第1章 高齢化の状況
第2節 高齢者の姿と取り巻く環境の現状と動向
5 高齢者の社会参加活動
○自主的なグループ活動に参加したことがある高齢者は約6割
- 60歳以上の高齢者の61.0%は何らかのグループ活動に参加したことがあり、その割合は20年前と比べて18.7ポイント増加(図1-2-23)。
- 自主的なグループ活動に参加している高齢者の、活動全体を通じて参加してよかったことは、「新しい友人を得ることができた」(48.8%)が最も多く、次いで「生活に充実感ができた」(46.0%)、「健康や体力に自信がついた」(44.4%)の順となっている(図1-2-24)。
- 高齢者が参加したい団体をみると「趣味のサークル・団体」(31.5%)が最も多く、次いで「健康・スポーツのサークル・団体」(29.7%)となっている。また、参加している団体をみると、「町内会・自治会」(26.7%)が最も多く、約4人に1人が参加している(図1-2-25)。
○高齢者の学習活動
- 高齢者の生涯学習(人々が、生涯のいつでも、どこでも、自由に行う学習活動のことで、学校教育や、公民館における講座等の社会教育などの学習機会に限らず、自分から進んで行う学習やスポーツ、文化活動、趣味、ボランティア活動などにおけるさまざまな学習活動のこと)への参加状況についてみると、この1年くらいの間に生涯学習をしたことのある人は、60代以上で5割以上であった。内容は、「健康・スポーツ」が60代で31.7%、70歳以上で28.8%と最も多い(図1-2-26)。
○約6割の高齢者が若い世代との交流に参加したいと考えている。
- 高齢者の若い世代との交流の機会への参加意向についてみると、「積極的に参加したい」「できるかぎり参加したい」と回答した人の合計は平成25(2013)年度で59.9%となっており、10年前に比べると7.2ポイント増加している(図1-2-27)。