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第2部 調査の結果(第1章 第2節)

第1章 青少年調査の結果

第2節 家庭のルールやインターネットの危険性に関する学習状況

(1)インターネット利用上の家庭のルール

(a)家庭のルールの有無

インターネットを使っている青少年(3,452人)に、家庭では、インターネットの使い方について何かルールがあるかを聞いた結果、「ルールを決めている」は64.8%、「ルールを決めていない」は29.1%である。

令和元年度の調査結果と比べると、「ルールを決めている」と答えた比率は、令和元年度(60.7%)から令和2年度(64.8%)では4.1ポイント多くなっている。

学校種別にみると、「ルールを決めている」と答えた者の割合は、小学生が80.3%、中学生が71.2%、高校生が42.9%となり、学校種が上がるほど少なくなる。

性・学校種別にみると、「ルールを決めている」は、小学生(男子:80.0%、女子:80.6%)、中学生(男子:70.5%、女子:71.9%)では男女で大きな差はみられないが、高校生(男子:40.8%、女子:44.9%)では、男子より女子の方が多い。

性・年齢別にみると、「ルールを決めている」は男女ともに年齢が低い方が多く、男子は10歳~13歳、女子は10歳~14歳では70%以上を占めている。

< Q1-1で「1 はい 」(インターネットを利用している)と 回答した方に >

〔回答票8〕
Q6-1
 あなたの家では、インターネットの使い方について、何か家庭でルールを決めていますか。(1つだけ

図表2-1-2-1a-1 家庭のルールの有無(性・学校種別) (CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

家庭のルールの有無(性・学校種別)

※ 家庭のルールについての質問形式は、平成26年度から平成29年度までは「青少年に調査した15機器のうち、いずれかの機器でのインターネットを利用している」と回答した青少年に、ルールの「内容」について複数回答で問う設問であり、平成30年度以降の「家庭のルールの有無」を問う設問と相違があるため、平成29年度以前の調査結果とは直接比較できない。

図表2-1-2-1a-2 家庭のルールの有無(性・年齢別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

家庭のルールの有無(性・年齢別)

※家庭のルールについての質問形式は、平成26年度から平成29年度までは「青少年に調査した15機器のうち、いずれかの機器でのインターネットを利用している」と回答した青少年に、ルールの「内容」について複数回答で問う設問であり、平成30年度以降の「家庭のルールの有無」を問う設問と相違があるため、平成29年度以前の調査結果とは直接比較できない。

インターネットに関する啓発や学習の経験の有無の回答(第1章 第2節(2))別にみると、インターネットの使い方について、「ルールを決めている」は、小学生、中学生、高校生のいずれも、啓発や学習の経験があると回答した青少年(小学生:81.6%、中学生:72.2%、高校生:44.5%)の方が、啓発や学習の経験はないと回答した青少年(小学生:72.8%、中学生:55.1%、高校生:20.4%)より多い。

図表2-1-2-1a-3 家庭のルールの有無(啓発学習経験・学校種別) (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

家庭のルールの有無(啓発学習経験・学校種別)

(b)家庭のルール内容

家庭でインターネットの使い方についてルールを決めていると答えた青少年(2,237人)に、ルールの内容を聞いた結果、「利用する時間」が71.7%と最も多く、次いで「困ったときにはすぐに保護者に相談する」が45.1%、「ゲームやアプリの利用料金の上限や課金の利用方法」が42.7%、「利用するサイトやアプリの内容」が36.2%、「利用する場所」が34.9%、「利用者情報が漏れないようにしている」が27.7%である。

令和元年度の調査結果と比べると、「利用する時間」は令和元年度(75.7%)から令和2年度(71.7%)で4.0ポイント減少しているが、それ以外のルールはいずれも令和元年度から増加している。

<Q6-1で「1 はい 」(家庭でルールを決めている)と 回答した方に>

〔回答票9〕
Q6-2
 この中から、あなたの家庭で決めている「インターネットの使い方のルール」にあてはまるものを、すべてえらんでください。(いくつでも

図表2-1-2-1b-1 家庭のルール内容 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

家庭のルール内容

図表2-1-2-1b-2 家庭のルール(平成26年度~平成29年度調査) (CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

家庭のルール(平成26年度~平成29年度調査)

※家庭のルールについての質問形式は、平成26年度から平成29年度までは「青少年に調査した15機器のうち、いずれかの機器でのインターネットを利用している」と回答した青少年に、ルールの「内容」について複数回答で問う設問であり、平成30年度以降の設問と相違があるため、平成29年度以前の調査結果とは直接比較できない。

性・学校種別にみると、「利用する時間」は、小学生(男子:84.1%、女子:82.3%)、中学生(男子:73.4%、女子:71.2%)、高校生(男子:52.1%、女子:49.6%)のいずれも、男女で大きな差はみられない。

「困ったときにはすぐに保護者に相談する」は、小学生(男子:38.5%、女子:48.5%)、中学生(男子:38.3%、女子:52.6%)、高校生(男子:42.9%、女子:51.3%)のいずれも、男子より女子の方が多い。

「ゲームやアプリの利用料金の上限や課金の利用方法」は、小学生(男子:44.1%、女子:32.8%)では女子より男子の方が多いが、中学生(男子:46.0%、女子:42.7%)、高校生(男子:47.5%、女子:46.3%)では、男女で大きな差はみられない。

性・年齢別にみると、「利用する時間」は男女ともに年齢が低い方が多く、男子は10歳~13歳では80%以上を占めている。女子は10歳~11歳では80%以上、12歳~14歳では70%以上を占めている。

図表2-1-2-1b-3 家庭のルール内容(平成26年度~平成29年度調査)
(性・学校種別、性・年齢別)
 (CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

家庭のルール内容(平成26年度~平成29年度調査)(性・学校種別、性・年齢別)

(2)インターネットに関する啓発や学習の経験

(a)啓発や学習の経験の有無

回答した全ての青少年(3,605人)に、インターネットの危険性について説明を受けたり学んだりしたことがあるかを聞いた結果、「説明を受けたり学んだりしたことがある」は86.5%、「説明を受けたり学んだりしたことはない」は8.5%である。

令和元年度の調査結果と比べると、大きな変化はみられない。

<全員に>

〔回答票10〕
Q7-1
 あなたは、青少年に不適切なサイト(出会い系サイトやアダルトサイトなど)やネットいじめの問題など、インターネットの危険性(きけんせい)について、これまで説明を受けたり学んだりしたことがありますか。(1つだけ

図表2-1-2-2a-1 啓発や学習の経験の有無 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

啓発や学習の経験の有無

※インターネットに関する啓発や学習についての質問形式は、平成29年度までは「青少年に調査した15機器のうち、いずれかの機器でのインターネットを利用している」と回答した青少年に、啓発や学習の「内容」について複数回答で問う設問であり、平成30年度以降の「啓発や学習の有無」を問う設問と相違があるため、平成29年度以前の調査結果とは直接比較できない。

学校種別にみると、「説明を受けたり学んだりしたことがある」と答えた者の割合は、小学生が75.6%、中学生が90.8%、高校生が92.2%であり、学校種が上がるほど多くなり、中学生以上では90%を占めている。

性・学校種別にみると、「説明を受けたり学んだりしたことがある」は、小学生(男子:70.4%、女子:80.9%)は男子より女子の方が多いが、中学生(男子:90.2%、女子:91.5%)、高校生(男子:91.9%、女子:92.4%)では男女で大きな差はみられない。

性・年齢別にみると、「説明を受けたり学んだりしたことがある」は男女ともに年齢が高い方が多く、男子は13歳と15歳以上で、女子は13歳以上で90%以上を占めている。

図表2-1-2-2a-2 啓発や学習の経験の有無(性・学校種別、性・年齢別) (CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

啓発や学習の経験の有無(性・学校種別、性・年齢別)

※インターネットに関する啓発や学習についての質問形式は、平成29年度までは「青少年に調査した15機器のうち、いずれかの機器でのインターネットを利用している」と回答した青少年に、啓発や学習の「内容」について複数回答で問う設問であり、平成30年度以降の「啓発や学習の有無」を問う設問と相違があるため、平成29年度以前の調査結果とは直接比較できない。
(b)啓発や学習の機会

インターネットの危険性について説明を受けたり学んだりしたことがあると答えた青少年(3,120人)に、啓発や学習の機会を聞いた結果、「学校・幼稚園・保育園等」が95.2%と最も多く、次いで「親(保護者)」が35.4%、「テレビや本・パンフレットなど」が15.8%である。

平成30年度以降の調査結果と比べると、「親(保護者)」が増加傾向にある。

<Q7-1で「1 はい 」(説明を受けたり学んだりしたことがある)と 回答した方に>

〔回答票11〕
Q7-2
 この中から、説明を受けたり学んだりした機会として、あてはまるものをすべてえらんでください。(いくつでも

図表2-1-2-2b-1 啓発や学習の機会 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

啓発や学習の機会

性・学校種別にみると、「学校・幼稚園・保育園等」は、小学生(男子:89.4%、女子:91.7%)、中学生(男子:96.7%、女子:97.0%)、高校生(男子:96.8%、女子:97.0%)のいずれも男女で大きな差はみられない。

「親(保護者)」は、小学生(男子:44.2%、女子:54.8%)、中学生(男子:30.8%、女子:40.7%)では男子より女子の方が多いが、高校生(男子:22.4%、女子:23.7%)では男女で大きな差はみられない。

性・年齢別にみると、「親(保護者)」は男女ともに年齢が低い方が多く、男子は10歳~13歳では30%以上、14歳以上では30%未満となる。女子は10歳~13歳では40%以上、14歳以上では40%未満となる。

図表2-1-2-2b-2 啓発や学習の機会(性・学校種別、性・年齢別) (CSV形式:2KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

啓発や学習の機会(性・学校種別、性・年齢別)

図表2-1-2-2b-3 インターネットに関する啓発や学習の経験
(平成21年度~平成29年度調査)(性・学校種別、性・年齢別)
 (CSV形式:4KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

インターネットに関する啓発や学習の経験(平成21年度~平成29年度調査)(性・学校種別、性・年齢別)

※1 「兄弟・姉妹から教えてもらった」は平成26年度新設項目のため平成25年度以前のデータは存在しない
※2 「機器の購入時に販売員に説明してもらった」は平成21年度~平成25年度の選択肢は「携帯電話を買った時に店員に説明してもらった」
※3 「機器の購入時に資料をもらった」は平成26年度新設項目のため平成25年度以前のデータは存在しない

図表2-1-2-2b-3 インターネットに関する啓発や学習の経験
(平成21年度~平成29年度調査)(性・学校種別、性・年齢別)(続き)
 (CSV形式:4KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

インターネットに関する啓発や学習の経験(平成21年度~平成29年度調査)(性・学校種別、性・年齢別)(続き)

※1 「兄弟・姉妹から教えてもらった」は平成26年度新設項目のため平成25年度以前のデータは存在しない
※2 「機器の購入時に販売員に説明してもらった」は平成21年度~平成25年度の選択肢は「携帯電話を買った時に店員に説明してもらった」
※3 「機器の購入時に資料をもらった」は平成26年度新設項目のため平成25年度以前のデータは存在しない

図表2-1-2-2b-3 インターネットに関する啓発や学習の経験
(平成21年度~平成29年度調査)(性・学校種別、性・年齢別)(続き)
 (CSV形式:3KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

インターネットに関する啓発や学習の経験(平成21年度~平成29年度調査)(性・学校種別、性・年齢別)(続き)

※1 「兄弟・姉妹から教えてもらった」は平成26年度新設項目のため平成25年度以前のデータは存在しない
※2 「機器の購入時に販売員に説明してもらった」は平成21年度~平成25年度の選択肢は「携帯電話を買った時に店員に説明してもらった」
※3 「機器の購入時に資料をもらった」は平成26年度新設項目のため平成25年度以前のデータは存在しない
(c)啓発や学習の内容

インターネットの危険性について説明を受けたり学んだりしたことがあると答えた青少年(3,120人)に、インターネットの危険性について説明を受けたり学んだりした内容を聞いた結果、「インターネット上のコミュニケーションに関する問題」が79.7%と最も多く、次いで「プライバシー保護に関する問題」が61.8%、「児童の性的被害に関する問題」が50.8%、「インターネットの過度の利用に関する問題」が49.7%、「セキュリティに関する問題」が39.2%である。

平成30年度以降の調査結果と比べると、「インターネット上のコミュニケーションに関する問題」が増加傾向にある。

<Q7-1で「1 はい 」(説明を受けたり学んだりしたことがある)と 回答した方に>

〔回答票12〕
Q8
 あなたは、インターネットの危険性(きけんせい)について、どのような内容の説明を受けたり学んだりしたことがありますか。この中から、説明を受けたり学んだりしたものとして、あてはまるものをすべてえらんでください。(いくつでも

図表2-1-2-2c-1  啓発や学習の内容 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

啓発や学習の内容

学校種別にみると、いずれの選択肢も学校種が上がるほど多くなり、「インターネット上のコミュニケーションに関する問題」は、小学生では68.1%だが、中学生が82.9%、高校生が85.6%と学校種が上がるほど多くなる。

性・学校種別にみると、「インターネット上のコミュニケーションに関する問題」は、小学生(男子:65.4%、女子:70.6%)、中学生(男子:81.6%、女子:84.2%)、高校生(男子:83.8%、女子:87.3%)のいずれも男子より女子の方が多い。

図表2-1-2-2c-2  啓発や学習の内容(性・学校種別、性・年齢別) (CSV形式:3KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

啓発や学習の内容(性・学校種別、性・年齢別)

(3)インターネットの危険性に関する学習テーマ

回答した全ての青少年(3,605人)に、インターネットの危険性に関する学習テーマを聞いた結果、「セキュリティに関する問題」が29.5%と最も多く、次いで「プライバシー保護に関する問題」が24.5%、「インターネット上のコミュニケーションに関する問題」が23.4%、「新しい機器やサービスに関する情報、危険性」が21.3%である。

なお、「特に知りたいことはない」は35.1%である。

平成30年度以降の調査結果と比べると、「プライバシー保護に関する問題」「インターネット上のコミュニケーションに関する問題」「フィルタリングの必要性や有効性」などは増加傾向にある。

<全員に>

〔回答票13〕
Q9
 あなたは、インターネットの危険性(きけんせい)に関する学習の機会があったとして、どのようなテーマが知りたいですか。あてはまるものを、すべてえらんでください。(いくつでも

図表2-1-2-3-1  インターネットの危険性に関する学習テーマ (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

インターネットの危険性に関する学習テーマ

学校種別にみると、「特に知りたいことはない」は、小学生では43.8%だが、中学生では32.3%、高校生では29.5%と少ない。

性・学校種別にみると、「特に知りたいことはない」は、小学生(男子:47.1%、女子:40.5%)、中学生(男子:34.8%、女子:29.8%)、高校生(男子:34.1%、女子:24.7%)のいずれも女子より男子の方が多い。

図表2-1-2-3-2  インターネットの危険性に関する学習テーマ(性・学校種別、性・年齢別) (CSV形式:3KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

インターネットの危険性に関する学習テーマ(性・学校種別、性・年齢別)

(4)インターネットの危険性に関する学習内容や形式

回答した全ての青少年(3,605人)に、インターネットの危険性に関する学習について、どのような内容・形式で行われるのが良いと思うかを聞いた結果、「インターネットに関するトラブルについて、実例を紹介してほしい」が48.0%、「インターネットに関するトラブルについて、対策を紹介してほしい」が44.6%と多く、次いで「短時間で説明してほしい」が33.3%、「映像教材の視聴形式が良い」が33.1%、「インターネットのトラブルについて、詳しく解説してほしい」が22.8%である。

平成30年度以降の調査結果と比べると、「インターネットに関するトラブルについて、実例を紹介してほしい」「短時間で説明してほしい」などは増加傾向にある。

<全員に>

〔回答票14〕
Q10
 あなたはインターネットの危険性(きけんせい)に関する学習について、どのような内容・形式で行われるのが良いと思いますか。あてはまるものを、すべてえらんでください。(いくつでも

図表2-1-2-4-1  インターネットの危険性に関する学習内容や形式 (CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

インターネットの危険性に関する学習内容や形式

学校種別にみると、「短時間で説明してほしい」は、小学生が26.7%、中学生が34.3%、高校生が38.8%と学校種が上がるほど多くなる。

「スマートフォン等を活用した機器体験型形式が良い」も同様で、小学生が13.5%、中学生が19.7%、高校生が22.8%と学校種が上がるほど多くなる。

図表2-1-2-4-2  インターネットの危険性に関する学習内容や形式(性・学校種別、性・年齢別) (CSV形式:3KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

インターネットの危険性に関する学習内容や形式(性・学校種別、性・年齢別)

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