第2章 高齢社会対策の実施の状況 

(3)介護サービスの充実
ア 必要な介護サービスの確保
 介護サービス基盤については、特別養護老人ホーム等の整備を計画的に行うとともに、サテライト方式によるデイサービス(特別養護老人ホーム等を経営している法人が民家等を借り上げ、これを改修しいわば出張所として行われる通所介護)の推進を図るため、民家改修経費についての支援を行っている。
 また、地方公共団体が、創意工夫をいかしながら身近な生活圏域でのサービス基盤の整備ができるよう、地域介護・福祉空間整備等交付金制度を創設した。
 福祉用具、住宅改修については、介護支援専門員等に対して福祉用具・住宅改修に関する知識の付与を目的とした研修を行うとともに、介護実習・普及センターや在宅介護支援センター等を活用し、福祉用具・住宅改修に関する相談援助・情報提供等を行うことにより、適切な普及の促進を図っている。
 また、福祉用具の選択・活用に関する情報を広く提供するため、福祉用具・住宅改修の利用事例、車いすや特殊寝台の選び方、介護保険給付対象福祉用具の寸法や機能等を示した商品情報をデータベース化し、これらの情報を利用者や介護支援専門員等がインターネットで検索できるシステムを、平成16年4月から運用している。

 

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