第２部　調査の結果（第２章 第１節）

回答した全ての保護者に、インターネット接続機器（11機器）を利用しているかを聞いた結果、「いずれかの機器（11機器）を1つ以上使っている（計）」は98.6％、「いずれの機器も利用していない」は1.4％である。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「いずれかの機器（11機器）を1つ以上使っている（計）」は横ばいである。

回答した全ての保護者における11機器のインターネット接続機器の利用率は、「スマートフォン」が84.8％で最も多く、「携帯電話」は12.7％、「携帯電話の契約が切れたスマートフォン」は5.9％である。「いわゆる格安スマートフォン」は5.6％で増加傾向にある。

「ノートパソコン」は47.8％で、「タブレット」が31.8％、「デスクトップパソコン」が20.1％となっている。

それ以外の機器は、「インターネット接続テレビ」が12.6％、「据置型ゲーム機」が8.7％、「携帯ゲーム機」が8.3％、「携帯音楽プレイヤー」が6.9％となっている。

「スマートフォン」「いわゆる格安スマートフォン」「携帯電話の契約が切れたスマートフォン」のいずれか１つ以上のスマートフォンを利用している「スマートフォン（計）」は90.0％である。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「スマートフォン」は増加傾向にある。平成28年度（81.3％）から平成29年度（84.8％）では3.5ポイント増加している。

「タブレット」も増加傾向にある。平成28年度（27.1％）から平成29年度（31.8％）では4.7ポイント増加している。

また、「いわゆる格安スマートフォン」も増加傾向にある。平成28年度が4.2％、平成29年度が5.6％と1.4ポイント増加している。

一方、「携帯電話」は減少傾向にある。平成28年度（17.2％）から平成29年度（12.7％）では4.5ポイント減少している。

学校種別にみると、「いずれかの機器（計）」は、小学生の保護者が98.7％、中学生の保護者が98.5％、高校生の保護者が98.4％となっている。

「スマートフォン（計）」の利用は、小学生の保護者が91.2％、中学生の保護者が90.7％、高校生の保護者が88.1％となっている。

「スマートフォン」の利用でみると、小学生の保護者が86.2％、中学生の保護者が84.7％、高校生の保護者が83.7％となっている。「いわゆる格安スマートフォン」は、小学生の保護者が5.6％、中学生の保護者が6.4％、高校生の保護者が4.7％となっている。

一方、「携帯電話」は、高校生の保護者では14.8％が利用しているが、中学生の保護者では12.5％、小学生の保護者では10.8％と少なくなっている。

学校種が下がるほど利用が多くなっている機器は、「ノートパソコン」（小学生の保護者：50.8％、中学生の保護者：47.3％、高校生の保護者：45.8％）、「タブレット」（小学生の保護者：36.8％、中学生の保護者：31.3％、高校生の保護者：28.0％）、「携帯ゲーム機」（小学生の保護者：10.6％、中学生の保護者：7.7％、高校生の保護者：6.6％）、「据置型ゲーム機」（小学生の保護者：10.0％、中学生の保護者：8.9％、高校生の保護者：7.1％）である。

年齢別にみても、学校種別と同傾向となっている。

保護者が利用しているインターネット接続機器（11機器）のそれぞれについて、その機器でインターネットを利用しているかと聞いた結果、「いずれかの機器（11機器）で、1つ以上インターネットを使っている（計）」は、インターネット接続機器を利用している保護者（計3,419人）の97.2％である。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「いずれかの機器（11機器）で、1つ以上インターネットを使っている（計）」は増加傾向にある。

利用しているインターネット接続機器のそれぞれについて、「インターネットを使っているか」について聞いたところ、「スマートフォン」では98.0％が「使っている」と答えている。「いわゆる格安スマートフォン」では95.4％、「携帯電話の契約が切れたスマートフォン」では70.4％がインターネットを「使っている」と答えている。

「携帯電話」では、インターネットを「使っている」が42.3％となり、「使える機種・設定だが使っていない」が32.6％となっている。

「タブレット」では93.7％、「デスクトップパソコン」では93.3％、「ノートパソコン」では91.9％が、インターネットを「使っている」と答えている。

「据置型ゲーム機」では64.2％、「インターネット接続テレビ」では56.5％、「携帯ゲーム機」では54.0％、「携帯音楽プレイヤー」では31.9％が、インターネットを「使っている」と答えている。

「インターネット接続機器（11機器）」を利用しない保護者も含めた保護者全員（3,469人）をベースとして、インターネットの利用率をみた。

「いずれかの機器で、インターネットを使っている（計）」の比率は、保護者全員（3,469人）の95.8％である。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「いずれかの機器で、インターネットを使っている（計）」は増加傾向にある。平成28年度（94.2％）から平成29年度（95.8％）では1.6ポイント増加している。

「いずれかの機器で、インターネットを使っている（計）」の比率を学校種別にみると、小学生の保護者が97.0％、中学生の保護者が95.5％、高校生の保護者が95.3％となっている。

「スマートフォン（計）（「スマートフォン」「いわゆる格安スマートフォン」「携帯電話の契約が切れたスマートフォン」のいずれか１つ以上で回答あり）で、インターネットを使っている（計）」の比率は、保護者全員の（3,469人）の88.2％である。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「スマートフォン（計）」は増加傾向にある。平成28年度（83.9％）から平成29年度（88.2％）では4.3ポイント増加している。

「スマートフォン（計）」の比率を学校種別にみると、小学生の保護者が90.1％、中学生の保護者が88.8％、高校生の保護者が85.9％となっている。

「インターネット接続機器（11機器）」を利用しない保護者も含めた保護者全員（3,469人）をベースとして、インターネットの利用率をみると、「スマートフォン」が83.1％と最も多く、次いで「ノートパソコン」が43.9％、「タブレット」が29.8％、「デスクトップパソコン」が18.8％と続く。それ以外の機器は10％未満となっている。

保護者の「スマートフォン」利用者（2,941人）のインターネット利用率を学校種別にみると、小学生の保護者が98.6％、中学生の保護者が98.1％、高校生の保護者が97.5％で、大きな差はみられない。

保護者の「いわゆる格安スマートフォン」利用者（195人）のインターネット利用率を学校種別にみると、小学生の保護者が100.0％と全員が使用しており、中学生の保護者が92.0％、高校生の保護者が96.0％である。

保護者の「携帯電話の契約が切れたスマートフォン」利用者（206人）のインターネット利用率は、平成28年度（77.4％）から平成29年度（70.4％）では7.0ポイント減少している。

保護者の「携帯電話」利用者（442人）のインターネット利用率を学校種別にみると、インターネットを「使っている」は、中学生の保護者（39.2％）、高校生の保護者（43.6％）より、小学生の保護者（46.8％）の方がやや多くなっている。

保護者の「ノートパソコン」利用者（1,657人）のインターネット利用率を学校種別にみると、インターネットを「使っている」は、小学生の保護者が91.2％、中学生の保護者が92.0％、高校生の保護者が92.5％で、大きな差はみられない。

保護者の「デスクトップパソコン」利用者（698人）のインターネット利用率を学校種別にみると、インターネットを「使っている」は、小学生の保護者が91.4％、中学生の保護者が93.8％、高校生の保護者が94.0％で、大きな差はみられない。

保護者の「タブレット」利用者（1,103人）のインターネット利用率を学校種別にみると、インターネットを「使っている」は、中学生の保護者（91.6％）、高校生の保護者（93.9％）より、小学生の保護者（95.8％）の方がやや多くなっている。

保護者の「携帯音楽プレイヤー」利用者（238人）のインターネット利用率を学校種別にみると、インターネットを「使っている」は、中学生の保護者（25.3％）、高校生の保護者（28.8％）より、小学生の保護者（44.6％）の方が多くなっている。

保護者の「携帯ゲーム機」利用者（287人）のインターネット利用率を学校種別にみると、学校種が下がるほどインターネットを「使っている」が多くなっており、小学生の保護者が59.6％、中学生の保護者が51.4％、高校生の保護者が48.6％である。

保護者の「据置型ゲーム機」利用者（302人）のインターネット利用率を学校種別にみると、学校種が下がるほどインターネットを「使っている」が多くなっており、小学生の保護者が68.0％、中学生の保護者が65.6％、高校生の保護者が57.3％である。

保護者の「インターネット接続テレビ」利用者（437人）のインターネット利用率を学校種別にみると、インターネットを「使っている」は、高校生の保護者（52.6％）より、小学生の保護者（58.9％）、中学生の保護者（58.6％）の方が多くなっている。

青少年及び保護者の「いずれかの機器で、1つ以上インターネットを使っている（計）」は、青少年では年齢が上がるほどインターネットの利用が多くなっているが、保護者は年齢が上がるほどインターネットの利用が少なくなっている。

「スマートフォン（計）」では、青少年は10歳では18.6％だが、17歳では94.7％と多くなっている。一方、保護者では、30～34歳では96.1％だが、55～59歳では63.8％、60歳以上では36.5％となっている。

「スマートフォン」では、青少年は10歳では13.9％だが、17歳では89.9％と多くなっている。15歳（64.0％）から16歳（89.9％）では25.9ポイント増えている。一方、保護者では、30～34歳では92.2％だが、55～59歳では60.0％、60歳以上では34.6％となっている。

「携帯電話」は、青少年では年齢によってインターネット利用に大きな差はみられないが、保護者は、54歳以下の保護者では10％未満だが、55歳以上になると10％以上と利用が多くなっている。

「ノートパソコン」は、青少年は年齢が上がるほどインターネットの利用が多くなっているが、保護者は、40代～50代の保護者で40％以上と多くなっている。

「携帯ゲーム機」は、青少年では15歳以下では20％以上と多いが、16歳以上では20％未満と少なくなっている。保護者では、39歳以下の保護者では6％以上だが、40代以上の保護者では5％以下となっている。

保護者が「インターネットを利用しているインターネット接続機器」のそれぞれについて、その機器でインターネットを使って何をしているかを聞いた結果、「いずれかの機器計：保護者がインターネットを利用しているインターネット接続機器（11機器）のいずれかで利用内容に回答あり計」では、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」が91.2％、「情報検索」が87.1％で多く、次いで「ニュース」が81.4％、「地図・ナビゲーション」が76.6％、「ショッピング・オークション」が64.6％、「動画視聴」が61.1％、「ゲーム」が49.0％、「音楽視聴」が48.1％と続く。「電子書籍」は16.2％である。

平成28年の調査結果と比べると、「ゲーム」が減少傾向、「電子書籍」が横ばい、他の利用内容は増加傾向にある。

保護者の「スマートフォン」のインターネット利用者（2,883人）では、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」が92.7％で最も多く、次いで「情報検索」が84.2％、「ニュース」が81.0％、「地図・ナビゲーション」が76.1％と続く。

保護者の「いわゆる格安スマートフォン」のインターネット利用者（186人）では、スマートフォンと同様、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」が89.8％で最も多く、次いで「情報検索」が85.5％、「ニュース」が76.9％、「地図・ナビゲーション」が75.8％と続く。

保護者の「携帯電話の契約が切れたスマートフォン」のインターネット利用者（145人）では、「ゲーム」が47.6％で最も多く、次いで、「情報検索」が46.2％、「動画視聴」が42.8％、「ニュース」が29.0％、「音楽視聴」が28.3％と続く。

保護者の「携帯電話」のインターネット利用者（187人）では、スマートフォンと同様、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」が79.7％で最も多いが、「情報検索」は19.8％、「ニュース」は16.0％である。

保護者の「ノートパソコン」のインターネット利用者（1,523人）では、「情報検索」が76.2％で最も多く、次いで「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」が51.0％、「ショッピング・オークション」が46.4％、「ニュース」が42.2％と続く。

保護者の「デスクトップパソコン」のインターネット利用者（651人）も「ノートパソコン」と同様で、「情報検索」が78.0％で最も多く、次いで「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」が55.9％、「ショッピング・オークション」が51.9％、「ニュース」が50.7％と続く。

保護者の「タブレット」のインターネット利用者（1,033人）では、「情報検索」が68.0％で最も多く、次いで「動画視聴」が56.2％、「ニュース」が42.1％、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」が38.9％、「地図・ナビゲーション」が32.2％と続く。

保護者の「携帯音楽プレイヤー」のインターネット利用者（76人）では、「音楽視聴」が89.5％で最も多い。「情報検索」が17.1％、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」「動画視聴」がいずれも15.8％である。

保護者の「携帯ゲーム機」のインターネット利用者（155人）では、「ゲーム」が87.1％で最も多く、「動画視聴」が13.5％である。

保護者の「据置型ゲーム機」のインターネット利用者（194人）では、携帯ゲーム機と同様で、「ゲーム」が85.6％で最も多く、「動画視聴」が22.2％である。

保護者の「インターネット接続テレビ」のインターネット利用者（247人）では、「動画視聴」が65.2％で最も多く、「ニュース」が21.5％、「情報検索」が18.6％と続く。

保護者の「スマートフォン」のインターネット利用者（2,883人）のインターネット利用内容を学校種別にみると、学校種が下がるほど、「ゲーム」（小学生の保護者：52.9％、中学生の保護者：45.7％、高校生の保護者：43.4％）、「ショッピング・オークション」（小学生の保護者：61.3％、中学生の保護者：56.4％、高校生の保護者：50.6％）の利用が多くなっている。それ以外の項目では、学校種別でそれほど大きな差はみられない。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「ニュース」「地図・ナビゲーション」「ショッピング・オークション」「動画視聴」が増加傾向にある。

保護者の「いわゆる格安スマートフォン」のインターネット利用者（186人）のインターネット利用内容は、平成27年度以降の調査結果と比べると、「地図・ナビゲーション」「ショッピング・オークション」が増加傾向にある。

保護者の「携帯電話の契約が切れたスマートフォン」のインターネット利用者（145人）のインターネット利用内容は、平成28年度の調査結果と比べると、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」「ニュース」「ゲーム」が増加している。

保護者の「携帯電話」のインターネット利用者（187人）のインターネット利用内容を学校種別にみると、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」（小学生の保護者：80.8％、中学生の保護者：76.1％、高校生の保護者：82.4％）は、中学生の保護者で利用が少なくなっている。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「ニュース」「情報検索」「地図・ナビゲーション」「ゲーム」が減少傾向にある。

保護者の「ノートパソコン」のインターネット利用者（1,523人）のインターネット利用内容を学校種別にみると、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」（小学生の保護者：50.4％、中学生の保護者：53.5％、高校生の保護者：48.1％）は、高校生の保護者で利用が少なくなっている。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「ニュース」「情報検索」「地図・ナビゲーション」「音楽視聴」「動画視聴」「ゲーム」「ショッピング・オークション」が減少傾向にある。

保護者の「デスクトップパソコン」のインターネット利用者（651人）のインターネット利用内容を学校種別にみると、「ニュース」（小学生の保護者：45.6％、中学生の保護者：49.0％、高校生の保護者：56.6％）、「情報検索」（小学生の保護者：77.2％、中学生の保護者：75.3％、高校生の保護者：82.2％）は、高校生の保護者で利用が多くなっている。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」「ニュース」「情報検索」「地図・ナビゲーション」「音楽視聴」「動画視聴」「ショッピング・オークション」が減少傾向にある。

保護者の「タブレット」のインターネット利用者（1,033人）のインターネット利用内容を学校種別にみると、「コミュニケーション（メール、メッセンジャー、ソーシャルメディアなど）」「ニュース」「情報検索」「地図・ナビゲーション」「音楽視聴」「電子書籍」「ショッピング・オークション」は、高校生の保護者で利用が多くなっている。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「情報検索」「地図・ナビゲーション」「ゲーム」が減少傾向にある。

保護者の「携帯音楽プレイヤー」のインターネット利用者（76人）のインターネット利用内容は、平成26年度以降の調査結果と比べても、上位項目に大きな変化はない。

保護者の「携帯ゲーム機」のインターネット利用者（155人）のインターネット利用内容は、平成26年度の調査結果と比べても、上位項目に大きな変化はない。

保護者の「据置型ゲーム機」のインターネット利用者（194人）のインターネット利用内容を学校種別にみると、「動画視聴」（小学生の保護者：15.7％、中学生の保護者：22.5％、高校生の保護者：32.6％）は、中学生、高校生の保護者で利用が多くなっている。

平成26年度以降の調査結果と比べても、上位項目に大きな変化はない。

保護者の「インターネット接続テレビ」のインターネット利用者（247人）のインターネット利用内容を学校種別にみると、「ニュース」（小学生の保護者：18.1％、中学生の保護者：22.8％、高校生の保護者：23.6％）、「情報検索」（小学生の保護者：14.5％、中学生の保護者：17.4％、高校生の保護者：25.0％）、「音楽検索」（小学生の保護者：7.2％、中学生の保護者：14.1％、高校生の保護者：19.4％）は、中学生、高校生の保護者で利用が多くなっている。

平成27年度以降の調査結果と比べると、「動画視聴」が増加傾向にある。

青少年及び保護者の「いずれかの機器（計）：いずれかの機器で、1つ以上利用内容に回答あり計」は、青少年では、10歳から12歳までは「ゲーム」、13歳から14歳までは「動画視聴」、15歳から17歳は「コミュニケーション」の利用が最も多くなっている。

一方、保護者では、どの年齢層も「コミュニケーション」「情報検索」が相対的に多くなっている。

保護者が「インターネットを利用しているインターネット接続機器」のそれぞれについて、平日のインターネットの平均的な利用時間を聞いたところ、「利用機器の合計：インターネットを利用しているインターネット接続機器のいずれかで回答あり計」では、「使っていない」が1.1％、「30分未満」が5.8％、「30分以上１時間未満」が12.6％、「１時間以上２時間未満」が28.3％、「２時間以上３時間未満」が18.3％、「３時間以上４時間未満」が11.4％、「４時間以上５時間未満」が4.8％、「５時間以上」が9.1％となっている。「２時間以上」インターネットを使っている保護者は43.7％であり、平均時間は136.4分となっている。

「スマートフォン」のインターネット利用者（2,883人）では、「２時間以上」が33.9％で、平均時間は99.0分である。

「いわゆる格安スマートフォン」のインターネット利用者（186人）では、「２時間以上」が29.0％で、平均時間は80.0分である。

「携帯電話の契約が切れたスマートフォン」のインターネット利用者（145人）では、「２時間以上」が4.8％で、平均時間は36.9分である。

「携帯電話」のインターネット利用者（187人）では、「２時間以上」が3.7％で、平均時間は28.6分である。

「ノートパソコン」のインターネット利用者（1,523人）では、「２時間以上」が8.8％である。平均時間は44.3分である。

「デスクトップパソコン」のインターネット利用者（651人）では、「２時間以上」が14.7％である。平均時間は58.6分である。

「タブレット」のインターネット利用者（1,033人）では、「２時間以上」が8.9％である。平均時間は42.0分である。

「携帯音楽プレイヤー」のインターネット利用者（76人）では、「２時間以上」が5.3％である。平均時間は33.6分である。

「携帯ゲーム機」のインターネット利用者（155人）では、「２時間以上」が3.2％である。平均時間は21.7分である。

「据置型ゲーム機」のインターネット利用者（194人）では、「２時間以上」が8.8％である。平均時間は37.9分である。

「インターネット接続テレビ」のインターネット利用者（247人）では、「２時間以上」が10.1％である。平均時間は37.0分である。

「利用機器の合計：インターネットを利用しているインターネット接続機器のいずれかで回答あり計」の平日の保護者のインターネットの平均的な利用時間を学校種別にみると、「２時間以上」インターネットを使っている保護者は、小学生の保護者では45.4％、中学生の保護者では42.4％、高校生の保護者が43.5％と、小学生の保護者がやや多くなっている。平均時間でみても、小学生の保護者（144.3分）の方が、中学生の保護者（131.1分）、高校生の保護者（135.9分）より長くなっている。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「２時間以上」インターネットを使っている保護者は増加傾向にある。平成28年度（40.8％）から平成29年度（43.7％）では2.9ポイント増加している。また、平均時間でみても長くなる傾向にあり、平成28年度が132.6分、平成29年度が136.4分と3.8分長くなっている。

保護者の「スマートフォン」のインターネット利用者（2,883人）の平日のインターネットの平均的な利用時間を学校種別にみると、「２時間以上」は、小学生の保護者が35.5％、中学生の保護者が32.4％、高校生の保護者が34.1％で大きな差はみられない。平均時間も、小学生の保護者（101.6分）、中学生の保護者（96.3分）、高校生の保護者（99.9分）で大きな差はみられない。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「２時間以上」は増加傾向にある。平成28年度（32.8％）から平成29年度（33.9％）では1.1ポイントの微増である。平均時間も長くなる傾向にあり、平成28度が96.1分、平成29年度が99.0分と2.9分長くなっている。

保護者の「携帯電話」のインターネット利用者（187人）の平日のインターネットの平均的な利用時間を学校種別にみると、「２時間以上」は、小学生の保護者では0.0％だが、中学生の保護者では6.0％、高校生の保護者では4.4％である。平均時間は、小学生の保護者（18.2分）より、中学生の保護者（35.3分）、高校生の保護者（28.8分）の方が長くなっている。

平成26年度以降の調査結果と比べると、「２時間以上」、平均時間ともに横ばいである。

保護者の「ノートパソコン」のインターネット利用者（1,523人）の平日のインターネットの平均的な利用時間を学校種別にみると、「２時間以上」は、小学生の保護者が8.4％、中学生の保護者が8.9％、高校生の保護者が9.2％で大きな差はみられない。平均時間も、小学生の保護者は44.3分、中学生の保護者は43.9分、高校生の保護者は45.0分で大きな差はみられない。

保護者の「デスクトップパソコン」のインターネット利用者（651人）の平日のインターネットの平均的な利用時間を学校種別にみると、「２時間以上」は、小学生の保護者が15.2％、中学生の保護者が13.1％、高校生の保護者が16.4％である。平均時間は、小学生の保護者（69.8分）の方が、中学生の保護者（52.3分）、高校生の保護者（57.6分）より長くなっている。

保護者の「タブレット」のインターネット利用者（1,033人）の平日のインターネットの平均的な利用時間を学校種別にみると、「２時間以上」は、小学生の保護者が10.8％、中学生の保護者が7.1％、高校生の保護者が9.0％である。平均時間は、小学生の保護者（47.4分）の方が、中学生の保護者（37.4分）、高校生の保護者（41.5分）より長くなっている。

保護者の「携帯音楽プレイヤー」のインターネット利用者（76人）の平日のインターネットの平均的な利用時間は、平成28年度の調査結果と比べると、「２時間以上」は、平成28年度（10.7％）と平成29年度（5.3％）では5.4ポイント減少している。平均時間も、平成28年度が52.2分、平成29年度が33.6分と18.6分短くなっている。

保護者の「携帯ゲーム機」のインターネット利用者（155人）の平日のインターネットの平均的な利用時間は、平成28年度の調査結果と比べると、「２時間以上」は、平成28年度（7.9％）と平成29年度（3.2％）で4.7ポイント減少している。平均時間も、平成28年度が37.5分、平成29年度が21.7分と15.8分短くなっている。

保護者の「据置型ゲーム機」のインターネット利用者（194人）の平日のインターネットの平均的な利用時間を平成26年度以降の調査結果と比べると、「２時間以上」は、増加傾向にある。平均時間も増加傾向にあり、平成28年度が31.4分、平成29年度が37.9分と6.5分長くなっている。

保護者の「インターネット接続テレビ」のインターネット利用者（247人）の平日のインターネットの平均的な利用時間を学校種別にみると、「２時間以上」は、小学生の保護者が8.4％、中学生の保護者が12.0％、高校生の保護者が9.7％である。平均時間でみると、中学生の保護者（44.9分）の方が、小学生の保護者（33.6分）、高校生の保護者（31.2分）より長くなっている。

保護者の「いわゆる格安スマートフォン」、「携帯電話の契約が切れたスマートフォン」は、分析軸の回答者数（ｎ）が50人未満のものがあるため参考として示す。

青少年及び保護者の「利用機器の合計：インターネットを利用しているインターネット接続機器のいずれかで回答あり計」では、青少年では、「２時間以上」が、10歳は26.0％と少ないが、14歳で60.5％、15歳で66.7％、16歳で76.1％、17歳で71.7％と年齢が上がるほど多くなっている。一方、保護者では、「２時間以上」が、39歳以下では50％以上と多くなっている。

平均時間でみると、青少年では、10歳は78.1分だが、16歳では219.2分、17歳では214.6分と長くなっている。一方、保護者では、30～34歳で201.9分と長くなっている。