

携帯電話購入時の、年齢確認有無や契約内容の確認(特にSIMフリー端末のみ)に関して、例えば、Appleオンラインストアでは、クレジットカードの他に、デビットカード、Apple Storeギフトカード及び口座振込みでの支払いが可能であり、18歳未満でもデビットカードを発行する銀行口座を持っている場合は機器の購入ができる。回線付回線付きでの購入の場合もプリペイドのSIMカードのみを販売しているため、販売時の年齢確認はない。ただし、iPhoneを分割購入する場合は18歳以上に制限される。また、O2社、Vodafone社等の移動体通信事業者との月極契約の年齢制限は18歳以上であるため、回線契約付きで購入はできないが、プリペイドの場合は18歳未満でも機器を購入できる。セインズベリー(Sainsuburys)等大手スーパーでは、携帯電話及びSIMカードの購入ができるが、Sainsuburysのオンライン携帯電話ストアでの携帯電話の購入は18歳以上とする年齢制限をもうけている。

携帯電話の比較会社USWITCHによる、プリペイド部門のベスト・バリュー賞の2013年優勝者は、大手スーパーマーケットを経営しているTesco社となった。以下の表は、Uswitchにより優秀とされた携帯電話契約の一覧である。

図 98 Uswitchにより優秀とされた携帯電話契約の一覧

(出典:Uswitch [uSWITCH, 2014])

パソコン、ゲーム機等の購入時の年齢確認の有無や契約内容の確認に関して、ビデオのレイティングの国際団体であるPEGI及びビデオゲームのレイティング団体であるゲームレイティング局(Games Ratings Authority:GRA)により、ビデオ・DVD・ゲーム機のソフトには年齢制限が行われている。小売店は、適正年齢未満の者に、これらの商品の販売を禁止している。小売店は、販売時・配達時等に、これらの商品の購入者の年齢確認を求められている。ただし、ハードウェアであるPC及びゲーム機は、この例ではない。

機器購入時、回線契約時のフィルタリングの提供方法又は加入方法、その義務付け等に関して、BT社の場合は機器購入後、フィルタリングの選択が行える。購入した回線機器にすでにフィルタリングが設定されているため、ソフトのダウンロードは必要ない。機器設置後、BT社のアカウントにログインして設定を行う。また、フィルタリング設定後は設定の変更があった場合は、利用者は自動的に更新の知らせをメールで受け取る。

図 99 BT社 ペアレンタル・コントロール 設定方法画面 (BT)

(出典:BT)

各機器、回線で保護者がフィルタリングを利用しようとした際の手順、窓口等に関し、携帯電話事業者の場合、例えば、iPhoneの場合は、携帯電話機のフィルタリングの設定方法をウェブサイトで説明している。また、BT社でもペアレンタル・コントロールの設定方法をウェブサイト上で説明しており、各社ウェブでの説明が、主体となっている。

機器購入、回線契約時の苦情窓口、相談窓口としては、iPhoneの場合、iPhoneを販売しているApple Storeで、ウェブサイト・メール及び電話による苦情相談窓口を開設すると共に、店頭での相談窓口も設けている。また、BT社では、回線契約時の苦情窓口として、ウェブサイト・メール及び電話による苦情相談窓口を開設している。

ISP等の苦情処理に問題がある場合、Ofcomが認定する裁判外紛争解決(Alternative Dispute Resolution:ADR)の仕組みを通じて苦情申し立てができる。認定ADR苦情窓口は以下の二機関となる。

1 オンブズマンサービスコミュニケーション(www.ombudsman-services.org/communications.html)
2 通信インターネット・サービス(CISAS) (www.cisas.org.uk/)

ブロッキングとは、違法・有害とされるイメージ及びホスティングURLを、利用者の承諾なく、事業者により強制的に遮断することである。

フィルタリングとは、喫煙、アダルトコンテンツ等有害とされるコンテンツのインターネット上のアクセスやダウンロードの排除等を利用者が選択できるもの、と一般的にされているが、インターネットの管轄機関であるOfcomの報告書の中では、明確な定義は記述されていない。

表 43 ブロッキング、フィルタリングの状況
項目 詳細
ブ ロ ッ キ ン グ  ブロッキングの定義 違法・有害とされるイメージ及びホスティングURLを、利用者の承諾なく、事業者により強制的に遮断すること。ただし、ブロッキングとフィルタリングの定義をはっきりと決めている項はインターネットの管轄機関であるOfcomの報告書の中では記述されていない。
ブロッキングの法的義務付けの有無(ISPや携帯端末メーカー等に対して) ブロッキングにおいて、法的義務付けではなく、ISP等の各事業団体によりガイドラインに沿った自主規制体制を取っている。自主的なブロッキングはBT 、Sky 、TalkTalk 、Virgin Mediaの大手ISPによって行われている。また、業界団体であるInternet Service Provider's AssociationのメンバーはISPAのガイドラインに同意し、インターネット監視財団(IWF)からの要請があった場合はURLを削除することを求められている。
根拠法令 ブロッキングの対象となる有害・違法コンテンツのカテゴリーは各事業者によって異なるが、児童保護を対象とした性的コンテンツ等は児童保護法、刑事司法、猥褻刊行物法で規制が定義されている。
義務付けられている場合、制限するコンテンツの決定者 ブロッキングの対象となるコンテンツ及びURLのリストは警察機関及びインターネット監視財団(IWF)によってブラックリストが作成される。警察機関、IWF及び 全てのISPはUK Council for Child Internet Safety (UKCCIS)のメンバー267であり、これらのリストの共有が行われている。
ブロッキングの手法 ISPではキーワードを利用したフィルタリングによるブロッキングが行われている。これは、IWF及び警察機関によって作成されるブラックリスト上のURLを利用してブロッキングが行われている。また、DNSの不正な切り替えの場合もブロッキングされる方法が取られている。ISPによってはこの両方のブロッキングの方法を取り入れている268
義務付けられていない場合、その理由 フィルタリングによるオーバーブロッキング等の技術的問題及び各事業者での有害コンテンツの定義の統一が行われていないため。現在は義務付けではないが、政府と事業者との協議が行われている。
ブロッキング機能のソフト、サービスの携帯等にプリインストール有無 携帯電話には製造時にペアレンタル・コントロール等フィルタリングの設定のオプションが組み込まれている。通信網上及びOSでは自動的な違法コンテンツのブロッキング及びペアレンタル・コントロール等のフィルタリングを利用できるが、購入後のソフト・アプリのインストールあるいは販売元への要請なく、フィルタリングの設定を機器上のみでできるのはiPhoneだけである。
ブロッキングに対しての新しい動き オーバーブロッキング等術的問題及び各事業者間での情報の共有についての解決策の協議しており、Ofcomはインターネットフィルタリング・オンライン上の安全に関する最終報告書を2015年初めに発行する予定である。イギリス青少年インターネット安全協議会はIWF, 警察機関及び事業者と共に、ブロッキングの方法及びコンテンツの共通化に向けて協議している。
フ イ ル タ リ ン グ  フィルタリングの定義 喫煙、アダルトコンテンツ等有害とされるコンテンツのインターネット上のアクセスやダウンロードの排除等を利用者が選択できるもの。ただし、ブロッキングとフィルタリングの定義をはっきりと決めている項はインターネットの管轄機関であるOfcomの報告書の中では記述されていない。
フィルタリング機能を提供することの法令による義務付けの有無(ISPや携帯端末メーカー等に対して) ゲーム機やオンデマンド放送及び携帯上でのオンラインのコンテンツとして未成年を対象としたコンテンツの規制等がある場合(年齢レイティング等)は、ガイドライン及び規制によりフィルタリングが販売元・サービス提供者に義務付けされている269。また、全ての携帯電話でフィルタリング機能の利用ができる270
根拠法令 ビデオ記録(ラベリング)規制2012年、イギリス広告行動規範、通信法
義務付けられていない場合、その理由 フィルタリングによるオーバーブロッキング等の技術的問題及び各事業者での有害コンテンツの定義の統一が行われていないため。現在は義務付けではないが、政府と事業者との協議が行われている。
フィルタリング機能がプリインストールされている携帯OS iOS iOS8及びこれ以前のOS(プリインストール271
Android プリインストールはないが、Android 4.3ではアカウントによるペアレンタル・コントロールが可能。
Synbian イギリス内でのこのOS利用は行われていない。SymbianOSを搭載していたNokia機はすでにWindows OS搭載となっている。
Blackberry プリインストールはないが、Blackberry OS10等では無料アプリのダウンロードによるフィルタリングが可能。
その他 プリインストールはないが、Window Phones 8及び7では、Windowのアカウントによるペアレンタル・コントロールが可能。
SIM フリー端末でOSレベルではなく、端末の機能としてフィルタリングができる端末の有無 プリペイドの端末機でOSでなく端末機にフィルタリング設定がインストールされている機器はiphoneのみである。ただし、携帯電話網利用上でのインターネットアクセスの際はプリペイドの端末機は年齢確認なく購入できる(Sainsbury's 及びOrange以外)ゆえ、携帯網提供会社によりフィルタリングが自動的に有効になっている。Gifguffの場合は3Gにアクセスする際はこの自動フィルタリングの解除を行う際に、年齢確認の証明を行われる。ただし、これは携帯網通信を利用したインターネットアクセスにおいて行われている。Wifi及びアプリを利用した場合はこの自動フィルタリングの設定は行われていない。
ブロッキングに対して新しい動き オーバーブロッキング等術的問題及び各事業者間での情報の共有についての解決策の協議しており、Ofcomはインターネットフィルタリング・オンライン上の安全に関する最終報告書を2015年初めに報告する予定である。イギリス青少年インターネット安全協議会はIWF, 警察機関及び事業者と共に、ブロッキングの方法及びコンテンツの共通化に向けて協議している272
イ 青少年のインターネット利用に伴う生活等への影響

(a) インターネットやスマートフォンへの依存に関する動向

Ofcomによると、5歳?15歳が最も依存しやすいメディアとして、テレビ、コンピュータ・ビデオゲーム、インターネット、携帯電話、雑誌・マンガ、音楽、ラジオ等であり、中でもテレビの割合が高い273。また、2012年から2013年は、全体的な割合は変わらないが、携帯電話への依存性は、2007年の11%から2013年は17%と、わずかだが年々増加している。

図 100 5歳?15歳が最も依存しやすいメディア活動 (2007年, 2009年~2013年)(単位:%)274

(出典:Ofcom)

年齢層別にみると、携帯電話に依存しやすいのは12歳?15歳(39%)で、2番目に割合の高いインターネット(19%)や、テレビ(19%)より、その割合はかなり高い。また、スマートフォンを所有する場合は、携帯への依存の割合は、51%と更に高くなる。8歳?11歳においては、インターネットへ依存の割合が、2012年の10%から2013年は15%へと増えている275

図 101 年齢層別に最も依存しやすいメディア活動(2007年, 2009年~2013年)(単位%)276

(出典:Ofcom)

12歳?15歳の青少年における、インターネットの一週間の利用時間(2012年)は17時間で、テレビの16.6時間と同じ位の利用時間であった。8歳?11歳では、2012年以来、インターネットの一週間の利用時間が、8.1時間から9.2時間と増加している。3歳?4歳及び5歳?7歳は、6.5時間と6.7時間となりあまり変わらない277

青少年のインターネット利用目的にも変化が見える。12歳?15歳は、SNSサイトやインスタントメッセージのために、インターネットを頻繁に利用するようになっている。この年齢層の85%は、SNSサイトのプロフィールを最低一日一回は利用しており、更に20%は1日に10回以上利用している。この傾向は性別で変わることはない。ただし、携帯電話でSNSサイトにアクセスする8歳?15歳においては、この割合が90%に増える278

図 102 SNSサイトへのアクセス頻度2013年(単位:%)279

(出典:Ofcom)

12歳?15歳のスマートフォンの一週間の利用方法、利用項目と割合を、2012年と2013年と比べると以下のとおりとなる。2012年に比べて、この年齢層は「YouTube等のウェブサイトでのビデオ及びクリップの閲覧」「写真の送信・受信」「YouTube, Facebookあるいは Instagramのようなウェブサイトに他人に見せるために写真あるいはビデオのアップロード」「テレビ番組・クリップの閲覧」の四つの項目で、少なくとも一週間に一回は利用を行なっている280

表 44 スマートフォンの1週間の利用方法、利用項目と割合(2012年, 2013年)
利 用 項 目 2013年 2012年
1)YouTube等のウェブサイトでのビデオ及びクリップの閲覧 50% 36%
2)写真の送信・受信 38% 30%
3)YouTube, Facebookあるいは Instagramの様なウェブサイトに他人に見せるために写真あるいはビデオのアップロード 33% 17%
4)テレビ番組・クリップの閲覧 23% 16%

(Ofcom 2014年1月「インターネット安全対策」報告書から作成)

2011年と2012年を比較すると、8歳から11歳と12歳から15歳共に、通話・携帯メールのメッセージの利用時間が増加している281。また、スマートフォンを利用する子供は、一週間で約184通のインスタントメッセージを送っている。12歳から15歳の41%は、SNSの利用にスマートフォンを利用している282

表 45 12歳~15歳によるSNSサイト及びインスタントメッセージの1週間の利用頻度比較
2013年 2012年
SNS 67% 75%
インスタントメッセージ 55% 45%

(Ofcom報告書から作成)

携帯電話の利用時間が長くなるにつれ、携帯利用料金も子供の利用可能範囲を超える傾向にある。携帯を持っている5歳?15歳の61%は、プリペイド式(pay-as-you-go)を利用しているが、スマートフォン所有者の48%は、月額契約をしている。過去12ヶ月で携帯の月額契約をしている子供をもつ保護者の20%は、支払額が月極額を超えた多額な請求を受けたことがあり、10%は子供による過多な携帯通話によるもので、5%は子供の過多なデータ利用によるものである283

図 103 年齢層別子供の携帯電話料金(単位:%)284

(出典:Ofcom)