回答した全ての保護者(3,445人)に、インターネットの危険性について説明を受けたり学んだりした経験があるかを聞いた結果、「はい」は76.5%、「いいえ」は19.7%である。
第2部 調査の結果(第2章 第2節)
第2章 青少年の保護者調査の結果
第2節 インターネットに関する保護者の認識
(1)保護者のインターネットの危険性に関する啓発や学習
(a)啓発や学習の経験の有無
<全員に>
Q10-1 あなた(保護者自身)は、青少年に不適切なサイト(出会い系サイトやアダルトサイトなど)やネットいじめの問題など、インターネットの危険性について、これまで説明を受けたり学んだりしたことがありますか。
図表2-2-2-1a-1 啓発や学習の経験の有無 (CSV形式:1KB)
学校種別にみると、「はい」と答えた者の割合は、小学生の保護者は69.6%だが、中学生の保護者は79.7%、高校生の保護者は79.4%と多くなっている。
保護者の家庭のルールの有無(第1章 第1節(4)a)別にみると、「はい」は、家庭のルールを決めていると回答した保護者(81.9%)の方が、特にルールを決めていないと回答した保護者(65.8%)より16.1ポイント多い。
図表2-2-2-1a-2 啓発や学習の経験の有無(学校種別) (CSV形式:1KB)
図表2-2-2-1a-3 啓発や学習の経験の有無 (CSV形式:2KB)
(b)啓発や学習の機会
インターネットの危険性について説明を受けたり学んだりしたことがあると答えた保護者(2,636人)に、啓発や学習の機会を聞いた結果、「学校や保育園・幼稚園等の保護者会やPTAの会合など」が71.5%と最も多く、次いで「学校や保育園・幼稚園等から配布された啓発資料など」が52.0%、「テレビや本・パンフレットなど」が40.2%、「保護者同士の会話」が26.0%、「インターネット」が20.9%となっている。
<Q10-1で「1 はい 」(説明を受けたり学んだりしたことがある)と 回答した方に>
Q10-2 この中から、説明を受けたり学んだりした機会として、あてはまるものをすべて選んでください。(いくつでも)
図表2-2-2-1b-1 啓発や学習の機会 (CSV形式:1KB)
学校種別にみると、「学校や保育園・幼稚園等の保護者会やPTAの会合など」は小学生の保護者は64.8%、中学生の保護者は73.5%、高校生の保護者は74.9%と、学校種が上がるほど多くなっている。
「テレビや本・パンフレットなど」(小学生の保護者:44.2%、中学生の保護者:39.3%、高校生の保護者:37.8%)、「保護者同士の会話」(小学生の保護者:30.2%、中学生の保護者:26.2%、高校生の保護者:22.2%)、「インターネット」(小学生の保護者:26.0%、中学生の保護者:21.7%、高校生の保護者:15.6%)、では、学校種が上がるほど少なくなっている。
図表2-2-2-1b-2 啓発や学習の機会(学校種別) (CSV形式:1KB)
図表2-2-2-1b-3 インターネットに関する啓発や学習の経験
(平成21年度~平成29年度調査)(学校種別、年齢別) (CSV形式:5KB)
図表2-2-2-1b-3 インターネットに関する啓発や学習の経験
(平成21年度~平成29年度調査)(学校種別、年齢別)(続き) (CSV形式:5KB)
図表2-2-2-1b-3 インターネットに関する啓発や学習の経験
(平成21年度~平成29年度調査)(学校種別、年齢別)(続き) (CSV形式:4KB)
(参考) 啓発や学習の機会(学校種別)【調査員回収】 (CSV形式:1KB)
(参考) 啓発や学習の機会(学校種別)【郵送回収】 (CSV形式:1KB)
(参考) 啓発や学習の機会(学校種別)【Web回収】 (CSV形式:1KB)
(c)啓発や学習の内容
インターネットの危険性について説明を受けたり学んだりしたことがあると答えた保護者(2,636人)に、啓発や学習の内容を聞いた結果、「インターネット上のコミュニケーションに関する問題」が83.8%と最も多く、次いで「青少年にとって不適切なサイトに関する問題」が77.4%、「児童の性的被害に関する問題」が68.3%、「プライバシー保護に関する問題」が60.3%、「インターネットの過度の利用に関する問題」が57.2%となっている。
<Q10-1で「1 はい 」(説明を受けたり学んだりしたことがある)と 回答した方に>
Q11 あなた(保護者自身)は、インターネットの危険性について、どのような内容の説明を受けたり学んだりしたことがありますか。この中から、説明を受けたり学んだりしたものとして、あてはまるものをすべて選んでください。(いくつでも)
図表2-2-2-1c-1 啓発や学習の内容 (CSV形式:1KB)
学校種別にみると、「インターネット上のコミュニケーションに関する問題」(小学生の保護者:83.2%、中学生の保護者:84.6%、高校生の保護者:83.2%)、「青少年にとって不適切なサイトに関する問題」(小学生の保護者:76.2%、中学生の保護者:77.9%、高校生の保護者:77.6%)、「プライバシー保護に関する問題」(小学生の保護者:61.8%、中学生の保護者:61.3%、高校生の保護者:58.0%)では、大きな差はみられない
「インターネットの過度の利用に関する問題」は小学生の保護者は60.0%、中学生の保護者は57.7%、高校生の保護者は54.4%と、学校種が上がるほど少なくなっている。
図表2-2-2-1c-2 啓発や学習の内容(学校種別) (CSV形式:1KB)
(参考) 啓発や学習の内容(学校種別)【調査員回収】 (CSV形式:1KB)
(参考) 啓発や学習の内容(学校種別)【郵送回収】 (CSV形式:1KB)
(参考) 啓発や学習の内容(学校種別)【Web回収】 (CSV形式:1KB)
(2)保護者のインターネットの危険性に関する学習テーマ
回答した全ての保護者(3,445人)に、インターネットの危険性に関する学習の機会があったとして、どのようなテーマが知りたいかを聞いた結果、「インターネット上のコミュニケーションに関する問題」、「プライバシー保護に関する問題」が49.0%と最も多く、次いで「セキュリティに関する問題」が48.0%、「青少年にとって不適切なサイトに関する問題」が45.5%、「児童の性的被害に関する問題」が41.0%となっている。
<全員に>
Q12 あなた(保護者自身)は、インターネットの危険性に関する学習の機会があったとして、どのようなテーマが知りたいですか。この中から、あてはまるものをすべて選んでください。(いくつでも)
図表2-2-2-2-1 保護者のインターネットの危険性に関する学習テーマ (CSV形式:1KB)
学校種別にみると、「インターネット上のコミュニケーションに関する問題」(小学生の保護者:55.6%、中学生の保護者:49.2%、高校生の保護者:42.7%)、「青少年にとって不適切なサイトに関する問題」(小学生の保護者:49.7%、中学生の保護者:47.0%、高校生の保護者:39.9%)、「児童の性的被害に関する問題」(小学生の保護者:45.9%、中学生の保護者:41.9%、高校生の保護者:35.8%)では、学校種が上がるほど少なくなっている。
「プライバシー保護に関する問題」(小学生の保護者:51.6%、中学生の保護者:47.0%、高校生の保護者:48.9%)、「セキュリティに関する問題」(小学生の保護者:51.2%、中学生の保護者:46.4%、高校生の保護者:47.0%)では、小学生の保護者で多くなっている。
図表2-2-2-2-2 保護者のインターネットの危険性に関する学習テーマ(学校種別) (CSV形式:2KB)
(参考) 保護者のインターネットの危険性に関する学習テーマ(学校種別)【調査員回収】 (CSV形式:2KB)
(参考) 保護者のインターネットの危険性に関する学習テーマ(学校種別)【郵送回収】 (CSV形式:1KB)
(参考) 保護者のインターネットの危険性に関する学習テーマ(学校種別)【Web回収】 (CSV形式:2KB)
(3)保護者のインターネットの危険性に関する学習内容や形式
回答した全ての保護者(3,445人)に、インターネットの危険性に関する学習について、どのような内容・形式で行われるのが良いかを聞いた結果、「インターネットに関するトラブルについて、実例を紹介してほしい」が65.3%と最も多く、次いで「インターネットに関するトラブルについて、対策を紹介してほしい」が62.8%、「後でいつでも読める資料配布形式が良い」が30.3%となっている。
<全員に>
Q13 あなた(保護者自身)はインターネットの危険性に関する学習について、どのような内容・形式で行われるのが良いと思いますか。この中から、あてはまるものをすべて選んでください。(いくつでも)
図表2-2-2-3-1 保護者のインターネットの危険性に関する学習内容や形式 (CSV形式:2KB)
学校種別にみると、「インターネットに関するトラブルについて、実例を紹介してほしい」(小学生の保護者:68.5%、中学生の保護者:65.7%、高校生の保護者:61.6%)では、学校種が上がるほど少なくなっている。
「インターネットに関するトラブルについて、対策を紹介してほしい」(小学生の保護者:62.1%、中学生の保護者:64.6%、高校生の保護者:61.4%)、「後でいつでも読める資料配布形式が良い」(小学生の保護者:29.7%、中学生の保護者:29.4%、高校生の保護者:31.8%)、「インターネットのトラブルについて、幅広く説明してほしい」(小学生の保護者:24.5%、中学生の保護者:26.7%、高校生の保護者:26.8%)では、大きな差はみられない。
図表2-2-2-3-2 保護者のインターネットの危険性に関する学習内容や形式(学校種別) (CSV形式:2KB)
(参考) 保護者のインターネットの危険性に関する学習内容や形式(学校種別)
【調査員回収】 (CSV形式:2KB)
(参考) 保護者のインターネットの危険性に関する学習内容や形式(学校種別)
【郵送回収】 (CSV形式:2KB)
(参考) 保護者のインターネットの危険性に関する学習内容や形式(学校種別)
【Web回収】 (CSV形式:2KB)
(4)保護者のフィルタリングの認知度
回答した全ての保護者(3,445人)に、この調査に答えるまで、フィルタリングとは何かを知っていたか聞いたところ、「知っていた」が56.2%、「なんとなく知っていた」が36.7%であり、合わせると「知っていた(計)」は92.9%である。「まったく知らなかった」は、6.8%となっている。
平成21年度以降の調査結果と比べると、平成21年度から平成23年度にかけては「知っていた」は増加傾向にあり、平成24年度以降は減少傾向となっている。平成29年度(60.3%)から平成30年度(56.2%)では4.1ポイント減少している。
「なんとなく知っていた」は平成23年度以降は増加傾向となっている。平成29年度(32.9%)から平成30年度(36.7%)では3.8ポイント増加している。
学校種別にみると、「知っていた」は、小学生の保護者が48.5%、中学生の保護者が57.2%、高校生の保護者が62.2%となっており、学校種が上がるほど多くなっている。
<全員に>
Q14 あなた(保護者自身)は、この調査に答えるまで、フィルタリングとは何かを知っていましたか。この中から、1つだけ選んでください。
図表2-2-2-4-1 保護者のフィルタリングの認知度 (CSV形式:1KB)
図表2-2-2-4-2 保護者のフィルタリングの認知度(学校種別) (CSV形式:1KB)
(参考) 保護者のフィルタリングの認知度(学校種別)【調査員回収】 (CSV形式:1KB)
(参考) 保護者のフィルタリングの認知度(学校種別)【郵送回収】 (CSV形式:1KB)
(参考) 保護者のフィルタリングの認知度(学校種別)【Web回収】 (CSV形式:1KB)